東芝を「CCC+」に格上げ、債務超過解消の見通しで=S&P – ロイター

[東京 19日 ロイター] – 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは19日、東芝(6502.T)の長期会社格付けと長期優先債券の格付けを、それぞれ「CCC+」に2段階引き上げたと発表した。格上げ方向の「クレジット・ウォッチ」は継続する。

東芝は18日、元原発子会社の米ウエスチングハウスに関する資産譲渡契約を締結。S&Pは、これにより東芝の債務超過が解消される見通しとなり、財務リストラを行う可能性が短期的には大きく低下したと判断したという。

その上で、半導体子会社東芝メモリ売却による財務健全性の回復見通しなどを精査し、クレジット・ウォッチを解除する予定、としている。

東芝がWH関連資産の譲渡先を決定、債務超過解消へ – ロイター

[東京 18日 ロイター] – 東芝(6502.T)は18日、元原発子会社で、昨年3月に米連邦破産法11条の適用を申請した米ウエスチングハウス(WH)関連資産の譲渡先を決定した、と発表した。

代位債権とその他債権は大手ヘッジファンド、バウポスト・グループ傘下のコンソーシアムであるヌークレアス・アクイジションに、株式はブルックフィールド・ビジネス・パートナーズ(BBU_u.TO)グループに、それぞれ譲渡する。

代位債権とその他債権の譲渡は今月中を予定。

これにより売却益が約2400億円、税控除後で約1700億円発生する見通し。

東芝は当初、今年3月末の債務超過額は7500億円と見込んでおり、2期連続の債務超過で上場廃止になる恐れがあった。

ただ、昨年12月に約6000億円の資本増強を実施。加えて、WH親会社保証の一括処理による税負担軽減約2400億円と今回の譲渡で資本はさらに約4100億円改善する予定で、今年3月末の債務超過は回避できる見通しだ。

ブルックフィールドへの株式譲渡は3月末までの完了を目指す。

*内容を追加しました

志田義寧

東芝:3月末で債務超過解消の見込み、WH関連の債権譲渡で … – ブルームバーグ

東芝は18日、経営不振の要因となった米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)に関する債権と株式の譲渡契約を締結し、2018年3月末に想定していた債務超過7500億円を解消できる見込みになったと発表した。

  発表資料によると、今回の譲渡には、債権の売却益や税額影響の軽減などにより、合計約4100億円の資本改善効果があるとしている。17年11月時点では18年3月末は7500億円の債務超過と見込んでいたが、同年12月の6000億円の資本増強と今回の債権譲渡が寄与する。

  東芝は米原子力事業の巨額損失を受け17年3月期(前期)で債務超過に陥り、メモリー事業の売却や増資により財務力の回復を進めている。今回のWH関連の債権譲渡に伴う資本改善で、上場廃止基準である2期連続の債務超過は回避できる見通しとなった。

  またWH関連で東芝は再建スポンサーに決定しているカナダの会社に3月末までにWHに関連する株式全てを1ドル(約111円)で売却する計画。売却が完了すれば税法上の損金を確定でき、追加で2000億円程度の税軽減効果が出るという。東芝はWHを前期から既に非連結化している。

  18日の東芝株は一時2.9%高と1カ月ぶりの日中上昇率となった。午前10時53分現在、0.6%高の316円で推移している。

東芝、WH関連資産の譲渡先をブルックフィールドなどに決定 – ロイター

[東京 18日 ロイター] – 東芝(6502.T)は18日、元原発子会社で、昨年3月に米連邦破産法11条の適用を申請した米ウエスチングハウス(WH)関連資産の譲渡先を決定した、と発表した。

代位債権とその他債権は大手ヘッジファンド、バウポスト・グループ傘下のコンソーシアムであるヌークレアス・アクイジションに、株式はブルックフィールド・ビジネス・パートナーズ(BBU_u.TO)グループに、それぞれ譲渡する。

代位債権とその他債権の譲渡は今月中を予定。

これにより売却益が約2400億円、税控除後で約1700億円発生する見通し。

東芝は当初、今年3月末の債務超過額は7500億円と見込んでおり、2期連続の債務超過で上場廃止になる恐れがあった。

ただ、昨年12月に約6000億円の資本増強を実施。加えて、WH親会社保証の一括処理による税負担軽減約2400億円と今回の譲渡で資本はさらに約4100億円改善する予定で、今年3月末の債務超過は回避できる見通しだ。

ブルックフィールドへの株式譲渡は3月末までの完了を目指す。

*内容を追加しました

志田義寧

機能てんこ盛り。カラオケだってできるWカセット搭載CDラジカセ「TY-CDW99」 – ギズモード・ジャパン

なんだ? カセットテープ流行ってるの?

