あの「チェキ」がデジタルカメラ化 その功罪は?(日経トレンディネット)



 富士フイルムが「チェキ」の新製品「instax SQUARE SQ 10」(以下、SQ10)を発表した。チェキといえば、若年層を中心に人気のインスタントカメラだが、SQ10はチェキで初めてデジタル技術を採用。使い勝手が向上したほか、明るさや色合いを調整する機能を備えた。フィルムは従来の長方形ではなく、インスタグラムやかつてのポラロイドと同じ1:1比率のスクエア(正方形)フォーマットを採用する。手間はかかるが、デジカメやスマホで撮影した写真もプリントできる。日ごろSNSを活用している人や写真趣味層など、写真にこだわりを持つ人が魅力を感じる製品に仕上げた。

【関連画像】デジカメの黎明期の1999年に富士フイルムが発売したチェキ一体型デジカメ「FinePix PR21 Princam」(左)の再来といえる新世代チェキ「instax SQUARE SQ 10」(右)

●デジタル化で確実なフレーミングができ、プリントしたい写真だけを出力できる

 SQ10の最大の特徴といえるのが、カメラ部分がデジカメであること。つまり、レンズからの光を直接フィルムに焼き付けるのではなく、デジタルで撮影した写真を内蔵プリンターで出力する形となる。このスタイルは、従来のチェキにはないさまざまなメリットが存在する。

 まず、背面の液晶モニターでライブビューを確認しながら撮れるので、確実なフレーミングができることが挙げられる。従来のチェキが搭載するのぞき穴式の光学ファインダーはパララックス(視差)が大きく、ファインダーで見えた像と実際に撮影できる写真にズレが生じることが多い。SQ10はその欠点がなく厳密にフレーミングできるので、作品作りに向く。

 撮影した写真の明るさや色合いを調整する機能を搭載したうえ、気に入った写真だけをプリントできるのも見逃せないメリットといえる。従来のチェキは、シャッターを切ったら即プリントする仕様なので、失敗した写真でもフィルムを消費してしまうのが欠点だった。同じ写真を2枚以上プリントできるのも、従来のチェキにはない魅力だ。モードレバーをオートに切り替えれば、従来のチェキと同じく撮影後に即プリントすることもできる。

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