富士電機、太陽光向け機器で海外開拓 低価格のパワコン開発 – 日刊工業新聞

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富士電機、太陽光向け機器で海外開拓 低価格のパワコン開発

(2018/1/18 05:00)

富士電機は、太陽光発電向け機器事業で2019年度に海外市場に本格参入する。直流の電気を交流に変換するパワーコンディショナー(PCS)で、価格競争力に優れた海外専…

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(2018/1/18 05:00)

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イベント空白の来週は業績と需給を徹底考察 – 会社四季報オンライン

イベント空白の来週は、再来週からの試合に備えて球筋を見極める時間に充てたい(ADWARZ / PIXTA(ピクスタ))

 東京株式市場では新年早々から流通サービス大手各社の決算発表に一喜一憂する相場が続いた。が、それも1月15日の東宝(9602)、MORESCO(5018)、メタップス(6172)、中本パックス(7811)、キャンドゥ(2698)、ティーケーピー(3479)の注目各社が発表を終えると一区切りとなる。

 来週は国内外を見渡しても取り立てて注目イベントが見当たらない。おまけに米国市場は15日が休場(キング牧師の日)だ。幕間に物色するテーマや銘柄を事前に探し出すのは難儀だ。そうなると、短期で利ザヤを稼ぐ投資家層にとっては、持ち高調整と銘柄入れ替えをするタイミングなのかもしれない。ヘッジファンドが株価と為替の指数で売りを仕掛けて、現物市場に揺さぶりをかける手口に対しても警戒が必要だろう。

 もっとも相場が調整入りすること自体は悪いことではない。押し目らしい押し目がないまま年を越した優良銘柄は数多いからだ。これらがスピード調整したほうが物色の矛先が広がってよいとも言える。さ来週23日の東京製鐵(5423)、安川電機(6506)を皮切りに12月期、3月期の決算発表シーズンが待ち構えている。それに備える意味で来週は個別の業績推移という“球筋”を見極める時間に充てたいものだ。

 では、球筋を見極める視点を考察してみたい。流通サービス大手の業績推移は明暗が分かれた。年末の書き入れ時にしっかりと稼いで好業績だったファーストリテイリング(9983)、これに対して全体では好調でも「国内コンビニの微増止まり」がショック安となったセブン&アイ・ホールディングス(3382)、アルバイトの過剰採用が重荷で前年同期比減益となったサイゼリヤ(7581)がその典型例だ。

 この3銘柄を比べるだけで、教訓めいたことに気づかされた。円安による調達コスト増と採用含めた労務費負担増が粗利益率を圧迫する状況がこれから深刻化するかもしれないことだ。原油など商品市況の高止まりも利益圧迫要因として気になる。これら難局を打破するカギは、コスト増を吸収するトップライン(売上高)の伸びに尽きる。「売上増は七難隠す」という格言を思い起こすとよいだろう。トップラインは、M&Aによる規模のメリット追求だけではなく、販価上昇や価格訴求を伴う地道な取り組みの成果が伴うほうがよいのは当然だ。

 さらに個別株の値動きで気づいたのは、上げ基調の人気株の中で売り残高より買い残高が超過した信用需給の悪化が目立ったことだ。その一方で需給が拮抗、あるいは売り残超過の銘柄も目についた。昨年11月7日~9日に付けた高値を足元で更新した好業績&好材料のモメンタム(勢いのある)銘柄に限ると、日本ユニシス(8056)、旭化成(3407)、いすゞ自動車(7202)、富士電機(6504)などが好需給だった。需給悪化銘柄は、決算見合いで材料出尽くしの売りが出る可能性がある。これに対して好需給銘柄は、踏み上げ相場の思惑が働くこともあり、下値拾いに向いているのではなかろうか。

 タイミングよく下値を小すくいすると、四半期決算の内容を好感して高値を更新するパターンは十分に期待してもよい。相場格言にある「節分天井」まで全体相場の方向感が悪化しない前提での話だが。

(『株式ウイークリー』編集長)

【市況】【杉村富生の短期相場観測】 主役はやはり、テーマ性を有する元気な“小物”! – 株探ニュース

株式評論家 杉村富生

「主役はやはり、テーマ性を有する元気な“小物”!」

●生産性革命&働き方改革がメーンテーマ!

