クラリス! 映画史に残る残虐描写「ハンニバル」(2001年) – 産経ニュース



 今年、日本を震撼(しんかん)させた一つが、神奈川県座間市のアパートから9人の切断遺体が見つかった事件です。

 被害者は東京都や横浜市など1都4県に住む15~26歳ですが、死体遺棄容疑で逮捕された男は、短文投稿サイト「ツイッター」上で自殺を望む女性を探し、連絡を取っていたほか、自殺志願者が集う「自殺サイト」で被害者と接触していた可能性も指摘されています。

 殺害した9人分の頭部を自宅アパートに保管するなど、かつてない猟奇的な事件とあって、事件の全容解明に大きな注目が集まっているのですが、個人的には、あのサイコホラーの「ハンニバル」(リドリー・スコット監督、2001年)に現実が追いついてきたような気がして、恐ろしくなりました。

 「羊たちの沈黙」(ジョナサン・デミ監督、1991年)で、映画史上、最も恐ろしい犯罪者の名をほしいままにした猟奇殺人鬼の元精神科医、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)が、本作でさらなる猟奇犯罪に走ります。

 女性を誘拐・殺害し、死体からはぎ取った皮膚で服を作るという「バッファロー・ビル事件」から10年。

 米ボルティモアの大富豪で、レクター博士の猟奇犯罪の被害者でもあるメイスン(ゲイリー・オールドマン)は、刑務所から脱獄し、自由の身になった彼に報復するため、彼の行方を追っていました。

 そんななか、メイスンは、当時レクターと接触していた米連邦捜査局(FBI)の特別捜査官クラリス(ジュリアン・ムーア)が、麻薬捜査の大失敗で窮地(きゅうち)に陥っていることを知ります。

 政財界に大きな影響力をもつメイスンは、司法省のポール(レイ・リオッタ)を使い、クラリスをレクターの捜査に復帰させようとたくらみます。そして、イタリアのフィレンツェに潜伏していたレクター博士はわなとも知らず、クラリスとの接触を試みるのですが…。

 前作でクラリス役を熱演し、アカデミー賞の主演女優賞に輝いたジョディ・フォスターが「同じ役は2度演じない」とのポリシーでクラリス役を断り、映画ファンはがっかり…。

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