上野を守る小学生「三ツ星カラーズ」でかわいさ成分を超充電!

人は大いなる恐怖を感じたときにこそ究極の「かわいさ」求める

2017年05月03日 17時00分更新

文● 田沢梓門/ASCII

 突然ではあるが、筆者はカマキリが苦手だ。両腕にある凶悪なフォルムの鎌はもちろんのこと、長い触覚や異様にデカイ目が本当に怖い。さらに、彼らは羽を持っている。その気になれば飛びながら恐ろしい鎌で我々を攻撃してくるだろう。なんてカマキリは凶悪なのだろうか。

イラストだとしても筆者はカマキリが怖いのだ

 ゴールデンウィークを迎えた現在の気候は暖かい。卵からカマキリが続々と孵化し始めているだろう。小さなカマキリ達がゾロゾロと道を闊歩している姿を想像しただけでも身の毛がよだつ。せっかくの大型連休なのに、カマキリの影に怯えて自宅内に篭っている読者も多いだろう。

 人は大いなる恐怖を感じたときにこそ究極の「かわいさ」求めるものだ。カマキリに対する恐怖もかき消し、日々のストレスも癒やしてくれる最高にかわいくて面白い作品がある。それは「三ツ星カラーズ」だ。

三ツ星カラーズ

 三ツ星カラーズはカツヲ先生が執筆している「月刊コミック電撃大王」連載中の漫画で、上野にアジトを構える組織「カラーズ」が上野の平和を守るために、街中を駆けまわる様子を描いた作品だ。カラーズのメンバーである3人の女子が最高にかわいいのだ。筆者はニコニコ静画で公開されている同作品を読んで、登場人物のかわいさとテンポよく挟み込まれるギャグの魅力に引き込まれ、気づけば単行本を即買いしていた。

 3月12日に開催された「電撃コミック祭2017」ではアニメ化が発表された大注目の作品だ。カマキリの恐怖を取り除きたい、もしくはかわいい女の子が登場する作品が大好きな人にぜひともおすすめしたい漫画である。まずは、カラーズのかわいすぎる3人のメンバーを紹介しよう。

髪型と衣装に要注目! カラーズのリーダー「結衣」

結衣

 「結衣」はカラーズのリーダーにしてメンバー唯一のツッコミ役だ。しかし、個性が強い2人のメンバーのギャグが高度すぎて上手くツッコめていない場面もあるが、引っ込み思案で優しい性格があってのことだろう。それがなんともいじらしい。また、作品を楽しむうえで注目すべきは時折変化する結衣の髪型や衣装である。普段とは違う結衣の新鮮なかわいらしさを感じることができる。

普段は髪をサイドに結んでいる(単行本1巻1話より)

かくれんぼで本格的な鬼の格好をするリーダーの鏡(単行本1巻4話より)

リーダーとして威厳がないからとヒゲを装着(単行本1巻8話より)

ゴムを落としてしまい、まるで別人に(単行本2巻13話より)

お団子ヘアーにも挑戦!(単行本3巻24話より)

自称かわいすぎることが弱点!「さっちゃん」

さっちゃん

 「さっちゃん」はカラーズのメンバーで一番元気なムードメーカーだ。興味がある事件や物に目をキラキラさせながら興味津々になる様子がとてもかわいい。何かにつけて「うんこ」発言をするところは非常に小学生らしい。カラーズ内で、遊びを提案をするのは大体がさっちゃんだ。

1話からしてこのフリーダム加減(単行本1巻1話より)

実際かわいすぎると思う(単行本1巻8話より)

ゲーマーで武闘派!ギャップが多すぎる「琴葉」

琴葉

 「琴葉」は黒髪ロングな美少女キャラ的なルックでありながら、かなりのゲーマーのようで常に携帯ゲーム機を持ち歩いている。なにげない日常会話にブッこむ過激発言や、トラブルを暴力で解決しようとするギャップが、琴葉のかわいらしさに奥行きを与えている。