 いや~、すごい相場である。大発会(1月4日)の日経平均株価は741円高の2万3506円と急騰した。ただ、ちょっと、“入り”が速すぎる気がする。これでは1月中旬までに息切れしてしまう(外患内憂が消えたわけではない)可能性があろう。

 箱根駅伝ではないが、ペース配分を考えないと……。もちろん、再三指摘しているように、日経平均は中・長期的にPER16.6倍(2015年6月24日の予想PER)水準の2万5100円、PER18.7倍(NY市場の予想PER)水準の2万8300円を目指す、と主張している。

 テーマ&物色面ではどうか。これは2月の節分までは2017年相場の動きが継続する。すなわち、当面はテーマ性を有する元気な“小物”が主役となろう。具体的にはヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [JQ]、サインポスト <3996> [東証M]、PKSHA Technology <3993> [東証M]、みらいワークス <6563> [東証M]など。

 政府は生産性革命と働き方改革を推進している。前述の4銘柄、およびソルクシーズ <4284> 、セレス <3696> 、SEMITEC <6626> [JQ]、ソフトウェア・サービス <3733> [JQ]などはこのテーマに沿う。

●じっくり型の長期・逆張りの投資家には……?

 このほか、カジノ関連の杉村倉庫 <9307> [東証2]、材料豊富、かつソルクシーズの親会社のSBIホールディングス <8473> 、投資会社の側面を持ち、NaITO <7624> [JQ]の親会社の岡谷鋼機 <7485> [名証]などに注目できる。

 テーマ銘柄を1年を通じてじっくり狙いたい長期・逆張りの投資家にはパワー半導体の富士電機 <6504> 、黒鉛の需要急増、市況高騰のメリットを受ける東海カーボン <5301> 、空き家対策の流れに乗るサンセイランディック <3277> などがお勧め。

 これらの銘柄は目先の値動きに一喜一憂せず、押し目を丁寧に拾ってほしい。年後半に急騰した翌年の全般相場は1~2月に波乱に陥りやすい(利食い売りが出る)ものだ。今年の大発会はまったく逆の展開になった。しかし、このまま一本調子の急伸劇は考えにくい。2018年戊戌(つちのえいぬ)相場は犬笑う!といわれる反面、犬が月を見る!との教えもある。

 犬が月を見るとは? 高望みするな、との戒めである。フルムーンを眺めるのは良い。だが、それを取ろうとは思わないことだ。さらに、一匹の犬が影に脅え(吠え)て、その声に百匹の犬が脅え(吠え)る!との格言がある。このことわざは付和雷同を避けよ、と諭している。株式投資だって同じではないか。

2018年1月4日 記

株探ニュース

富士電機、来年度の設備投資350億円 パワー半導体増産 – 日刊工業新聞

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富士電機、来年度の設備投資350億円 パワー半導体増産

(2017/12/28 05:00)

富士電機は2018年度に過去10年間で最高となる350億円規模(前年度見込み比約10%増)の設備投資を計画する。パワー半導体や、電力を制御するパワーエレクトロニ…

(残り:459文字/本文:539文字)

(2017/12/28 05:00)

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富士電機、電力制御機器で中国・大連に合弁会社 – 日本経済新聞

 富士電機は中国でインバーターなど電力制御機器のエンジニアリング事業に本格参入する。現地の冷凍空調機器大手、大連氷山集団(遼寧省)と合弁会社を設立する。富士電機は電力制御機器を通じた省エネで高い技術を持つが、中国では製品の単独販売が中心だった。大連氷山の販売網を使いエンジニアリングを含むシステムで提供し、省エネニーズを取り込む。

 このほど大連氷山との間で合弁会社設立に関する覚書を締結した。2018…

簡単IoTが描くカイゼンの進む道、大きなポイントは「OPC UA」 (1/2) – @IT MONOist


スマートファクトリーの最初の一歩「見える化」

 産業用オートメーションと計測技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2017/計測展2017 TOKYO」(2017年11月29日〜12月1日、東京ビッグサイト)では、オートメーションやスマートファクトリーに関する先進技術が示された。ただ、多くの来場者の関心を集めたのは「簡単IoTによる見える化」である。

