冬に盛り上がる「人をダメにする」クッション・ソファー ベルメゾンが30品を展開(日経トレンディネット)

 ここ数年、寒いシーズンが来ると話題になるのが、快適すぎて“人をダメにする”グッズだ。きっかけは、2014年に無印商品の「体にフィットするソファ」がネット上で “人をダメにするソファ”と呼ばれ、話題になったこと。さらに同じ年には米国の体にフィットするビーズソファ「Yogibo」が日本に上陸し、“人をダメにするソファ・クッション市場”は乱戦模様になった。さらに2016年にはニトリの「レストクッション」が、入手困難なほど大ヒットしたのは記憶に新しい。こうしたグッズを「ダメ人間系」と名付けて力を入れているのが、千趣会が運営する通信販売ブランド「ベルメゾン」だ。

【関連画像】2016年発売の「ふわふわな連結できる巣ごもりクッション」(税込み6990~8980円、以下、価格は全て税込み) は、巣ごもり気分でリラックスできると好評。連結でも離しても使用できる。シャンパンゴールド、ダークブラウンの2色

 「これまで寒い冬を暖かく・心地よく過ごすためのアイテムを提案してきたが、2~3年くらい前からSNS上で『ダメ人間にやさしいベルメゾン』と話題にされるようになり、『寒くなるとベルメゾンからダメ人間系商品が発売される』というユーザーの期待も感じるようになった」と千趣会 カタログ企画2部 編集企画チームの半田りえ氏は話す。2016年秋に「ラグが洗えるタブルコーナークッション」「ふわふわな連結できる巣ごもりクッション」などのダメ人間系アイテムを発売したところ、どの商品も想定を上回る売り上げだったという。

 そこで同社ではダメ人間系アイテムをさらに強化し、2017年9月26日からオリジナル新商品17品を含めて「この冬、家から出ないと決めました。」シリーズの販売を開始した。同シリーズを含むダメ人間系アイテムは30品あり、そのうち14品は新製品。前年度の12品から2.5倍に増やしたという。

 半田氏によると、同シリーズの裏コンセプトは「自堕落」。といっても、マイナスの意味ではなく、「自らの意思で堕落する」という前向きな姿勢を込めたという。「日々、懸命に働いて疲れている人は、どこかでゆっくりしたいという気持ちが潜在的にある。自堕落に過ごすことに後ろめたさを感じることなく、自分を徹底的に甘やかし、いたわれるようなグッズを目指した」(半田氏)。いったいどんなダメ人間系アイテムが新たに生まれたのか。どれだけダメになれるのか。実際に試してみた。

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あらゆるコンテンツは「構成」から逃れられない(日経トレンディネット)

 番組の最後に流れるスタッフロール。かつてNHKでは、ディレクターはなぜか「構成」という肩書きで表記されていたのをご存じだろうか? 現在は「ディレクター ○○○○(名前)」と普通に出ているが、かつては「構成 ○○○○」と表示されていた。例えば、『NHK特集』や初期の『NHKスペシャル』を担当したディレクター名は、必ず「構成」という肩書きだったのである。

 たしか私がこの業界に入った16年ほど前には、すでに「ディレクター」という表記に変わっていたように思う。たしかに、ディレクターが「構成」という肩書きでは紛らわしい。「演出」という表記ならまだしも、「構成」という肩書きがディレクターのことを指しているなんて、一般視聴者はピンと来ないだろう。業界人が見ても「構成作家のことを指しているのか?」と勘違いしかねない。

 だが、私は最近、かつての「構成」という表記は、まさに「ディレクター」という仕事の根本を捉えた、とてもいい肩書きだったと見直している。「結局、ディレクターとは何をする仕事か?」を突き詰めて考えると、「構成する仕事である」という結論に至るのだ。

 そもそも「構成」とは何なのか? 構成は、「物語を語ること(ストーリーテリング)」とも言い換えられる。ある出来事を、相手の興味を引きつけながら魅力的に語ることだ。では、どうすれば魅力的に語れるのか? 最も重要なのは、構成要素の「選択」と「並べ替え」だ。つまり、「何を、どういう順番で語るか」がストーリーテリングの基本であり、それこそが「構成」なのである。