平然とこんなことを言ってしまう琴葉に、筆者のドキドキが止まらない(単行本1巻1話より)

歪んだ思想はゲームのせいではない!(単行本1巻1話より)

切れ味抜群のギャグと丁寧に再現された上野の街並み

どんなに個性がバラバラでも3人はとても仲良しだ。「もっ もっ」という独特な食べる効果音がかわいい(単行本1巻7話より)

 商店街の大人達は「事件」という形で、カラーズにおつかいや遊びを提案してくる。3人とも事件解決にはノリノリで、こどもらしくチョロチョロとした動きがコミカルに表現されており、読んでいて心地よい。

盗難事件という言葉の響きに似合わず、3人揃って表情は晴れやか(単行本2巻19話より)

 著者であるカツヲ先生のギャグ要素の破壊力は抜群で、1話ごとのオチの切れ味も優れている。しかし、どんなに強烈なギャグでもキャラクターのかわいらしさを損なっていないところにカツヲ先生のバランス感覚の良さを感じ取れる。

 緻密に再現された上野の背景描写も三ツ星カラーズの魅力の1つだ。話は変わるが私は落語鑑賞が趣味なので、週末に結構な頻度で上野や浅草の寄席にかよっている。作品を読んでいるといくつも見覚えのある風景を確認できた。以降では作中の場面と実際の上野の街並みを紹介する。「ああ…カラーズちゃんたちが遊んでいる上野公園だあ」とニヤニヤしてながら登場人物の面影を追って筆者がシャッターを切っていたら、同行していた編集部員にとても気持ち悪るがられた。

事件解決のためにアメ横を奔走(単行本1巻1話より)

実際のアメ横商店街の様子
(単行本2巻17話より)

(単行本2巻17話より)

散々に言われている西郷隆盛像
上野恩賜公園名物のパンダポストも作中に登場する(単行本1巻3話より)

実際のパンダポスト
いつも3人にからかわれている警官「斎藤」が勤務している交番(単行本1巻7話より)

杜(もり)をイメージしたデザインが特徴の動物園前交番。現実では警官の方に迷惑をかけてはいけない
上野恩賜公園のどこかにあるというカラーズのアジト(単行本1巻2話より)

上野恩賜公園

 上野恩賜公園内は三ツ星カラーズの背景の元になったスポットが多々ある。しかし、木々が生い茂る同公園はカマキリが出没しそうで筆者にとっては恐怖でしかならない。よって、早々に公園から退却してしまった。カマキリに耐性のある読者の方は三ツ星カラーズの最大の聖地である上野恩賜公園を存分に巡って頂きたい。

漫画「三ツ星カラーズ」情報

(以下敬称略)
単行本1~3巻好評発売中!
作:カツヲ
掲載媒体:月刊コミック電撃大王
定価:各570円+税

アニメで元気に駆け回るカラーズちゃん達を早く観たい!

アニメ化記念カツヲ先生描き下ろしイラスト

 筆者は、三ツ星カラーズを読むことで、かわいすぎる登場人物と独創的なギャグに元気を分けて貰らってきた。三ツ星カラーズがアニメ化されないのならば、この世界は間違っていると思っていたほどこの作品が好きである。なので、作品のファンとしては今回のアニメ化はとても嬉しかった。

 「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズや「のんのんびより」など、登場人物のかわいらしさを見事にアニメで再現しているSILVER LINK.がアニメーション制作ということで期待は大きく膨らむ。はやく上野の街を元気に駆け回るカラーズの3人をアニメで観てみたいものだ。

アニメ「三ツ星カラーズ」情報

(以下敬称略)
【原作】
作:カツヲ(「月刊コミック電撃大王」連載)
【スタッフ】
監督:河村智之
シリーズ構成:ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン:横田拓己
アニメーション制作:SILVER LINK.
【メインキャスト】
結衣:高田憂希
さっちゃん:高野麻里佳
琴葉:日岡なつみ

■関連サイト



カテゴリートップへ