 インダストリー4.0などへの関心からスマートファクトリー化への動きは加速しており、SCF2017ではエッジ領域でのAI活用に大きな関心が集まった(※)。ただ、現実的には「まずは見える化から」と最初の一歩を踏み出す段階の製造業も数多く存在する。

(※)関連記事:そこに“アイ”があるから、盛況のSCFと国際ロボット展

 特に中堅・中小製造業では、大企業のような大きな投資は難しく「シンプルに見える化を実現したい」というニーズは高い。これらの状況を反映して、多くの展示会場では「簡単IoTによる見える化ソリューション」が数多く登場し、多くの来場者の関心を集めた。

スモールスタートIoTを訴求したパナソニック

 パナソニックは「スモールスタートIoT」を掲げ、制御と情報を一体で扱えるPLC(プログラマブルロジックコントローラー)「FP7」を中心に、各種用途に応じたソリューションを紹介した。

 「FP7」は機械や設備の制御を行う通常のPLCの機能に加えて、情報の収集機能と蓄積機能、Webサーバ機能を搭載。集めた工程情報や機器の稼働情報をWebブラウザ経由で簡単に共有できるようになる。通常のコントローラーとしても活用可能である他、既存ラインに取り付けるだけで、「見える化」用のIoTゲートウェイとして活用することなどが可能だ。担当者は「大きな投資が難しい中小製造業を中心に需要があると考えていたが、意外に中堅企業や大企業などからも引き合いが多く驚いた」と手応えについて述べている。

 実際には、1台2役の機能だけでなく、既存ラインに後付けで設置し、Webサーバ機能だけを活用して、簡単に既存ラインの見える化を実現できる点なども好評を得ているという。Webインタフェースを簡単に作成できる機能もあり、情報共有だけであれば、手軽に低価格で実現できるとしている。

photo“1台2役”のPLC「FP7」(右)と、参考出品したモーションコントローラー(左)

 SCF2017ブースでは、稼働監視、検査工程、加工工程、吸着搬送、生産工程、組み立て工程、品質管理、品質評価の各工程でのIoT活用および見える化ソリューションを提案した。

「Pro-face」で簡単見える化を訴求するシュナイダーエレクトリック

 シュナイダーエレクトリックは、M&Aを通じて展開を強化する「Pro-face」ブランドのHMI(プログラマブル表示器)での実績を生かし「簡単見える化」を訴える。

 スマート工場を実現するには、まず機器の情報連携が必要になるが、機器ごとでデータの保持方法や表示方法が異なるため、最初のハードルとなることが多い。ただ、デジタルではHMIを展開していたため、さまざまなPLCの情報を最適に表示する技術を保有している。その技術リソースにより、三菱電機、オムロン、ファナック、富士電機、安川電機、東芝機械、パナソニックデバイスSUNX、横河電機、キーエンス、シーメンス、日立製作所、Modbus-IDAなどの特定機種に対応しており、異種メーカー間でも簡単に「見える化」を実現できるという。

 ネットワーク連携機能も備えるHMIなども用意しており、HMIで表示する画面をそのまま遠隔地で見ることなども可能としている。

photo「Pro-face」ブランドのHMI製品群


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耐圧1200V級のオールSiCモジュールを可能に – EE Times Japan


HEVやEVの電力変換効率を大幅に改善

 産業技術総合研究所(産総研)先進パワーエレクトロニクス研究センターSiCパワーデバイスチームの原田信介研究チーム長らによる研究グループは2017年12月、耐圧1200V級のショットキーバリアダイオード内蔵SiC(炭化ケイ素)トランジスターを開発し、量産試作品レベルでその性能や信頼性を実証したと発表した。この成果は富士電機との共同研究によるもので、ハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)における電力変換システムのオールSiCモジュール化が可能となる。

 SiCデバイスのみを用いたオールSiCモジュールは、シリコンデバイスを用いた場合に比べて、電力変換効率を大幅に改善できる。これに加えて、コスト低減や信頼性を向上させるためには、SBD(ショットキーバリアダイオード)内蔵型MOSFETを用いることが有効だといわれてきた。しかし、これまでは耐圧が3300V級以上のMOSFETでしか、高い信頼性は確認されていなかったという。

