タブレット端末とARで保守作業を支援、東芝情報システム – 日経テクノロジーオンライン



この記事は日経エレクトロニクス購読者/日経ものづくり購読者/日経Automotive購読者/日経テクノロジーオンライン有料会員限定ですが、
2017年10月13日までは特別に誰でも閲覧できるようにしています。

 東芝情報システム(本社川崎市)は、ARで製造現場の保守・メンテナンス作業などを支援するシステムを「FACTORY 2017 FALL」(2017年10月11~13日、東京ビッグサイト)に参考出展した。さらに利用者のARコンテンツ作成を補助するアプリケーションも開発しており、これと合わせて2017年12月に同システムを発売する予定だ。

タブレット端末で不良部品を特定

[画像のクリックで拡大表示]

作業後に報告書を出力

[画像のクリックで拡大表示]

 展示会場では制御装置の故障した基板を取り替えるデモを実施している。対象の装置にタブレッド端末のカメラをかざすと、画面上の装置の画像に、AR技術で文字や図を重ねて作業手順を示し、音声で指示を伝える。

 会場のデモでは(1)タブレットの画面上で故障した部品を指示、(2)作業者がまず触れるべき静電気除去シートを指示、(3)故障した部品の取り換えを指示、(4)最後に作業者が押すべき装置のスイッチの位置を指示、という風に進む。操作すべき個所はタブレットの画面で具体的に指定され、必要な順で表示されるため、間違えにくい。また、タブレットは手順を記録しており、全ての作業手順を進め終わると、作業報告書が自動で生成され、管理者に提出される。管理者は作業者が確実に手順をこなしたかを確認できる利点もあるという。

 同社はAR用の指示を簡単に配置、編集できる「ARコンテンツジェネレーター」、指示入れする写真の角度や明度などがARに適用できるかリアルタイムに判断する「写真マーカー撮影ツール」も製品化する。これらを使うと、利用者自身で自社設備などの保守向けのARコンテンツを手軽に作成できるとする。従来、この種のシステムを使うためには、ARコンテンツを発注する必要があり、手間と時間、コストが掛かっていた。自前でコンテンツを作れるようになれば自由度が増し、使い勝手が高めやすい。

 さらに現在、同社は電力会社と無線が届かない現場で利用できるARシステムを共同開発している。米Google社の「Tango」に対応した端末や米Microsoft社のヘッドセット「HoloLens」の空間認識技術を用いて、GPSや電子コンパスが効かない現場で作業者の往復路を誘導する。現場に到着後、作業者は作業手順をARで確認できるという。

[画像のクリックで拡大表示]

「リアルタイム・ビジュアルなフィールド保守」


こんな記事もよく読まれています





コメントを残す