金型加工、IoTで効率化 オムロンが実証実験公開 – 京都新聞



振動センサーで切削による抵抗値を把握し、金型の加工時間短縮に結び付けている装置(草津市・オムロン草津事業所)
振動センサーで切削による抵抗値を把握し、金型の加工時間短縮に結び付けている装置(草津市・オムロン草津事業所)

 オムロンは20日、多様なモノがインターネットにつながる「IoT」を工場自動化(FA)に活用するため、草津事業所(草津市)で行っている実証実験を報道陣に公開した。生産性向上を目指す事業戦略の一環で、金型の加工を効率化する新技術をアピールした。

 公開したのは、金型を切削する工具を長持ちさせ、加工時間を短縮する技術。これまでは熟練工員の経験や勘で工具を動かす速さを調節していたが、振動センサーによって加工時のわずかな抵抗を数値化し、抵抗値が高くなるとコントローラーで切削スピードを緩める制御を行う。従来に比べ工具の摩耗量が20%減り、加工時間は40%短縮したという。

 オムロンは、センサーで機械の動きや電流の変化などを検出してデータで可視化し、異変の兆候をつかんだり、装置を即座に制御したりする技術の開発を進めている。10月からは他社製品を含む多様なFA機器の情報を収集、分析する工場向けサービスも始めた。

 製造現場のIoT導入支援に向け、FA機器の状態を常時監視するセンサーなど4種類の新製品も同日発表した。モーターの振動や冷却水の流量などを「見える化」し、装置の故障防止や生産の効率化を後押しする。29日から順次販売する。

【 2017年11月20日 22時40分 】

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