 「なんだ。選んで、順番を変えるだけのことか……」と思われるかもしれないが、これが実に奥が深い。ダラダラ説明されると退屈な話も、始めに「つかみ」があって興味を引かれると、時間を忘れて話に引き込まれる。お笑いには「フリ」があって「オチ」がある。ミステリーには最初に「謎」があって、最後にあっと驚く「謎解き」が待っている。

 つまり、「始まり」と「終わり」の間をどういう流れで“構成”するかによって、物事の“伝わり方”は一変するのだ。また、構成の良し悪しは、作品のリズムやテンポにも影響する。いかに最適な構成を見出すかを巡って、世界中のクリエイターは日夜、腐心していると言っても過言ではない。ジャンルの違いや予算の大小にかかわらず、

 「あらゆるコンテンツは“構成”から逃れられない」

 のである。なぜなら、コンテンツは基本的に「時間」という概念に縛られるからだ。

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“ブラジルで一番有名な日本人” 今村つばさのユニーク創作活動(日経トレンディネット)

ブラジルでは人気番組にも出演し、Facebookのフォロワーは約20万人。街を歩けば声を掛けられ、一緒に写真を撮らせて欲しいというリクエストを受けることも日常茶飯事。ブラジルで今、“最も有名な日本人”と言われているのが、シンガーソングライターの今村つばさだ。しかし、その生活の拠点はあくまでも地元・石川県。ブラジル不在中も、FacebookやYouTubeを通して現地に発信を続けるのも現代的である。彼女はいかにして、ブラジルでの活動を広げていったのか。異国を舞台にユニークな創作活動を続ける彼女の思いを聞いた。

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●音楽活動はブラジル、生活拠点は石川に置く理由

――そもそも、ブラジルで音楽活動を始められたきっかけを教えてください。

つばさ: 2009年にアルバムをリリースした際、プロモーションの一環でサンパウロのフェスティバルに出演しました。その時に現地の方にとても気に入っていただき「来年も来て!」が毎年連なって今に至っています。その後、2013年にブラジルでCDを出しました。ブラジルの「七夕フェスティバル」や「ジャパンフェスティバル」には、ほぼ毎年出ていますね。

――Facebookのフォロワーは約20万人、YouTubeの登録者は11.5万人。コメントもポルトガル語が多いのですが、ぶしつけながらどの程度有名でいらっしゃるのでしょうか?

つばさ: 昨年も、日本でいうと「ミュージックステーション」くらいの番組に2~3回出させてもらいました。よく“ブラジルで一番有名な日本人”と呼んでいただくのですが、街で声をかけられることも多いです。一度、ブラジルの空港の出国審査の方に「一緒に写真を撮らせてくれ!」と言われて写真を撮ったのですが、日本に着いてからブラジルの出国のハンコがないことを指摘され…写真に夢中でハンコを押し忘れていたようです。ありえないですよね(笑)。

――それはすごい(笑)。そこまでの知名度を得るきっかけは何だったんですか?

つばさ: 今から5~6年前にポルトガル語の歌のカバーを始め、MVも出しました。その時、その曲のオリジナルを歌っている大物歌手の方が、私のカバーを気に入って紹介してくださったのが大きいかもしれません。テレビでも取り上げていただく機会があったので。

――完全にブラジルに拠点を移されたわけではなく、今も石川県に住んでいらっしゃるのもユニークです。

つばさ: 私、石川県が好きなので(笑)。基本的にブラジルへ行くのはツアーの時だけで、だいたい7~10月、長い時で半年くらい。それ以外は石川で曲作りをしたり、ブラジルに向けての音楽コンテンツや、日本のマナーや文化を紹介する番組を作って、YouTubeで発信しています。私のファンの方で一番多いのが20代半ばから30代の女性。ブラジルの若い人って、自分の住んでいる街しか知らない人も少なくありません。外の文化に触れる機会がないので、日本の文化を紹介すると、反響がとても大きいんですよ。皆さんが知らない日本を伝えられることがうれしいです。

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安室、荻野目浮上でヒットチャートにタイムスリップ感(日経トレンディネット)

 毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。この連載では、月の前半は総合的なビルボード・ジャパン・チャート、そして月の後半はパッケージや配信のセールス、動画や歌詞の検索数、カラオケや有線リクエストなど個別のヒットチャートから1種類を選択し、ヒット曲を解説します。今回は「ビルボード・ジャパン・チャート」です。

【関連画像】安室奈美恵「Hero」(エイベックス)

●安室、荻野目浮上でヒットチャートにタイムスリップ感

 安室奈美恵の引退宣言、衝撃的でしたね。先々週はそれがビルボード・チャートにも大きな影響を与えました。2016年のシングル「Hero」を筆頭に安室奈美恵作品が100位以内に11曲も再浮上したのです。同じ週に大阪の高校生女子チームによる「バブリーダンス」の映像がテレビ番組で紹介され、その題材となった荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」が急上昇。1980年代や1990年代の楽曲が上位入りした2017年のチャートは、まるでタイムスリップしたかのようでした。

 今週はというと、3位、11位、19位に男性シンガーソングライター、米津玄師(よねづ・けんし)が参加した作品がランクイン。11月1日に予定されているニューアルバムは爆発的なヒットになりそうな予感がします。

 ネット上ではモーニング娘。’17とSexy Zoneの1位争いが大きな話題になりました。

※「-」は100位圏外、週数は総合TOP100に入った週、網掛けは8週以上チャートイン※発売元略号:A=エイベックス、FW=フロンティアワークス、PC=ポニーキャニオン、S=ソニー、TF=トイズ、TR=つばさレコーズ、U=ユニバーサル、UF=アップフロント、V=ビクター、W=ワーナー

■提供元:ビルボード・ジャパン

来年引退発表の安室奈美恵の「過去曲」浮上から分かること

 まずは今週のチャートにも影響が表れている、2週間前に起きた2つの大きな出来事について振り返りましょう。

 冒頭でも触れましたが、安室奈美恵が2017年9月20日、2018年のデビュー記念日となる9月16日に引退することを公式サイトで発表しました。新聞やテレビのニュースでも取り上げられるほどのこのトピックは、ビルボード・チャートも直撃。リオ五輪(2016年)のNHKの放送テーマソングとして知られる「Hero」が総合5位に入りました(ダウンロードでは1位を記録)。

 ほかにも14位に「CAN YOU CELEBRATE!?」(1997年)、24位に「Love Story」(2011年)、26位に「Baby Don’t Cry」(2007年)がチャートに浮上しましたが、これらはフジテレビ系列のドラマ主題歌として、よく知られていたことが、上位に入ってきた理由ではないかと思われます。27位には1996年に安室奈美恵が初めてレコード大賞を受賞し、大ヒットした「Don’t wanna cry」が入っていますから。結局、「ビルボードHOT100」にはトータルで11作も、過去曲が急上昇しました。

 こうしたヒット曲を見るにつけ、安室奈美恵には1990年代、2000年代、2010年代のどの年代にもヒット曲があり、幅広く愛されていることが分かります。11月8日に発売される25年間のオールタイムベスト『Finally』は、CDあるいはCD+配信でミリオンヒットになることは確実でしょう。しかも39曲を歌い直し、7曲は新曲だというのですから驚きです。最後まで攻めの姿勢の安室奈美恵。アスリートさながらに、この1年間もベストな状態のまま完走するのではと期待しています。

●バブリーダンスで荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」が上昇

 そして同じ週、安室の旧事務所の先輩であり、歌いながら本格的に踊る先駆者でもある荻野目洋子の1985年のヒット曲、「ダンシング・ヒーロー」が突如上位にランクイン。

 こちらは大阪府立登美丘高等学校が“バブリーダンス”という、お笑い芸人の平野ノラを想起させるバブル時代の格好でキレキレに踊りまくるという動画の再生回数が旬なアーティストの最新曲をしのぐ勢いとなり、その結果、この曲がビルボード総合で2位という快挙を成し遂げました。

 ちなみに「ダンシング・ヒーロー」は1985年から1986年の真冬のヒット曲ですが、2000年代以降は、東海地方を中心に盆踊りの定番曲として広まり、さらに今年はバブリーダンスとして海外にも広まりつつあります。季節も時代も空間も超えてヒットするのは、やはり根幹となる楽曲や歌唱のチカラが大きいのではないでしょうか。

