LGディスプレー、有機EL照明で自動車市場参入 – 日本経済新聞



 【ソウル=山田健一】韓国LGディスプレーは8日、有機ELを活用した次世代照明で自動車市場に参入すると発表した。第1弾として独高級車メーカー、ダイムラーと契約した。LGは生産能力を従来の30倍に増やし、日独の自動車大手に供給を目指す。有機EL照明市場は2026年に約2500億円になるとの予測がある。有機ELテレビに次いで照明市場でも首位固めを急ぐ。

 有機EL照明は基板の上に有機物の層を重ねる構造で面全体が光る。薄く軽量で曲げられる特徴があり、デザインの柔軟性に優れることから、クルマの印象を左右するテールランプなどへの搭載が増える見通しだ。

 LGディスプレーはダイムラーとの実績をテコに独BMWと独フォルクスワーゲン(VW)の高級車に採用を見込む。日本メーカーに対してもランプ大手の小糸製作所を通じて供給を目指す。3年以内に年間売上高2000億ウォン(約200億円)の事業に育てる。

 LGはこのほど、韓国中部の亀尾(グミ)で、第5世代(1100ミリ×1250ミリ)の基板を月1万5千枚生産できる量産ラインを稼働させた。投資額は約1500億ウォン(約150億円)。テレビ向けのラインを照明向けに転用したもよう。パク・ソンス常務は「曲がる有機EL照明のラインを本格的に稼働したのは当社だけ」と強調する。

 有機EL照明については、日本のコニカミノルタパイオニアが共同出資会社を設立し、車載市場に攻勢をかける構え。車載市場に強い独オスラムを含め、成長市場を巡る競争が本格化する。




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