「便利だと思って」があだになる、企業特有のパソコン使用ルール(新社会人必読のITマナー「職場のPCでそれやっちゃダメ」)



 「パソコンは学生時代から身近にあり当然のように使っているから、教えなくても大丈夫だよね」。古参世代からすると、新入社員の世代はこのように見えるかもしれない。ところが実際はそうでもない。

 今どきの若者は、スマートフォンをよく使い、パソコンを使わなくなってきているとされる。学校で触れる機会があっても、知識があるとは限らない。管理者があ然とするような、故障やトラブルを招いてしまうパソコンの使い方をする新人も出てくるだろう。それらを防ぐため、管理者は新人にどのようなことを伝えておけばよいのだろうか。

「ノートPCをスマホと同じように扱ってはいけない」と念を押す

 え、そこから? と思うようなポイントが、パソコンの取り扱いだ。

 スマートフォンやタブレットは、機器内のストレージとしてフラッシュメモリーを使っている。半導体なので可動部分がなく、振動や衝撃には比較的強い。当然、軽く振り回す程度では故障はしない。

 一方、パソコンはスマートフォンやタブレットよりは慎重に扱う必要がある。特に、ハードディスク(HDD)を内蔵したPCをスマートフォンやタブレットと同じ調子で使われると危ない。

 HDDは、記録媒体として磁気ディスクを使っている。高速回転するディスクの上に、ほんのわずかな隙間を空けてヘッドを配置してデータを読み書きする。様々な安全機構を備えているとはいえ、フラッシュメモリーほどは衝撃や振動に強くない。

 電源を入れたままパソコンを持ち歩いたり、机の上に投げ出したりするといきなり故障してしまう恐れがある。パソコンを日常的に使っている人なら当たり前の「作法」が、新人には分からないかもしれない。



ノートパソコンにはHDD搭載モデルとSSD搭載モデルがある。HDDは振動に弱く、SSDはそれより若干強いとされている

(撮影:岡本 ゆかり、以下同じ)

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