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新『猿の惑星』最終章はあの名シーンにつながるのか?(日経トレンディネット)

 人類が猿(ape/類人猿)に支配されるという設定と衝撃的なラストシーンで、今なお映画史に燦(さん)然と輝く名作『猿の惑星』(1968年)。その起源を解き明かすシリーズとして話題を呼んだ新3部作の最後の作品となる『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』がいよいよ今週末より公開となる。

【関連画像】完結編となる新作の舞台は、平和を望みながらもその理想を打ち砕かれたシーザーが、人類との全面戦争に突入してから2年後の世界。(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 人類が支配していたはずの地球で、どうして猿が知能を持つようになり、なぜ人類が滅亡していったのか。それが明かされていくこの3部作を通して描かれていくのが、シーザーという1匹のチンパンジーの成長だ。人類側の主人公は1作目ジェームズ・フランコ、2作目ジェイソン・クラークと代わってきたが、シーザーとその仲間たちはそのまま登場し続けている。

 では3作目にして最後の作品となる今回、シーザーたちはどんな行動を起こすのか? 本作を紹介する前に、まずは簡単に前2作を振り返ってみよう。

●人間の手で育てられたシーザーが苦悩の末、人類へ反乱

 1作目となる『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)は現代の米国サンフランシスコが舞台。製薬会社に勤める神経科学者のウィル(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー症の新薬開発に携わっている。ある日、新薬投与によって知的進化を遂げたチンパンジーが社内で暴れたため、射殺される事件が発生する。

 そうしたなか、ウィルはそのチンパンジーの赤ん坊をこっそり自宅に連れ帰り、シーザーと名付けて育てることに。やがて成長したシーザー(アンディ・サーキス)はウィルと父子のような絆で結ばれ、驚異的な知性を発揮するようになる。しかしあるトラブルが原因で、動物保護施設に収容されてしまう。そこで猿たちが人間に虐待されている現実を目の当たりにしたシーザーは苦悩の末、仲間を率いて人類への反乱を実行する。

●10年後、平和に暮らしていた猿と人類の戦争が再び始まる

 2作目の『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年)は、高度な知能を持つようになったシーザーが前作で仲間を率い、人類への反乱を起こしてから10年後が舞台。彼らは森の奥地に文明を築き、さらに進化した猿たちと平和的なコミュニティーを築き上げていた。

 一方、人類は世界中に蔓(まん)延したウイルスによって社会が崩壊。わずかな生存者グループが都市部に身を潜めている。そんなある日、シーザーは森に迷い込んできた平和主義者の人間マルコム(ジェイソン・クラーク)と出会う。争いを避けたい両者は信頼関係を育んでいくが、人間に深い恨みを抱く猿のコバ(トビー・ケベル)がシーザーに反旗を翻したことなどから、ついに猿と人類の戦争が始まってしまう。

「バカヤロー」見納め? 北野武監督『アウトレイジ 最終章』(日経トレンディネット)

 北野武が監督と主演(ビートたけし名義)を務める人気シリーズ『アウトレイジ』。その3作目にして、最後の作品となるのが『アウトレイジ 最終章』だ。

【関連画像】(C) 2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

 同シリーズは北野監督が初めて手がけたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いたバイオレンス映画。2010年に1作目『アウトレイジ』(興行収入7.5億円)、2012年に2作目『アウトレイジ ビヨンド』(同14.5億円)が公開され、累計興収は22億円を超える。

 内容は作品ごとにスケールアップしてきており、1作目では関東最大の暴力団・山王会の配下にある暴力団同士の下克上サバイバル、2作目では関東の山王会と関西の花菱会による巨大抗争が勃発し、花菱会が勢力を拡大して山王会が一気に弱小化、隅に追いやられてしまうというところまでが描かれていた。

 最終章となる『アウトレイジ 最終章』では抗争がさらにスケールアップ。日本と韓国を舞台に、日本一にのし上がった花菱会と、国際的なフィクサー張グループとの抗争を描く。