先日、こんなラジカセをご紹介しましたが、東芝エルイートレーディングからもWカセット搭載のCDラジカセ「TY-CDW99」が発売されます。

結構機能がてんこ盛り。巻き戻しや早送りでカセットテープの終端になると自動的にボタンが解除される「オートストップ」、ハイポジション(注1)のテープを自動的に適切な音質で再生する「テープセレクト」、CD再生中に停止しても次回そこから再生してくれる「レジューム再生」、マイクを接続してCDやカセットなどを再生しながら録音できる機能もあります。ワイドFMにも対応しています。

さらに、CDやカセットテープのボーカルを低くする「ボーカルダウン」や、エコーをかける機能も搭載しているんです。

ty_cdw99_1
Image: PR TIMES

リモコンが付いているんですが、そのホルダーも本体の横に搭載。「リモコンどこ?」というようなことがなくなりそう。

電源は乾電池とAC電源に対応しているので、アウトドアでも使えますね。出力は3W+3Wです。

発売は1月中旬で、価格はいまのところ未定となっています。

(注1)カセットテープにはノーマル、ハイポジション(クローム)、メタルの3種類が存在。音質はノーマル→ハイポジション→メタルの順によくなります。お値段もノーマル→ハイポジション→メタルの順で高価に。お金のない中学生だった筆者は、自宅から自転車で30分くらいのところにある電気屋が週末に発売する1円テープ「C-60」(メーカー不明)を愛用していたが、すぐに伸びるのが難点でした。大学生のときは、60分テープに尾崎豊の『Forget-me-not』だけを録音し、カーステレオでエンドレス再生していたら、友だちや後輩にすごく嫌がられました…。名曲なのに。ちなみに好きなカセットテープのメーカーはマクセル、DENONです。

Image: PR TIMES
Source: 東芝エルイートレーディング

(三浦一紀)

多頭錯愕晶片業今年成長恐腰斬 – 中時電子報 (新聞發布)

路透周一報導,記憶體晶片價格經過長達1年半的漲勢後,近期出現大跌,加上三星電子獲利預估不如預期,令投資人感到錯愕不已,擔心此波晶片股多頭能否在2018年持續下去。


普遍應用在智慧型手機的高階快閃記憶體晶片,去年第4季價格銳減近5%,市場人士擔憂成長動能開始消退。一些分析師預期,今年記憶體晶片市場成長率將腰斬至30%。

受此影響,上周韓國兩大晶片廠三星電子、SK海力士(SK Hynix)各重跌7.5%、6.2%。周一三星反彈0.7%至242.7萬韓元,SK海力士續跌2.3%。

不過,多數分析師仍抱持信心,認為今年對晶片廠商來說是相對穩定的1年,晶片股應不會出現崩跌情況。

自2016年中以來,記憶體市場歷經前所未有的榮景,2017年該產業大幅躍升近70%至1,220億美元,歸功於智慧型手機成長旺盛以及雲端服務帶動晶片需求。

此外,經過數年的產業整併後,記憶體廠商數量大減,使市場供應變得更有紀律。

就向來劇烈波動的產業而言,30%的成長率仍屬相當強勁。繼2016年衰退6%後,該產業即將迎向史上最長的榮景期。

根據券商野村估計,去年NAND快閃記憶體市場成長34%後,今年再增長43%,不過產能提升將導致價格跌落約1成。

野村預期,今年產業擴張將由威騰(Western Digital)、東芝(Toshiba)、美光(Micron)領軍,這些廠商希望加快腳步追趕龍頭三星,後者握有快閃記憶體晶片4成市占。