 そこで研究グループは、トレンチ型MOSFETにトレンチSBDを内蔵する独自構造のデバイス「SWITCH-MOS(SBD-Wall Integrated Trench MOS)」を開発し、耐圧が1200V級のMOSFETでも、高い信頼性が得られることを実証した。

左側は一般的なSBD内蔵MOSFETの構造、右側は今回開発したトランジスター「SWITCH-MOS」の断面模式図 出典:産総研

 一般的なSBD内蔵MOSFETでは、SiC-MOSFETの内部にあるPiNダイオードが、SiC-SBDの代替として用いられる。しかし、SiCのPiNダイオードは、順方向に電圧を印加すると電流が低下する「順方向劣化」という現象が生じるため、信頼性に課題があったという。新開発のSBD内蔵MOSFETは、内部のPiNダイオードに印加する電圧(VPiN)が、ある値を超えないように抑えることで、PiNダイオードを不活性化するように工夫した。

 研究グループは、VPiNがSBD部の電圧分担(VSBD)とP型領域周囲の電流広がり領域の電圧分担(V広がり)の和に等しいことに着目。耐圧保持領域となるドリフト層の電圧分担(Vドリフト)が小さい、1200V級のデバイスでもVPiNを抑えられるように、V広がりの低減を目指した。

開発したデバイス「SWITCH-MOS」の内蔵ダイオードがオン状態における電圧分担 出典:産総研

 開発したSWITCH-MOSは、セルピッチが狭くオン抵抗も小さいトレンチ型MOSFET「IE-UMOSFET」を基本構造としている。トレンチゲートの電界緩和層の埋め込みp+層上にトレンチを形成し、その側壁にSBD-wallを内蔵した構造である。この結果、SBDを内蔵しても5μmのセルピッチが保たれており、p型領域幅を最小限に抑えてV広がりを低減することができた。

 耐圧が1200V級のSWITCH-MOSは、セルピッチが16μmと広くなれば、約300A/cm2の電流密度でPiNダイオードが動作する。このため、SBDが内蔵されていない従来型UMOSFETとほぼ同じ電流−電圧特性を示すことになる。今回のようにセルピッチが5μmと狭くなればV広がりは抑制され、電流密度が2800A/cm2となっても、PiNダイオードの動作を不活性にすることができるという。

開発したデバイス「SWITCH-MOS」に内蔵したダイオードの順方向電流−電圧特性 出典:産総研


開発したデバイスSWITCH-MOSの順方向電流ストレス後のフォトルミネッセンス像 出典:産総研

 研究グループは、試作したデバイスを用いて順方向劣化試験も行った。試験後のフォトルミネッセンス像によると、従来型UMOSFETではPiNダイオードが動作して順方向劣化が生じ、積層欠陥が拡がっていることが分かる。これに対して、セルピッチが5μmのSWITCH-MOSは、積層欠陥の拡がりはなく、順方向劣化をしていないことが分かった。

 研究グループは今後、事業化に向けた取り組みを強化する。デバイス構造多層化や製造プロセスの高度化を進めつつ、パッケージングなどの技術開発にも取り組む計画だ。


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IoT、AI、ロボティクスの現実的活用とは? オムロンが訴える現場革新の現在地 – @IT MONOist


 IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ロボティクスなどの先進技術による製造現場革新の動きが加速している。インダストリー4.0やスマートファクトリーなどで注目を集める「マスカスタマイゼーション」の実現なども既に見え始めてきた。モノづくり現場革新の動きはどのように進んでいくのだろうか。

 オムロンは、オートメーションと計測の先端技術総合展「SCF2017/計測展2017 TOKYO」(2017年11月29日〜12月1日)に加え、ロボット技術の展示会「2017 国際ロボット展(iREX2017)」(同年11月29日〜12月2日)に初めて出展。SCF2017会場をマザー工場と見立て、iREX会場をサテライト工場として、複数生産拠点を持つ製造業をイメージした展示を行った。

