シチズン、カンパノラからケース径36mmの限定ムーンフェイズモデル登場


2017年10月17日 18時00分更新

文● ラッキー橋本/ASCII

 シチズン時計は10月16日、「CAMPANOLA(カンパノラ)」から、小ぶりなケースで「ムーンフェイズ」表示を搭載した「EC4000-11W」と「EC4000-03A」を各120本の数量限定で発売すると発表した。価格は11Wが29万1600円で、03Aが25万9200円。11月上旬から発売する。

 コレクションの中で最小だというケース径36mmの腕時計。「海と月光」をテーマをとしており、貝殻の成長線や月光が海面に映りゆれるさまをイメージした模様を文字盤全体に彫刻した。

EC4000-11W EC4000-03A

 11Wの文字盤には白蝶貝に彫刻を施して柔和な質感をだし、03Aは電気鋳造で金属ならではの抑揚のある質感を持たせたという。

 月の周期と「ヴィーナスの誕生」や「眠れるヴィーナス」といった神話をからめたストーリーも文字盤上で表現しており、ヴィーナスの表情が月齢を表すムーンフェイズ機能と連動している。

 ケースの素材はステンレスでバンドにはワニ革を使用。ガラスにはデュアル球面サファイアガラス(99% クラリティー・コーティング)を採用している。そのほかの特長はカレンダー(日付・月・曜日)、日常生活用防水、電池寿命はおよそ3年。

■関連サイト



カテゴリートップへ


シチズン時計、世界最薄2.98mmの光発電時計「Eco-Drive One」

2016年発売した記念すべき最薄モデルが装いも新たに登場

2017年10月17日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 シチズン時計は10月17日、厚みわずか2.98mmの光発電時計「Eco-Drive One(エコ・ドライブ ワン)」の新作を発表。11月3日に発売する。

 同社は2016年に「世界初のアナログ式光発電時計を発売してから40年」を記念し、厚み1.00mmのムーブメントを内包したフラッグシップモデル「エコ・ドライブ ワン」を発売した。今回新たにデザインを刷新し、ワニ革バンドを組み合わせたモデルとした。

 ケース径は39.0mmで日常生活用防水。男女を問わずにマッチするカラーリングを施した2モデルが用意され、価格はいずれも43万2000円。

シチズン時計、デイバックシリーズをイメージした「OUTDOOR PRODUCTSウオッチ」第2弾

人気のカジュアルデイバックをそのままウオッチに

2017年10月11日 16時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 シチズン時計は10月11日、米OUTDOOR PRODUCTSのデイバックシリーズをイメージした「OPPIDUM(オピダム) 4052EXPT」2サイズ8モデルを発表。11月9日に発売する。

 OUTDOOR PRODUCTSの人気デイバック「4052EXPT」をイメージしたモデル。デイバックは底部分にキャメルカラーのスウェードを使用したデザインが特長だが、ウオッチもワンポイントにキャメルカラーを固定カンに用いている。また、文字板のインデックスにもキャメルカラーを配してアクセントを付けている。

 電池交換の要らないソーラテックを採用するとともに10気圧防水を備えており、カジュアルデザインながら機能性も十分。カラーバリエーションはブラックとホワイトに加え、グリーンやネイビー、グレーなどを用意。ケース径およそ39.1mmのラージサイズと、およそ32.8mmのスモールサイズの2種。価格はいずれも1万2960円。

セイコーウオッチ、ガラスの塊のような「ガラスウオッチ」


「ISSEY MIYAKE WATCHプロジェクト」16番目のモデルとなる光のオブジェのようなウオッチ

2017年10月11日 16時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「ガラスウオッチ」

 セイコーウオッチは10月11日、ニューモデル「ガラスウオッチ」全3機種を発表。世界のISSEY MIYAKEショップならびに全国のISSEY MIYAKE WATCH取り扱い店で11月10日に発売する。

 セイコーウオッチが展開する「ISSEY MIYAKE WATCHプロジェクト」の16番目のモデルで、デザイナーは吉岡徳仁氏。ガラス素材でさまざまな立体造形を生み出す吉岡氏ならではのオブジェのようなモデル。透明なガラスの底に閉じ込められた時計の針はまるで時が止まったような静寂さを感じさせる。