韓国での一触即発、日本での新会長登場で花菱会に訪れる危機

 主人公は過去2作品と同様、ビートたけし演じる大友。かつて大友組を率いていた彼は、日本の二大勢力だった山王会と花菱会の抗争後、韓国に渡り、張グループの張会長(金田時男)のもとで、市川(大森南朋)らを手下に、済州島の歓楽街を裏で仕切っている。

 そんなある日、花菱会幹部の花田(ピエール瀧)がその歓楽街でトラブルを起こし、「わしを誰だと思ってるんだ。花菱の花田だぞ。なめとんのか!」と大友らを恫喝。しかし逆に大友に「なめてなんかいねーよ、バカヤロー!」とブチ切れられ、大金を要求されてしまう。

 その場は何とかお金を払うと約束して取り繕った花田は、後始末を部下に任せ、自分はさっさと日本に帰国。残された部下たちが金を受け取りに来た張会長の若い衆を殺害してしまい、これがきっかけで張グループと花菱会が一触即発の状態に発展してしまう。

 一方、山王会をほぼ壊滅させて盤石なはずの花菱会では、新会長の座に前会長の娘婿で元証券マンの野村(大杉漣)が就任。極道の世界ではズブの素人ながら、金させ稼げれば何でもありというキャラクターだ。これに古参幹部の若頭・西野(西田敏行)が激しく反発するなど、ほころびが生じ始める。

 映画は張グループと花菱会との対立と、花菱会の新会長と若頭・西野との対立という、2つの攻防を中心に展開していく。

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盛り上げたのはコンパニオンだけじゃない! コスプレ写真に愛を(戦う女性キャラ編・その2編)【TGS2017】(日経トレンディネット)

 東京ゲームショウ2017のコンパニオン写真で奮闘した柴田進カメラマン。しかし、一般公開日こそ彼の本領が発揮される。それはコスプレ写真。ちょっと目を離すと、すぐどっかに消えてしまう柴田カメラマンの行く先は、決まってコスプレイヤーが集う9-11ホール方面。

【関連画像】東京ゲームショウ2017、戦う女性キャラ編・その2編

 コンパニオン写真でヘトヘトかと思いきや、一般公開日になると逆に精力的に動き回ってる。柴田カメラマンにとって、コンパニオン写真は助走に過ぎないのか? 美しく切り取られたコスプレイヤーたちの写真には、愛が満ちあふれている。

(写真/柴田 進)

・東京ゲームショウ2017 速報(http://trendy.nikkeibp.co.jp/digital/event/tgs2017/)

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優勝賞金は100万円! eスポーツ「ストリートファイター」の熱戦に盛り上がる!(日経トレンディネット)

 東京ゲームショウ2017最終日の9月24日、会場内のe-Sports X(クロス)ステージでは、「ストリートファイターV 昇龍拳(SHORYUKEN)トーナメント」と題した『ストリートファイターV』(カプコン)の競技大会が開催された。優勝は100万円、準優勝は50万円の賞金が用意され、日本、米国、シンガポール、台湾など各国から招待された8名の選手が出場し、3時間にも及ぶ熱戦を繰り広げた。会場は開場直後に満席となり、かなりの立ち見も出る盛況ぶり。あふれんばかりの観客が押し寄せ、近年のeスポーツ人気の盛り上がりがうかがえた。

【関連画像】大会の進行役として、大の格闘ゲーム好きとして知られるモデルの椿彩奈さんも登場

 『ストリートファイターV』は、格闘ゲーム人気の火付け役ともいわれる対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズの最新作。PlayStation 4とWindows向けに2016年に発売された。

 「ストリートファイター」シリーズの基本的な操作方法は、シリーズ2作目で大ヒットした『ストリートファイターII』から大きく変わっていない。「弱」「中」「強」の3段階で技の強弱が割り振られた計6つのパンチボタンやキックボタンと、方向キーによってキャラクターを操る。方向キーとパンチボタン、キックボタンを組み合わせると必殺技を繰り出し、相手に大きなダメージを与えられる。

 弱い技は素早く出せるが、相手へのダメージが小さい。強い技は隙が出るが、当たれば相手へのダメージが大きい。相手の攻撃してくるときに相手がいる向きと逆方向の方向キーを押せば防御になるため、敵の技を防御で防ぎ、その隙を突いて攻撃することで戦いの流れを変えることもできる。技と防御の駆け引きは、一瞬の判断でしなければならず、相当な反射神経が必要となる。駆け引きを瞬時に判断し、コントローラーを操作しキャラクターを動かすプロゲーマーの反射神経は、ほかのプロスポーツ選手並かそれ以上ともいわれる。