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SCF2017のオムロンブース(クリックで拡大)

IoTサービス基盤の「i-BELT」でデバイスパートナーを披露

 オムロンでは、新たなモノづくり革新コンセプトとして「i-Automation!」を提案している。「i-Automation!」の「i」は「Innovation(革新)」の意味で、これを実現するために「integrated(制御進化)」「intelligent(知能化)」「interactive(人と機械の新しい協調)」の3つの方向性での取り組みを進めている。

 SCF2017ではまず、これらの取り組みの中で「知能化」を実現する「i-BELT」の進展について訴えた。「i-BELT」は、オムロンが保有する幅広い制御機器などからのデータを製造現場レベルで簡単に収集・分析し、活用するためのIoTサービス基盤である。オムロンが2017年4月に発表したAI搭載マシンオートメーションコントローラーを基軸として構成される。

 「i-BELT」では、制御機器やセンサーなどの入力機器からのデータをAIコントローラーを経由して同一フォーマット上で収集できるようにし、そのデータを蓄積する。その後、蓄積したデータの「見える化」や分析を支援。さらに、蓄積したデータ分析から得られた知見を制御アルゴリズムとしてAIコントローラーにフィードバックするという一連の流れをサポートするサービス基盤である。

 「i-BELT」で描く世界を実現するには、まず現場情報をデータ化する入力機器や装置との連携が不可欠だ。SCF2017では新たに「i-BELT」対応のデバイスパートナーを発表。デバイスパートナーが対応機器を出展した。

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オムロンの「i-BELT」デバイスパートナー(クリックで拡大)

 公表されたデバイスパートナーは、アイエイアイ、愛知時計電機、SMC、小野測器、共和電業、山洋電気、CKD、新コスモス電機、長野計器、日東工業、バルコム、富士電機機器制御、マグネスケール、リオンの14社。これらのデバイスパートナーは、まさに現場の情報を取得する機器を展開する企業である。

 オムロン インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 企画室 i-BELTプロジェクトの山田弘章氏は「オムロン自身がセンサーを展開しIO-LINKなどIoT対応を強化しているが、それだけでは限界がある。逆にセンサーメーカーは、個々の製品においてIoT化を進めるとなると費用対効果の面で課題を抱えることになる。『i-BELT』のパートナーなってもらうことで、オムロンとしては必要な情報を取得できる一方、デバイスパートナーはIoT対応を容易に実現できる利点が生まれる」と述べている。

人手によるセル生産のIoT化も

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データ取得可能なセル生産用屋台(クリックで拡大)

 人手によるセル生産のIoT化についても訴求。工場全体のスマート化を実現するためには、工場内に数多く存在する人手の作業のデータ化を実現しなければならないが、オムロンでは既に上海工場で導入し、実績を残している組み立てセル生産ラインで実際に使用するデジタル屋台を紹介。SCF2017ブースでは、実際に生産実演などをしてもらい、作業データを取得することで、次の改善活動などにつなげられる利点などを紹介した。

 同ラインでは基本的に「ワークの通過時間」を取得するシステムだが、通過時間を見ていけば、作業員がどれだけその工程に時間を取られているのかというのが分かる。その情報を「見える化」することで作業改善につなげているという。ドライバーのトルク管理なども行っており、誤ったトルク数での作業ができないようになっている。

 オムロンIAB 商品事業本部 草津工場 製造部 製造1課長の水野伸二氏は「トルク管理などは従来ポカよけのためだけに使っていたが、それを改善活動にもつなげられるようになった。今後はさらに取得できるデータを拡大していき、改善の幅を広げていきたい」と今後の取り組みについて語る。

 ワークの間隔を自動調節するスマートコンベヤーなども用意。これは、コンベヤー上を不均等な間隔で流れてくるワークを、2つのコンベヤーのスピードを制御することで、均等化するという技術である。ワークの位置についてはセンサーで取得する。従来は専用機などが必要になるケースもあったが、センサー設置とコンベヤーのスピードを変更するだけで簡単に調整できる。

 オムロン IAB 営業本部 オートメーションセンタ西部技術課長 古田勝久氏は「特に新たな機材の設置スペースなどなく通常のコンベヤーの一部を入れ替えるだけで簡単に実現できる」と価値について述べている。