分析師認為,強勁的需求使今年業者獲利穩健。晶片廠投資更先進的技術,有助廠商削減生產成本,在價格下跌的同時仍可維持利潤。

麥格理估計,去年三星晶片事業營益率達47%,遠高於2016年的26.5%,今年將上看55.5%。

野村另預期,隨著DRAM廠商大舉增產,2017、2018年資本支出合計達380億美元,較2016年的100億美元增加近3倍,不過明年價格可能跌幅最高達18%。

(工商時報)

多頭錯愕晶片業今年成長恐腰斬- 中時電子報 – 中時電子報 (新聞發布)

路透周一報導,記憶體晶片價格經過長達1年半的漲勢後,近期出現大跌,加上三星電子獲利預估不如預期,令投資人感到錯愕不已,擔心此波晶片股多頭能否在2018年持續下去。


普遍應用在智慧型手機的高階快閃記憶體晶片,去年第4季價格銳減近5%,市場人士擔憂成長動能開始消退。一些分析師預期,今年記憶體晶片市場成長率將腰斬至30%。

受此影響,上周韓國兩大晶片廠三星電子、SK海力士(SK Hynix)各重跌7.5%、6.2%。周一三星反彈0.7%至242.7萬韓元,SK海力士續跌2.3%。

不過,多數分析師仍抱持信心,認為今年對晶片廠商來說是相對穩定的1年,晶片股應不會出現崩跌情況。

自2016年中以來,記憶體市場歷經前所未有的榮景,2017年該產業大幅躍升近70%至1,220億美元,歸功於智慧型手機成長旺盛以及雲端服務帶動晶片需求。

此外,經過數年的產業整併後,記憶體廠商數量大減,使市場供應變得更有紀律。

就向來劇烈波動的產業而言,30%的成長率仍屬相當強勁。繼2016年衰退6%後,該產業即將迎向史上最長的榮景期。

根據券商野村估計,去年NAND快閃記憶體市場成長34%後,今年再增長43%,不過產能提升將導致價格跌落約1成。

野村預期,今年產業擴張將由威騰(Western Digital)、東芝(Toshiba)、美光(Micron)領軍,這些廠商希望加快腳步追趕龍頭三星,後者握有快閃記憶體晶片4成市占。

分析師認為,強勁的需求使今年業者獲利穩健。晶片廠投資更先進的技術,有助廠商削減生產成本,在價格下跌的同時仍可維持利潤。

麥格理估計,去年三星晶片事業營益率達47%,遠高於2016年的26.5%,今年將上看55.5%。

野村另預期,隨著DRAM廠商大舉增產,2017、2018年資本支出合計達380億美元,較2016年的100億美元增加近3倍,不過明年價格可能跌幅最高達18%。

(工商時報)

技術コラボレーションで大音量とさらなる高音質を実現東芝製ノートPC 2018 年春モデル「dynabook T」シリーズに新開発スピーカー搭載 – PR TIMES (プレスリリース)

当社は、これまで東芝のノートPC「dynabook T」シリーズにおいて、同社と連携してスピーカーからサウンドシステムにまでこだわり、音の良さを追求を続けてまいりました。2018年春モデルとして発売される「T95」「T75」「T55」においては、新たに共同開発した2way 4speakersを搭載。低音/高音用に独立して配置された4スピーカーが、力強い低音とクリアな高音を両立しています。また、スピーカーまわりの配線やネジ位置をミリ単位で調整することで、大音量でも音こもりを感じさせず、ひずみの少ないサウンドとなっています。さらに、サラウンドシステム「DTS SoundTM」も搭載されており、まるでその場にいるかのような立体音場が楽しめます。
これらにより、DVDやBDなどの映画・オンラインのビデオサービスをはじめ、各種音楽ソースからハイレゾ音源に至る様々なコンテンツでその臨場感と迫力を高音質でお楽しみいただけます。

「dynabook T」シリーズ「dynabook T」シリーズ

また、 「TOSHIBA Media Player by sMedio TrueLink+」では、WAV/FLAC/DSDなどのフォーマットがサポートされていており、ハイレゾ音源サイト「e-onkyo music」と連携連係ができますので、ハイレゾ音源の購入から再生までをスムーズに一括に行うことがきます。