 格闘ゲームは、相手の体力ゲージを完全に無くすか、タイムアップした時点で体力ゲージが多く残っているプレーヤーが勝ちとなる。「ストリートファイターV 昇龍拳(SHORYUKEN)トーナメント」では、それを3ラウンド制で戦い、先に2ラウンドに勝利した選手が1セット先取となる。今回の大会では、1回戦は2セット先取、準決勝以降は3セット先取したほうが勝者というルールで開催された。

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映画『亜人』は“死なないバトル”がすごい 新種の人類と政府の攻防描く(日経トレンディネット)

 決して死なない新種の人類・亜人と、それを追う日本国政府との攻防を描き、アニメ映画にもなった桜井画門原作の人気コミック『亜人』が、佐藤健主演、本広克行監督で実写映画として9月30日に公開される。

【関連画像】政府にモルモットにされた2人の男 (C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社

●政府にモルモットにされた2人の男

 主人公は、病気の妹(浜辺美波)を救うために研修医となった永井圭(佐藤健)。ごくごく平凡な人生を歩んできた彼の人生は、ある日一変する。交通事故に遭遇し、誰が見ても死んだと思われたその直後、すぐに生き返ったことから亜人であることが発覚。自分自身ですら知らなかった事実に驚く間もなく、国家に捕らえられ、非人道的な実験のモルモットとされてしまう。

 だが全身を拘束され、日々、実験台とされていた圭の前に、人類に牙を剥く亜人最凶のテロリスト・佐藤(綾野剛)が突如現れ、その場から救出される。実は佐藤は圭よりもはるか前に亜人として囚われの身となり、20年にもわたって厚生労働省によってモルモットにされてきた過去を背負っており、国や人類のことを快く思っていない。

 助け出された圭はそうした佐藤の考えに共感できず、彼の元を離れる。そして、病院に入院している妹に接触し、やがて共に逃亡生活を送るようになる。そんななか、佐藤はついに日本政府相手に攻撃の火ぶたを切って落とす。

 自分もモルモットにされ、政府や人類に対し恨みを感じてもおかしくないはずの圭だが、大勢の人類の命を奪おうとする佐藤のやり方に疑問を感じ、対峙することを決意。映画はこの「亜人VS亜人」の戦いの様子を描いていく。

戦っている者同士が決して死なないからこその頭脳戦

 何よりも観客の心をグイグイと映画世界へと引き込むのが、決して死なない新種の人類という“亜人”の設定だ。亜人は一度死ぬまで自分が亜人だと気づかないし、この作品の主人公・圭もやはり気づかずに生きていた一人だ。だからこそ絶対に死なない亜人であることを知ったときの戸惑いと、それを乗り越えて亜人として何ができるのかを知り、最強の亜人ともいえる佐藤に挑んでいく姿が感動を呼ぶ。

 最大の見どころはクライマックスに訪れる、圭と佐藤が繰り広げる“亜人VS亜人”のバトルシーンだ。壮絶なバトルや破壊力があるバトルはさまざまな映画で出てきているが、このクライマックスでのバトルシーンが特異なのは、戦っている者同士が決して死なない体の持ち主であること。

 通常の銃撃戦なら撃たれたらそれでジ・エンドとなるところでも、亜人たちは撃たれても当然死なない。そんな亜人を眠らせて捕獲しようと国は麻酔銃を用いるが、亜人は麻酔弾が手に当たったら腕ごと切り落とすことで麻酔が全身に回るのを防いでしまう。

 さらに多用されるのが、亜人にとっては“伝家の宝刀”ともいえる「リセット」という言葉。先ほどから「死なない」という言葉を多用してきたが、正確には「死なない」のではなく、死んでもすぐに「生き返る」のだ。この亜人ならではの能力を生かし、前述のように自分で腕を切り落としたり、血が大量に流れ出たあとに自ら命を絶ち、すぐに生き返ることをリセットという。