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スマートコンベヤーの事例。下のラインの2つのコンベヤーのスピード制御で間隔を均等化する(クリックで拡大)

また、スマートファクトリー化が進む中で重要になるセキュリティについても強化を進めている。新たに「OPC UA」対応のPLCを用意する他、新たにシスコシステムズ(以下、シスコ)との技術提携を発表。シスコの高セキュアなネットワークソフトである「エンベッドサービスルーター(ESR)」を世界で初めてPLCに組み込んだ製品開発を進めるという。

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シスコのセキュリティ機能を組み込んだ「ネットワークセキュリティユニット」(クリックで拡大)

 その他、CADなどのエンジニアリングデータと現場データを組み合わせ、シミュレーション活用することで効率的な生産体制を構築できるシステムや、ロボットシミュレーションによりロボットプログラミングを容易に実現できるシステムなどを紹介している。

国際ロボット展ではコンベヤーレス生産ラインを披露

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工程間を自由に動き回るモバイルロボット(クリックで拡大)

 iREX2017ブースでは、SCF2017ブースのサテライト工場をイメージし、同ブースとの連携を実現しつつロボットを活用した自動化ラインを用意した。部品供給から組み立て、検査、梱包、出荷までの一連の流れを、モバイルロボットを活用したコンベヤーレスラインとして示した。

 コンベヤーレスラインとは、生産ラインでモノを流すコンベヤーの代わりに自動搬送車(AGV)を用いるもの。コンベヤーで固定化されたラインではなく、AGVが自由に工程間を動き回って製造を進めていく。インダストリー4.0などで理想の製造業の姿として描かれるマスカスタマイゼーションを実現するには、受注の状況に合わせて生産プログラムだけでなく物理的なラインを組み換えなければならない。コンベヤーレスラインを使えば、工程間移動は自由になる。ロボットなどのプログラム変更が容易に行えるような状況を作れれば、描かれたマスカスタマイゼーションに近い姿を実現できる。

 また、ロボット活用で注目されているのが、検査工程の自動化だ。製造工程の中でも検査工程は人手が多くかかる工程となっており、この工程をロボットやAIを活用して自動化したいというニーズは多い。iREX2017では、ロボットとカメラ、画像認識技術を使って多面的に画像を撮影することで外観検査を行うというデモを行っていた。

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ロボットとカメラ、画像認識技術を使って、外観検査を行うデモ。左はロボットで検査している様子。右が検査結果(クリックで拡大)

 さらに、オムロンブースでは工場の中の工程を示したが、ロボットコントローラーのMUJINと協力し、MUJINブースで出荷後の物流センターでロボットを活用する姿も示した。MUJIN側ブースを倉庫と見立て、オムロンブースからロボットで搬送された製品を3Dピッキングシステムによりばら積みピックアップする。

 MUJINの「3Dビジョンコントローラ」は製品の3Dデータを事前に登録しておけば、画像により3D認識を行い、バラバラに積まれた部品や製品を自動ピックアップできる。さらに「MUJJINコントローラ ピックワーカー」はティーチレスピックアップを実現するロボットコントローラーとして注目されている。これらをオムロンの産業用ロボット「Viper850」と組み合わせることで、簡単に製品の仕分けを行うことができる様子を示した。

ロボットの信号と制御の信号を一体に

 新たなロボット関連技術としては、ロボットと機械制御を1つのコントローラーから同期制御するシステムなどもデモした。通常ロボットはロボット専用のロボットコントローラーが必要で、機械と同期制御を行う場合には、さまざまな調整が必要となったが、1つのコントローラーで機械制御信号もロボット信号も同時に送ることで、完全に同期した動きを簡単に実現できるようになる。デモでは、2次元で動くテーブルとパラレルリンクロボットを同じ信号で制御することで、複雑な動きを示すテーブル上の玉をピックアップして、再度置くという動きをズレなく行える点を紹介していた。

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ロボットと機械制御を1つのコントローラーで実現(クリックで拡大)