当社は、今後も、さまざまな協業・共同開発を通じて、長年培ってきた音の技術をより幅広い分野で活用し、協業する各メーカーの製品へ「音」という付加価値をご提供してまいります。

 

【関連リンク】

◆東芝 dynabook Tシリーズ
https://dynabook.com/standard-notebook-t-series/2018-spring-model/index.html

◆オンキヨーブランドコラボレーションページ
http://www.jp.onkyo.com/b-collabo/

 

以上

東芝エネルギーシステムズ 統括技師長 – 週刊BCN+

 お酒は大好きだが“ノミニュケーション”はやらず、何か事をなすときはいつも「正面突破」で人を説得するという佐々木さん。失礼ながら、東芝という大組織で枢要なポストに就いているにもかかわらず、政治的な匂いはまったくしない。答えにくいだろうと思われる当方の質問にも、可能な限り誠実に応じてくれた。おそらく、それが原理原則を尊ぶ技術者としての態度であり矜持なのだ。伝統ある企業に受け継がれてきた正の遺伝子をみた。
(本紙主幹・奥田喜久男)

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2017.10.4 /横浜市鶴見区東芝京浜事業所タービン工場にて

心に響く人生の匠たち

 「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。

 「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。

 

奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)

 

<1000分の第199回(下)>

※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。

基幹電力を支える仕事への

誇りと責任

奥田 東芝のタービンは、世界何か国で動いているのですか。

佐々木 タービンだけでいうと43か国です。今まで出荷したタービンの累計容量は約200ギガワット。大型の100万キロワットのタービンであれば200基分にあたります。

奥田 その43か国での導入実績のなかで、印象に残っていることはありますか。

佐々木 私がとくに記憶に残っているのは、ケニアに地熱蒸気タービンを納めたときのことです。7万キロワットのタービンを4台、合計28万キロワットの発電所をつくるプロジェクトでした。実は私たちにとって、7万キロワットのタービンというのはかなり小さいほうなのです。

奥田 それほど大きな仕事だとは認識していなかったわけですね。

佐々木 ところが、現地で政府の高官とお話をすると、国全体の発電容量が100万キロワットくらいで、私たちがつくる発電施設だけでその3割ほどを占めることがわかりました。それを知ったとき、「これは大切だな。失敗したら大変なことになる仕事だ」と感じました。

奥田 インフラが整備されていない国だからこそ、その仕事の重要度が増すということですね。

佐々木 その高官のご自宅に招いていただいてご馳走になったのですが、その家も自家発電を併用しているんです。とても裕福なエリアにある家でも、電力供給が不十分なわけです。おっしゃる通り、すごく重要な仕事を任せてくれていると実感しましたね。

奥田 それは誇りをもてますね。その分、責任も大きいですが。

佐々木 誇りと責任と怖さですね。失敗したら大変な迷惑をかけてしまうという気持ちと、俺たちすごいだろうという気持ちの両方があったことをよく覚えています。ですからケニアでは、それまでにない、ちょっと質の違う感激をしました。私たちの誇りは、カッコいい言葉でいうと、そうした基幹電力を支える社会的使命といったイメージですが、それを体現できたように思います。

奥田 まさに、ものづくりの実感ですね。

佐々木 私は1984年に入社し、スタートはガスタービンの開発だったので、当初、直接ものづくりにはタッチしていませんでした。その後、試験用のガスタービンを二度つくり、二つめは自家発電用につくってみようということになったのですが、そのとき、初めて電気を流した日のことは忘れられません。やっと、自分がつくったものが実際に電気を起こしたという感慨ですね。ケニアでの経験は、それに通じるものがありました。

奥田 そうした経験や思いが、佐々木さんの技術者としてのキャリアを形づくってきたのですね。

ものづくりに欠かせない

貴重な財産を守る

奥田 こうした息の長い事業を行う一方で、半導体事業が売却されるなど、いま東芝は大きな試練にさらされています。経営的な立場から、この状況にどう対処されているのですか。

佐々木 まさにその渦中にあり、どうやったら信頼感を取り戻せるのかということを議論しているところです。一朝一夕に、こうすれば会社再生ができるという答えがないことは誰もが知っています。下から上にもののいえない会社だという報道もありましたが、思っていることをさらけ出してそれをシェアする、みんなの意見を聞きそれに対してきちんと答えるといった真摯な対応をコツコツと積み重ねていくしかないと思っています。