手に取ると差し込む光線が輝きを放ち、まわりの風景を映し出しながら表情豊かで独創的なウオッチへと変化

 ガラスには強化処理された無機ガラスを使用。ステンレススチール製のケースは腕時計に必要な堅牢性や防水性を確保し、美しい輝きが生まれるようにひとつひとつ削り出しで加工した厚いカバーガラスでダイヤルを包み込んでいる。ストラップには、ガラス素材の冷たさと対照的な温もりを感じるカーフ(牛革)を使用し、カーフ素材はタンニンなめし、色調はオーガニック水染めと、自然な風合いを重視している。

左より「NYAH002」、「NYAH001」、「NYAH003」。NYAH002はケース素材のステンレススチールに硬質コーティングを施している

 およそ直径39×厚み15.6mmのジェンダーレスなデザインとサイズにより、男性にも女性にも楽しめる。ケースは日常生活防水。クオーツムーブメントを使用。価格は4万9680円(NYAH003およびNYAH001)/5万1840円(NYAH002)。

■関連サイト

 


カテゴリートップへ


ガーミン 高感度GPS搭載ゴルフウォッチ


2017年10月02日 12時00分更新

文● てんこもり

 ガーミンジャパンは9月29日、3つの衛星測位システムに対応したゴルフ向けのウェアラブルデバイス「Approach S60」を10月12日に発売すると発表した。

 高感度GPS搭載でグリーンまでのバックエッジ、センター、フロントエッジ、ピンの方向と残りの距離、飛距離などの正確な距離を測定。レイアップしたい場所や、ハザードまでの距離もタッチパネルをタップすることで正確な距離が表示できる。またApproachシリーズ初となる、高低差情報を考慮したヤーテージ計測が可能。正確なショットやクラブの選択に役立つとする。

 低反射液晶パネル・高解像度のフルカラーディスプレー(240×240ドット)を採用し、直射日光下でも視認性を確保できる。

 ラウンド中のショットの位置や使用クラブ、飛距離を自動的にカウント&記録できるガーミンオートショット機能も搭載。専用アプリ「Garmin Connect」を使用することでデータ分析もできる。

 バッテリーは充電式で、GPSモードが最大10時間、時計モードが最大10日間。防水機能やマルチスポーツ対応で、ゴルフ以外にランニング、サイクリング、スイミングなどにも活用可能だ。

 ディスプレーサイズは縦30.4×横30.4mmで、内蔵メモリは1GB。価格はブラックとホワイトが5万4800円で、プレミアム(セラミックベゼル、レザーバンド)が6万4800円。

■関連サイト



カテゴリートップへ


Apple Watch対抗機!? フルAndroid搭載スマートウォッチ「Look Watch」の日本上陸に期待


通話も単体で可能!

 Apple Watch Series 3で通話機能が注目されているように、スマートウォッチは単体で利用できることがこれからは求められていくのかもしれません。

 カナダのLapacが発売予定の「Look Watch」は、スマートフォンとの連携よりも単体で利用できることを重視した3G内蔵スマートウォッチ。Androidで動作するのでアプリの利用も可能な製品です。

 2017年9月にサンフランシスコで開催されたMobile World Congress Americas 2017の同社ブースで製品を実際に触ってみました。

アナログウォッチの外観をしているLook Watch

外観は質感の高い時計だが、中身はAndroid 5.1

 Look Watchのディスプレーは丸型で、1.39型400×400ドット。傷のつきにくいサファイアグラスでおおわれています。もちろんタッチパネルなので、指先での操作が可能。IP67の防水防塵に対応、質感はしっかりしていて腕時計代わりに使うことも十分できそうです。

1.39型のディスプレーを搭載、質感は高い

 OSはAndroid Wearではなく、通常のAndroid 5.1を搭載します。通話機能を搭載しているので電話アプリも内蔵。Google Playストアもプリインストールされているのでアプリの追加も可能ですが、400×400ドットの解像度にスマホ向けのアプリを入れて使うのはちょっと難しいかもしれません。このLook Watch向けのアプリが出てくるといいですね。



Androidで動作、アプリもひと通り入っている 画面上からスワイプすれば、Android端末のように設定ツールも表示される

 本体の背面にはnano SIMスロットを備えます。プラスねじでしっかり止めるので、ここから水が浸入する恐れはないでしょう。

 普段はSIMなしで使い、メインで使っているスマートフォンの電池がなくなってきたらLook WatchにSIMを入れ替える、なんて使い方もできそうです。通信方式はW-CDMAが850/1900/2100MHzとGSMに対応。そして、心拍計も搭載しています。4つ見えるピンは充電台との接続用です。