 大ヒットした『デスノート』では、名前を書くことで相手を殺せるデスノートのルールを駆使した、夜神月とLによる頭脳戦が描かれていたが、本作のバトルもそれと似ている。単なるアクションのみならず、亜人の能力(ルール)を駆使した頭脳戦が見る者の心を捉えて離さない。

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TSUTAYAカリスマ書店員に聞く 絶版本を復刊して大ヒットさせる極意とは(日経トレンディネット)

 今回の対談相手はTSUTAYA 三軒茶屋店の栗俣力也氏。黒地に赤文字という人目をひく手書きPOPで次々とヒット書籍を生み出し、版元から帯の制作を依頼されたこともあるカリスマ書店員のニックネームは「仕掛け番長」。仕掛けた本を次々と当てる一方で、ここ数年はイベントの企画や運営など書店員という枠を超えた活動も行っている。「時代に合ったイベントを企画すれば必ず人は集まる」と話す栗俣氏に仕掛けの極意を聞いた。

【関連画像】TSUTAYA 三軒茶屋店 栗俣力也氏(右)。1983年、東京・浅草生まれ。2004年に東京デザイン専門学校卒業後、セガに入社。2007年から「TSUTAYA BOOK STORE 有楽町マルイ」にアルバイトとして勤務。2013年に社員となり、2014年夏に三軒茶屋店に配属され、現在も同店にて勤務

●本ではなく「客ありき」で仕掛ける

高橋晋平氏(以下、高橋): 栗俣さんにお会いするのは初めてですが、ツイッターは拝見しています。「仕掛け番長」というニックネームはいつ生まれたんでしょうか。

栗俣力也氏(以下、栗俣): 有楽町(TSUTAYA BOOK STORE有楽町マルイ)で働き始めて半年ほどたったころに、出版社の担当者に付けられたニックネームなんですよ。当時、徳間書店から出ていた『激流』(柴田よしき著・上下巻)という文庫をプッシュして、1カ月で500セット売りました。その後、店舗にやって来た徳間書店の担当者から突然、「おはよう、仕掛け番長!」と声をかけられて(笑)。それが周囲に広がっていった感じです。

高橋: 書店員になったのはいつなんですか?

栗俣: ちょうど有楽町店がオープンした年だから、2007年です。前職はゲーム会社にいましたが、その当時、離婚して1歳くらいの子どもの面倒を見なければならなかったので、夕方に帰れる仕事がしたいと思ってTSUTAYAに転職しました。もともと本は好きでしたが、実は入社時は何を担当するかは決まっていなかったんです。有楽町に配属が決まってから、レンタルコーナーがない書店のみの店舗だと知りました。

高橋: 栗俣さんが仕掛けた中で、これが一番大きな実績を上げた、という書籍について教えてもらえますか。

栗俣: いろいろやっていたので記憶はあいまいなんですが、大きな成功といえば『人喰いの時代』(山田正紀著)ですね。これを手がけた2013年当時、大ヒットする小説が少なくなっていて。ただ、昔読んだ『人喰いの時代』なら今の時代にヒットするだろうと感じて、版元の角川春樹事務所に話を持ちかけました。すでに絶版していたものを僕がイメージした通りの表紙にリニューアルして復刊。店舗限定、2000冊で作ろうということになりました。それが売れたので少しずつ取扱店を広げたところ、復刊から3カ月で4万部を突破しました。

高橋: 復刊したいという思いから掘り起こしたということですね。仕掛けるときのコツはありますか。

栗俣: 本ありきではなく「お客様ありき」で考えるようにしています。まず「今の世の中ってどうなの?」「どんなニーズがあるの?」と考えます。そこから逆算して、自分がこれまでに読んだ本の中で時代に合っているものをプッシュします。

高橋: マーケティング的な考え方ですよね。栗俣さんの考え方や手法は、書店員としてやはりトガっているんでしょうか。

栗俣: 同じようなやり方をする人に会ったことはないです。ただ、書店はすごく大きな業界なので、僕が知らないだけかもしれないですが。学生時代にDJをやっていて、「今日のお客さんはどんな曲が聞きたいのか」とフロアを見ながら考えるくせがあったんです。もともと、人に何かを薦めるのが好きなんですよね。