奥田 こういう工場に来ると、目に見えない守るべき資産があるように感じられます。デジタルのものづくりにはない部分があります。

佐々木 現場のいわゆる「匠の技」といったものですね。ただ、匠の技というと聞こえはいいのですが、そういう特殊技能がなければできないということになってしまいます。開発の立場からいうと、本来は特殊技能がなくてもできるくらいの簡単な設計を目指すべきなのです。でも、それだけではすぐれた製品は生み出せないというのも事実なんですね。

奥田 私はやはり、匠の部分をすごく大切にしたいと思っているんです。

佐々木 同感です。ここ京浜事業所でも、そういう匠といえるような技能を現場で認定するといった仕組みがいろいろつくられています。匠といわれる人を尊重し、そういう先輩を見習って後輩が育つようにと工夫しています。やはり、ものづくりに欠くことのできない貴重な財産ですからね。

奥田 うまくいえないのですが、企業は数字で表すことのできない資産をもっていますよね。とくにそれは、ものづくりの世界に多いように思います。技術の進歩があまり激しくないようなところで。そういう部分は、金銭換算できなくても手放さないほうがいいと直感的に感じるのですが。

佐々木 現場のものづくりに限らず、設計でも開発でも、そういうところは収益として認識されない部分です。測れないわけです。そうした部分に対してあまり近視眼的になると、収益の根幹となる創造力が蝕まれてしまいます。

奥田 すぐれたメーカーにとって、創造力も匠の技も欠くことができないものですからね。

佐々木 いまはとくに厳しい時期なので、例えば、ある技術が途切れないようにといったことに気をつけています。統括技師長というのはまさに技術全体のマネジメントを行うポストであるため、そこをしっかりとやっていくことは自分の職責だと考えています。

奥田 どんなときでも、守るべきものは守らなければならないということですね。

佐々木 経営状況が厳しいときは、目先のものか効果がわかりやすいもののどちらかを選びがちです。とはいえ、基盤技術という言葉がふさわしいかどうかわかりませんが、なくてはならない技術というものがあって、それを維持するには努力が必要なのです。そこが忘れられがちなので、きちんと意識すべきと思っています。

 IoTやデジタルトランスフォーメーションなど、新しい技術への応用と並行して基盤技術にも力を入れていかないと、どこかで足元が崩れてしまうということになりかねません。少し抽象的ないい方になりますが、新しいことにチャレンジしようとするとき、しっかりとした技術のベースが保たれていることが重要だと思います。

奥田 今日は、ものづくりの本質にかかわる貴重な話がうかがえました。ありがとうございます。そして、今後の復活を心より応援しています。

 

こぼれ話

 その時、少し急いでいた。扉が閉まってふと脇を見ると“TOSHIBA”のロゴが目に入った。このエレベータ、途中で止まらないだろうなと独白した。その瞬間、「これはいけない。マスコミに携わる私までが汚染されている」と我に返った。世の中の多くの人にブランドへの不信感が染み込んでいるのではないか。

 “TOSHIBA”への不信は本質なのか幻想なのか。あるいは何もかもすべてなのか、それとも局部なのか。癌を宣告された時は、真っ先に病巣の部位を探るではないか。会社に戻り呼吸を整えて、東芝の広報担当者に面談を申し入れた。「東芝が誇りをもって紹介できる技術屋の方と『千人回峰』で対談したいのです」と。これには伏線がある。

 2017年の新年号で日立製作所大みか事業所の上級監督者・工師の木村和弘さんを掲載した。木村さんの背筋がピアノ線の様に伸びた“ものづくり”への姿勢、その清々しさに心を打たれた。もちろん木村さんは整然とした組織のうえで立っている。製品を生み出す人そして生み出す人たち。技術力、指導力、洞察力、決断力。リーダーに求められる能力はいくつかある。ただし、その根幹は生き方を決める意志だと思っている。

 

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 取材する時期が時期だけに、場を同じくした人たちも脂汗が出たのではないか。対峙した佐々木さんに清々しさを感じた。覚悟も伝わってきた。

 東芝は潰してはならない。