本体背面の構造。SIMスロットはねじ止め式

ビジネスやアウトドア、見守りなどのシチュエーションを想定

 さて、「Androidがそのまま動く通話可能なスマートウォッチ」は過去にもいくつか製品が登場したことがあります。

 しかし、Look Watchはそれらの製品とは違い、腕時計としても見栄えのするデザインにしているのが最大の特徴。ビジネスシーンで利用しても違和感のない製品に仕上げています。

 また、単体で通信できる機能を生かすべく、緊急時の通知機能を強化しているのです。本体の側面にはSOSボタンが見えますが、このボタンを3秒以上押し続けると、あらかじめ指定した相手に電話の発信と位置情報をSMSで通知してくれます。

本体側面のSOSボタンがLook Watchの特徴のひとつ

 それだけではなく、時計に急激な衝撃を検知した時、さらには時計を腕から外した時にも同様にSOS発信がされます。

 アウトドア利用時なら、たとえば山上りの時に崖から落ちてしまった、なんてときも、自動的にSOS発信してくれるわけです。また、年配者の方が外出先で時計をはめているのが面倒になって外してしまった、なんてときも通知してくれるのです。

 動きを感知して緊急通話と位置情報を発信してくれる機能は、単体通話が可能でGPSを内蔵したAndroid端末だからできることでしょう。

緊急通報時の画面。GPSを使った現在位置も同時に送信される

 なお、通常の通話はハンズフリーでの利用となりますが、本体左側面にはこのサイズの端末としては大きめのスピーカーを内蔵しています。

 ディスプレーは小さいものの写真や動画の再生も可能で、動画再生時にはそれなりの音量がします。超小型メディアプレーヤーとして使うのもおもしろそうです。なお、CPUはメーカー非公開の1.3GHz、メモリーは1GB、ストレージは16GBという構成です。



本体左側面にはスピーカーを備える 動画再生も可能。メディアプレーヤーとしても使えそうだ

日本での展開も検討中! MVNOから出たらおもしろいかも

 バッテリーは460mAhで1〜2日の利用が可能とのこと。気になる値段は200〜300ドルの間が想定されています。気になるグローバル展開ですが、ブース担当者によると日本への投入も検討中とのこと。

 本体のデザインはいくつかのバリエーションがありますが、ややクラシカルなスタイルなので年配者にも受け入れられそうです。MVNOキャリアが格安料金で投入するのもおもしろいかもしれません。

 使わない機能をあれもこれもと盛り込んだ製品ではなく、腕時計や活動量系として使え、しかも緊急時にも安心できるLook Watch。日本発売を楽しみにしたいところです。

スポーツタイプなどいくつかのバリエーション展開も予定している


カテゴリートップへ


シチズン、INDEPENDENTからファッションブランド「5351プール・オム」、「DRESSCAMP」とのコラボモデル発表


1970年代のシチズンの人気モデルをモチーフにしたモデルも発売される

2017年09月12日 09時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「INDEPENDENT/5351POUR LES HOMMESコラボレーションモデル」(レザーストラップ/ナイロンストラップ)

 シチズン時計は9月6日、ファッションウオッチブランド「INDEPENDENT」から、ファッションブランド「5351プール・オム」、「DRESSCAMP」とのコラボレーションした数量限定モデル、1970年代のシチズンの人気モデルをモチーフにした「INNOVATIVE line BULL HEAD」を発表した。10月5日より順次発売する。

「5351POUR LES HOMMES(5351プール・オム)」は金環食をイメージ、2つのストラップが付属

 5351プール・オムとのコラボレーション「INDEPENDENT/5351POUR LES HOMMESコラボレーションモデル」は、マットに仕上げた漆黒のケースと文字板に「金環日食」にインスパイアされたゴールドリングが浮かび上がるシックなデザイン。付属のナイロンとレザーの2つのストラップを簡単に付け替えることができる。ケースは42mm径、厚さ9.95mm(設計値)。日常生活防水でクロノグラフ付き、電池寿命2年。価格は3万240円で600本限定。10月発売。

INDEPENDENT/DRESSCAMPコラボレーションモデル

 INDEPENDENT/DRESSCAMPコラボレーションモデルは1970年代のクラッシックなケースデザインや細めの時分針、大胆なカットガラスからインスピレーションを得たデザインと現代的なバンドを採用。BLACK&GOLD配色などゴージャスな雰囲気を演出。機械式ムーブメントを採用し、スケルトンダイヤルモデルでは金色に輝く内部とてんぷを見ることができる。ケース径は42mm、厚さ14.1mm。10気圧防水で自動巻き。5モデルが用意され、各モデル400本限定で、価格はいずれも3万2400円。2018年1月の発売となる。