将来像だった姿が現実のものに

 ここまで見てきたように、オムロンはSCF2017およびiREX2017ブースで、これまで「製造現場の将来像」として描かれてきたものが、既に現実のものとして実現できる段階に入ってきていることを示した。コンベヤーレスラインでマスカスタマイゼーションにおける物理ラインの問題は解決のめどが立ちつつあり、バーチャル環境でのシミュレーションが進化。さらに、IoT基盤などの充実や、セキュリティ対策なども進んでいる。まさにスマートファクトリーは将来の夢物語では決してない状況になってきているのだ。


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個人投資家株ファイター:AI普及とともに注目を浴びるFA関連銘柄 … – 株探ニュース

デンソー <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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2017年12月11日14時に執筆

近年、AI(人工知能)やロボット技術などが進化するとともに、従来、人間が行ってきた作業がそれらによって自動化してきている。工場における生産工程も例外ではなく、産業用ロボットなどを多用して無人化を進めており、こうした「FA」に株式市場も注目しつつある。

■FA
FAとは「ファクトリー・オートメーション」の略で、受注・生産・出荷といった工場で行われている一連の工程作業をロボットやセンサ、情報システムなどを活用して自動化することを指している。工場の自動化は日本が高度経済成長期から考えられている概念ではあるものの、近年になって工場の生産現場は急激な変化の兆しを見せている。機械が人の仕事の奪うといった考え方を持っている人も少なくないが、単純な作業が自動化されることによって、生産効率がアップし、人間がより高度な業務に専念することができる。

■FAを工場で導入する目的
FAは、人的な作業ミスの削減、作業効率のアップ、人間に対する安全性の確保などが主な導入目的として挙げられる。また労働力不足を解決するためにも、早々に工場で行われている作業を自動に切り替えていく必要があるだろう。

例えば、国内の大手自動車部品メーカーであるデンソー<6902>は「ダントツ工場」を標榜し、IoTを活用して世界に存在する130の工場を繋ぎ合わせ、生産性を2倍に引き上げることを目標に掲げている。このように人と機械が共存するための取り組みが各所で行われており、関連銘柄が株式市場でも注目を集める存在となっている。

■株ファイターオススメのFA関連銘柄

<6723>ルネサスエレクトロニクス
同社は、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジが統合して発足した半導体メーカーで、車載用マイコンで世界トップクラスのシェアを誇っている。また、工場の生産性改善システムでは明電舎と台湾アドバンテックの2社と提携することが報じられている。同社が設計したAIを組み込んだFA機器を2社が生産し、販売していくとしており、このことからFA関連銘柄として注目を集めているぜ。

<7272>ヤマハ発動機
同社はトヨタ自動車<7203>と提携しており、医療機器分野にも参入している。また、産業用ロボットの遠隔管理システムパッケージをヤマハ<7951>と共同開発したことを発表。これをきっかけに、今後はFA領域に本格参入していくはずだ。このことからFA関連銘柄として注目を浴びている。

<6506>安川電機
同社は産業用メカトロニクス製品のメーカーで、サーボモータなどで世界シェアトップを誇っている。中国向けなどを中心にFA関連需要の高まりを受け、株価も上昇している。こういった背景からFA関連銘柄として注目度は高いぜ。

<6503>三菱電機
同社は大手総合電機メーカーで、エレベータ・エスカレータ、FA機器、人工衛星、電車・自動車用電装品などを製造している。中国の関連会社にて産業用ロボットを生産することを発表。2018年6月の生産開始を目指していることから、FA関連銘柄として期待されているぜ。

<6504>富士電機
同社は発電・社会インフラ設備、パワエレ機器などを製造する電機機器メーカーで、創業100周年の23年に連結売上高1兆円を目指している。世界的な生産自動化の流れに伴ってFA関連分野が拡大傾向にあり、関連銘柄としても期待値は高いぜ。

■一言
慢性的な人材不足が続くなかで、工場の生産自動化は急務の問題であり、国内市場だけでなく、世界的にもその流れが続いている。当然、FA関連の事業を推進している企業は関連銘柄として株式市場でも注目を集める存在となっている。この動きは短期的なものではなく、長期でも拡大していくだろう。

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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道

《HK》

 提供:フィスコ