スマホ好調、業績大幅改善 京都・滋賀の48社9月中間決算 – 京都新聞



 京都、滋賀に本社を置く3月期決算の上場企業(金融4社除く)48社の2017年9月中間決算は、経常利益が増益や黒字転換だった企業が3分の2にあたる32社に上った。スマートフォンや半導体関連の需要増加や海外経済の復調を追い風に、過去最高益を更新する企業も相次いだ。

 経常損益は、増益が27社(56・3%)、黒字転換が5社(10・4%)だった一方、減益は13社(27・1%)、赤字は2社(4・2%)にとどまった。減益と赤字の企業が半数を超えていた前年同期に比べると、企業業績は大幅に改善した。

 けん引役は高機能化が進むスマートフォンや、メーカーの設備投資が活発な半導体だ。NISSHAはタッチパネルに使うタッチセンサーが大手スマホに採用され、黒字転換した。TOWAもスマホ用カメラ部品の需要拡大で半導体樹脂封止装置が伸び、売上高は最高となった。半導体製造装置を扱うSCREENホールディングスや、マイコンを販売するたけびしも、最高益を達成した。

 回復基調が続く海外需要を取り込んだ企業も目立った。島津製作所は、計測・分析装置が中国を中心に伸びて過去最高益を更新。松風も、歯科材料が北米や中国で受注が増え、増収増益だった。円安も採算向上に寄与し、ニチコンやニチダイは経常増益となった。

 自動車関連も好調だった。エンジン部品を製造するサンコールやメタルアート、ねじのヤマシナはそろって経常増益だった。

 売り上げを伸ばしながら、利益面で原材料費上昇に足を引っ張られるケースも一部で見られた。ジーエス・ユアサコーポレーションは蓄電池に使う鉛、三洋化成工業はナフサの価格上昇の影響を受け、増収減益となった。

【 2017年11月15日 08時55分 】

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