INNOVATIVE line BULL HEAD

 INNOVATIVE line BULL HEADは、全体的に丸フォルムの随所に四角を潜ませた「意思ある自由」をアイコニックに表現したデザイン。りゅうずをケース上部に配置している。ケース径は42mm、厚み10.8mm(設計値)。10気圧防水で電池寿命2年。白いダイヤル面の「BA7-018-11」、黒いダイヤル面「BA7-018-51」は2万1600円、黒いケースを採用する「BA7-042-51」は2万5920円。いずれも10月5日発売。

■関連サイト



カテゴリートップへ


アスキーが生放送! シチズン光発電1000m防水プロマスター開発者×Team KUROSHIOイベント


2017年07月12日 17時30分更新

文● エリコ/ASCII

7月15日16時、↑こちら↑からご覧ください!

 こんにちは、アスキーのウォッチ担当エリコです。

 3月にスイス・バーゼルで開催した時計と宝飾品の見本市「バーゼルワールド2017」で発表した、シチズンの光で発電する1000m飽和潜水用の防水ダイバーズウオッチ「プロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー」(バーゼルの記事はこちら)。

エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー1000m、28万800円

 光で発電するので、「裏蓋を開けて定期的な電池交換をする必要がない」という画期的な、1000m飽和潜水用防水ダイバーズウオッチをシチズンが世界で初めて発表し、7月7日に待望の発売を迎えました。

 現在、話題スポットのGINZA SIX内のシチズン フラッグシップストア東京では最新モデルと歴代の人気モデルを集めた「プロマスターフェア」が開催中。

 そして7月15日(土)の13時と16時には、新モデルを開発したシチズンの商品開発者と、プロマスターが応援する世界的なコンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」に挑戦中の「Team KUROSHIO」チームリーダーによるトークイベントが、東京・銀座のGINZA SIXで開催されます。

会場のシチズン フラッグシップストア東京は、GINZA SIX 1階

 会場では「挑戦」をテーマに、プロマスターの商品開発秘話やブランドヒストリー、さらに「Team KUROSHIO」の最新活動についてなど、「この場でしか聞くことができない話」が繰り広げられる予定だとか。

 なんと、アスキーのYouTubeチャンネルが、7月15日(土)16時のトークセッションを生放送することが、決定! 当日は、会場でプロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバーに過酷な実験をするらしいという企画もあるらしいです。会場に向かえない方はぜひ、生放送も楽しみにしてください。

「プロマスター」×「Team KUROSHIO」トークイベント 概要

開催日時
 7月15日(土) 第1回:13時開始 第2回:16時開始(トーク内容は同じ)
会場
 CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO(シチズン フラッグシップストア 東京)
 〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 1階
定員
 各回30名(各回開始1時間前から着席整理券を配布)
料金
 無料(予約不要)
登壇者
 「Team KUROSHIO」チームリーダー JAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)中谷 武志氏
 「プロマスター エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー」商品開発担当 シチズン時計 斎藤明洋氏
 シチズンミュージアム館長 シチズン時計 坂巻靖之氏
イベント来場特典
 7月15日~7月30日の期間中、、CITIZEN FLAGSHIP STORE TOKYO内でプロマスターを撮影し、ハッシュタグ「#promaster1000m」をつけてSNSに投稿すると、「プロマスター×Team KUROSHIO」オリジナルクリアファイルをプレゼント。

その他
 7月7日~7月30日の期間中、シチズン フラッグシップストア東京でプロマスター「エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー1000m」を購入された方にオリジナル防水バッグをプレゼント。

■関連サイト



カテゴリートップへ

カシオ魂炸裂!プロトレックスマート「WSD-F20」の開発秘話


夏のボーナスで買いたい新作腕時計特集
第3回

WSD-F20は外遊びを俄然、始めたくなるツールだ

2017年07月06日 17時00分更新

文● 飯島範久 編集●飯島恵里子/ASCII

PRO TREK Smart「WSD-F20」。「カシオらしい」文字盤デザインが豊富に用意されているのも、欲しくなる理由のひとつだ。価格は5万5080円(税込)

