日本株は反発へ、米テクノロジー株堅調や円高鈍化-原油市況安は重し – ブルームバーグ



7日の東京株式相場は反発する見込み。アジア株安後の米国株市場でテクノロジー株が堅調に推移したことで過度な警戒感が後退する。為替の円高の勢いが鈍化したため電機や機械など輸出関連、鉄鋼など素材株が高くなる。半面、原油市況安から鉱業や商社は安く、指数の重しとなる。

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「昨日のアジア株安後に為替相場が典型的なリスクオフの悪循環に陥っていないことや、中国上海総合指数がチャート上の下ヒゲをつけたことなどを考えると、きょうの東京株市場は少し落ち着きを取り戻す可能性がある」と述べた。昨日の大幅安により、同証予想の日経平均株価の来期PERは13.4倍と、「割安感が出てきた」と言う。

  米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の6日清算値は2万2240円と、大阪取引所の通常取引終値(2万2200円)に比べて40円高だった。きょう上昇すれば日経平均は4日ぶり反発、TOPIXは反発となる。

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  6日の米国株市場は方向感に乏しい中で、フェイスブックやマイクロソフト、アプライド・マテリアルズなどテクノロジー株が上昇。ナスダック総合指数は0.2%高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.3%高と堅調だった。アジア市場でテクノロジー株が崩れたことで需要の先行きが懸念されたものの、米国株への影響は限定的だった。

  「来年の半導体市場は需要の伸び率が鈍化する。成長セクターにとってグロースにクエスチョンが付きやすく上値が重くなるのは仕方がないが、需要は伸びるため利益は増加する。このため株価が下がれば割安感が出て、下値を拾う動きになりやすい」と、野村証の若生氏は指摘する。

  けさの為替市場はドル・円相場が1ドル=112円20銭台と、昨日夕方に111円99銭まで進んでいた円高の勢いはやや鈍化している。アジアと欧州で株安となったことで高リスク通貨を敬遠する動きが広がり、ドル指数は2週間ぶりの高水準近くで推移した。東京株市場の6日終値時点は112円08銭だった。昨日の日本株に悪影響を与えた中国上海総合指数は一時1.5%安となった後は急速に下げ渋り、0.3%安で取引を終えた。
  
  もっとも、6日のニューヨーク原油先物は前日比2.9%安の1バレル=55.96ドルと反落し、8週間ぶりの大幅安となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で、ガソリン在庫が1月以来の大幅増となったことが響いた。原油関連株は指数の上値を抑える可能性がある。

  米主要株価指数の6日終値は、S&P500種株価指数が0.01%安の2629.27、ダウ工業株30種平均が39.73ドル(0.2%)安の24140.91ドル。




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