iPhoneの絵文字が誕生するまで インターンシップの学生がデザイン – livedoor




 
今年2018年は、iPhoneの日本発売、そして絵文字が利用可能になって10周年の節目の年です。AppleのインターンとしてiPhone用の最初の絵文字をデザインしたアンジェラ・グズマン氏が、デザインの苦労を振り返っています。

日本発の絵文字、世界のコミュニケーション言語に

NTTドコモが開発した絵文字は、現在は「emoji」として世界中の人々のコミューケーションになくてはならない存在となっています。
 
初期の絵文字がニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品となったニュースは、日本でも大きく報じられました。
 
Appleは、iOSのバージョンアップのたびに、世界規格Unicodeで定められた新しい絵文字を追加しているほか、既存の絵文字のデザインを磨き上げています。
 
2018年には、さらに新しい絵文字が追加されると見込まれています。

世界に絵文字を広めたiPhone

10年前、欧米ではほとんど知る人もいなかった絵文字が世界に広まったのは、2008年にiPhoneが絵文字に対応してからでした。
 
グラフィックデザインを学ぶ学生だったアンジェラさんは、2008年の夏、前年に初代iPhoneを発売したばかりのAppleでのインターンシップの機会を得ました。
 
ある日、「emojiって知ってるかい?」と尋ねられるまで、その単語を知らなかったアンジェラさんのメンターとなったのは、Appleのアイコンデザイナー、レイモンドさんでした。

徹底して細部にこだわったデザイン

アンジェラさんが最初にデザインした絵文字は、婚約指輪でした。金属の表面と多面体の宝石という組み合わせは難しく、リングの部分だけを描くのに丸一日を費やしたそうです。
 
最初、慣れるとともにハイペースで絵文字を描き続けたアンジェラさんは、3カ月間で最終的に500個近くの絵文字をデザインしました。
 
ハイペースで絵文字をデザインしても、アンジェラさんたちは絵文字の細部に徹底的にこだわりました。
 

 
木目の向き、リンゴやナスの表面の斑点、ハイビスカスの葉脈、フットボールの皮の縫い目といった細部を、ピクセル単位で確認しながらデザインが進められました。
 
ちなみに、レイモンドさんは、彼がデザインしたウンチの形状をソフトクリームに流用しているそうです。

スティーブ・ジョブズのゴーサイン、そして世界へ

そして当時のAppleの最高経営責任者(CEO)、スティーブ・ジョブズ氏による確認の結果、iPhone用の絵文字にゴーサインが出されました。
 
iPhoneの絵文字は、2008年11月に公開されたiOS2.2でサポートされました。最初に日本、そして世界へと適用対象が広がり、瞬く間に世界じゅうで使われるようになりました。

「デザインは生きがい」

現在もデザイナーとして活躍するアンジェラさんは、デザインを日本語の「ikigai(生きがい)」と語っています。
 

 
インターンシップの最後の日を迎えたアンジェラさんに、「リアル絵文字」として、日本の「消しゴム」をプレゼントしてくれたレイモンドさんとは、現在も良き友人としての交流が続いているそうです。

 
 
Source:Medium via MacRumors
(hato)




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