LIFE STYLEが360度VR動画クリエーターの養成講座、コンテンツ不足解消狙う – ITpro



 VR(仮想現実)コンテンツ制作ベンチャーのLIFE STYLEは2017年4月13日、同分野のクリエーターを養成する専門講座を開設すると発表した。アクションカメラの「GoPro」開発企業が提供する研修プログラムを基に、360度VR動画や撮影機材の基礎知識、制作技術、作例などを学習。受講後は米GoProの提供する認定資格を取得することを目指す。良質なコンテンツの作り手を増やすことでVR市場を活性化し、同社の事業拡大につなげる。

 「VRクリエイターアカデミー」の名称で、5月に開講する。360度VR動画制作を指導するための認定資格「Kolor GoPro認定トレーナー」取得者2人が、講師を務める。同資格は米GoProの子会社である仏Kolor GoProが運営するもので、三つあるレベルのうち認定トレーナーは最上位。フランスにあるKolor GoProのVRソフト開発拠点で講習と試験を受ける必要があり、世界で14人しか取得していない。

LIFE STYLEの永田雅裕社長

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 「VRを体験するハードが整ってきたが、コンテンツの作り手が市場に不足している。クリエーティブな作品と優秀なクリエーターを増やすことが、市場拡大のカギだ」。LIFE STYLEの永田雅裕社長は、養成講座を開く狙いをこう説明する。

 新設するアカデミーでは、Kolor GoPro認定資格のうち360度VR動画を効率的に作れるスキルを認定する「レベル2」の取得を目指す。360度動画の撮影、編集作業、撮影機材や制作ソフトの使い方などを学ぶ。例えば360度VR動画は複数のカメラで撮影した動画をつなぎ合わせて全方位の動画とする「スティッチ」と呼ぶ編集が必要になる。既存の動画と異なる360度VR動画ならではの特徴や技術、さらには創造性やメッセージ性の高い動画の制作スキルを学ぶ。受講後はレベル2の試験を受ける。

 講座は全4日間で、受講料は39万円(税別)。映像制作会社や個人の動画クリエーターをはじめ、企業や自治体、メディアなどの受講を想定する。1年間で300人の認定資格合格者の輩出を目指す。

 講座開設に先立ち、同社は360度VR動画の作り手と制作を依頼する企業をマッチングするWebサイトを開設済み。Webブラウザー上で利用できる制作ツールも販売している。養成講座で育成した人材が仕事をしやすい環境を整えてコンテンツの質と量を充実させ、同社事業の成長につなげる。




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