 時計メーカーとしてのこだわり。カシオ計算機が2016年3月に発売した、同社初のスマートウオッチ「WSD-F10」から約1年。第2弾の「WSD-F20」は、同社のアウトドアギアのブランド「PRO TREK(プロ トレック)」を冠して登場した。2層式液晶(カラー+モノクロ)の採用は従来と変わらないが、OSはAndroid Wear 2.0にバージョンアップ。そして今回の最大の特徴は、GPS機能を内蔵したことだ。スマートフォンと連携して情報を取得し表示するスマートウオッチなら、GPS情報ももちろん利用可能。しかし、苦労してでもGPSを搭載することにこだわったのは、「アウトドアウオッチ」としてのカシオの思いが詰まったものだった。オフラインで地図表示にも対応させたF20について、開発にあたった3名の方にお話を伺い、カシオが目指す真のスマートウオッチの姿が垣間見えた。

時計メーカーとしてのスマートウオッチのありかた

商品企画の責任者である新規事業開発部 企画管理室 室長 坂田勝氏

 昨年第1弾のスマートウオッチWSD-F10を開発するにあたり、市場の概況や全体を検討して「アウトドア」というひとつの着眼点にたどり着いたという。

 「当時のスマートウオッチを取り巻く市場は、『それってスマホでいいよね』という時期だったと思います。何でもできそうでも、何に使ったらいいのか良くわからない。そのような市場状況の中、カシオとしてスマートウオッチを出すのであれば、目的や用途がしっかりしたものとして出したい。そこで考えたのが、スマートフォンでは見たくても見られない、使いづらいというシーンでした。その着眼点でたどり着いた、1つの切り口としてアウトドアがあると。スマートフォンで地図を見たり情報を見たり、SNSをやったり。アウトドアだと、水辺で落としてしまったり濡れてしまったりするところでは、なかなかスマートフォンは取り出せません。登山やサイクリング、スキーなどでグローブをはめている時には、タッチ操作もできない。そのような、スマートフォンを見たくても見にくいという環境の中で、スマートフォンはリュックやザックの中に入れておいて、手元で欲しい情報をサッと見る 。そういった使い方がスマートウオッチの用途提案になるのではないかと考えました。そこで開発に着手したのがF10になります」(坂田氏)。

常に時刻が表示されていることが腕時計としての基本的な機能。その価値がスマートウオッチで失われることはありえないと、カシオは考える

 開発にあたっては、腕時計メーカーとして譲れない部分があったそうだ。「スマートウオッチは“時計”の形をしていますが、時刻が常時表示されない製品が結構あったんですね。もちろん、載せているハードウェアやシステムの都合で常時表示させてしまうと電池がなくなってしまうため、見たい時だけ時刻を表示するという手段を取っている商品もあるでしょう。でも我々時計メーカーから見ると、それって“時計”としてどうなのよ、という思いがありました。やっぱり時計って見たい時に見られるのはもちろん、ちら見とか、ふっと目を配したときでも、常に時刻がわかるという、それは100年ぐらいある腕時計の歴史で不変の価値として提供されてきましたが、その基本価値がスマートになったから失われるのはありえないと。そこも我々として考えるスマートという切り口のひとつになりました」(坂田氏)。

 最近は時刻をスマートフォンで確認する人も増えてきているが、腕時計の市場的には横ばいで、新たなスマートウオッチの到来により、むしろ市場は膨らんでいるという。「いろんなメーカーさんが参入することで、切磋琢磨していくことは非常に歓迎すべきことです。その中で、カシオとしてはしっかり価値を提供できると思っています」(水野氏)。



この特集の記事

セコム、屋外での救急対応が可能なリストバンド型ウェアラブル端末「セコム・マイドクター」


屋外での突然の転倒、意識不明に救急対応

2017年07月05日 17時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「セコム・マイドクター」

 セコムは7月5日、救急対応と健康管理を行なうリストバンド型ウェアラブル端末「セコム・マイドクター」を発表。7月7日に発売する。

 「セコム・ホームセキュリティ」のオプションサービスとして提供するもの。これまでにも「マイドクター・シリーズ」として、自宅内での安否確認サービスを提供してきたが、ウェアラブル端末の利用により、屋外で突然意識を失って転倒した場合などにセコムに救急通報を行なうことが可能となる。

屋外で急に気分が悪くなった際や、転倒して意識不明といったケースに対応

 また、装着者の活動量をもとに歩行、睡眠、食事のカテゴリーで健康をチェックして生活の改善アドバイスをスマホで行なう「健康管理」もサービスとして加わった。

活動量計として日常の健康管理も可能

 利用料金は900円。自宅への駆けつけ無料、屋外での駆けつけは1万円/回(現場急行料金、いずれも税別)。屋外での救急通報にはスマホ(iOS 10.0以上、Android 7.0以上)を併用している必要がある。

■関連サイト



カテゴリートップへ