人狼ゲームを攻略するコツ!バレない嘘のつき方上級編

村を滅ぼす嘘をつこう!

さあ、騙し合いのゲーム「人狼」で上手に嘘をつくための嘘つき講座、前回(人狼の失敗しない嘘のつき方 初級編)は初級編ということで、ここを押さえておけば失敗しにくいという基本についてお話しました。今回は上級編。これが決まれば村が滅びるという、嘘の具体的なテクニックとそのロジックについて、いくつかご紹介したいと思います。

ただ嘘をつくだけじゃなく、人狼陣営勝利の為に狙ってつく嘘をご紹介します

ただ嘘をつくだけじゃなく、人狼陣営勝利の為に狙ってつく嘘をご紹介します

人狼や狂人をひいた時に試していただきたいのはもちろんのこと、人狼陣営のテクニックを知っていれば、村人になった時も推理がしやすくなりますから、ぜひ参考にしてみてください。

今回も、インターネット上の掲示板やチャットなどを利用して行うWebの人狼ではなく、実際に集まって行うリアルの人狼を想定したものです。また、人狼には様々なルールがありますので、便宜上、12人で遊ぶルールを設定してお話を進めます。

12人の役職は以下の通りで、初級編と同じです。

  • 毎晩1人を指定して、人狼か村人か知ることができる占い師が1人
  • 毎晩その日の昼間に、処刑した人が人狼か村人かを知ることができる霊媒師が1人
  • 毎晩1人を指定して、人狼から守ることができるボディガードが1人
  • 人狼が誰かも知らないし、何の能力もない村人だけど、人狼が勝利したときに自身も勝利となる狂人が1人
  • 毎晩1人を指定して、村人を襲う人狼が3匹
  • 村人が5人

※ボディガードは連続して同じ人を守ることができず、それぞれの役職は死んでも明かされることがありません。

また、今回も説明をややこしくしないために、狂人や人狼以外の本物の役職者やただの村人は嘘をつかないものとして、話を進めます。

村を滅ぼすタイミング

人狼や狂人が、占い師や霊媒師などの役職のふりをして嘘をつく時、とても難しいのは、誰かを「村人です」というタイミングよりも、「人狼です」というタイミングでしょう。一度誰かを「人狼です」と言えば、その人が生きていれば当然猛烈な反発をくらいますし、また、他の村人からもその真偽が強く追求されます。よしんば村人の処刑まで持ち込んだとして、霊媒師が生き残っていれば当然翌日嘘がバラされてしまいます。

じゃあ例えば今回のルールにおいて、あなたが人狼だったとして、人狼陣営3匹全員が処刑されずにパーフェクトの勝利を収める為に、占い師のふりをし、善良な村人を指して「この人が人狼です!」と言うタイミングは、いつが良いでしょうか?

これはもちろん絶対ということは無いのですが、非常に多くの場合チャンスなのは3日目です。理由を説明しましょう。

今回のルールでは村全員の人数が12人、うち3匹が人狼です。村のメンバーは1日2人ずつ減っていきます、昼の処刑と夜の襲撃ですね。そうすると、3日目が終わって4日目の朝を迎える時、ボディガードが人狼の襲撃を防いでいない限りは、それまでの3日間で6人が命を落として、6人が残っています。この時、人狼3匹が全員生き残っていると、人狼3匹と村人3人、人狼と村人の数が同じということで人狼側の勝利となってゲームが終了してしまいます。

ですから、村人側は遡って3日目の夜が訪れる前に、人狼を1匹は処刑しておかなければいけないということになります。人狼からすると、3日目の昼を乗り切ってしまえば、あとは嘘がバレるかどうか心配する必要すらないのです。

ここで人狼を処刑しないと村が滅ぶというタイミングが存在します

ここで人狼を処刑しないと村が滅ぶというタイミングが存在します

村人の数と人狼の数は常に変化していきますから、人狼が生き残っていれば何度か、今日当てなければ村が滅びるというタイミングは訪れることがあります。そしてその日を確実な情報として知っているのは、人狼と霊媒師だけです。これを利用しない手はありません。色んな嘘のつき方がありますが、いつ村を滅ぼせるか常に把握しておくというのは、とても大切なポイントです。

2匹目の人狼と霊媒師

あなたが嘘をついて霊媒師を名乗り出る場合に、気をつけるべきことは何でしょうか。

2匹目の人狼が処刑されたと宣言する場合は、よく状況を考えて行う必要があります

2匹目の人狼が処刑されたと宣言する場合は、よく状況を考えて行う必要があります

よくよく考えなければいけないのは、2匹目の人狼が処刑されたことを告げるタイミングです。なぜなら、あなたが少しでも疑われていると「昨日処刑したのは人狼で、これで2匹の人狼が処刑されたことになります」と言ったとたん、その日あなたが処刑される可能性がぐっと高くなるからです。

あなたが「2匹の人狼が処刑された」と言ったときに、村人からすると、あなたが本物であったとしても、一応処刑しておこうかというという選択肢が生まれます。もし、あなたが本物の霊媒師だとしたら、人狼はあと1匹ですから、間違って村人を1人ぐらい処刑してしまってもたいしたことはありません。

また、人狼が2匹処刑されたと宣言した瞬間に、その霊媒師の役割は必要なくなります。次の1匹を処刑したら霊媒結果を知るまでもなく村人の勝利でゲームが終了するからです。

しかし、あなたが偽物で、霊媒結果もデタラメだったとしたら、これは村人にとって由々しき問題です。人狼は残り2匹、もしかすると3匹いるかもしれません。そしてそのうち1匹は嘘を付いている張本人の可能性があるのです。

霊媒師が本物であっても用済みでリスクは低く、人狼が嘘をついている場合にはピンチを脱出できるということで、2匹目の人狼が処刑されたことを告げた霊媒師は処刑されやすくなります。

狂人による霊媒トラップ

さて、上記の心理を利用して、あなたが狂人だった場合に、さらなるトラップを仕掛けることができます。例えば、あなたが狂人の時に、2日目に登場して「私は霊媒師です。昨日処刑した人は人狼でした」と宣言します。続いて3日目も「昨日処刑した人も人狼で、これで2匹処刑できました」と宣言します。

多くの場合、ここまでに本物の霊媒師が登場して、あなたの嘘を正してくるでしょう。「あの人は嘘をついています、私が本物の霊媒師で人狼はまだ3匹とも処刑されていません」なんて言ってくれればチャンス到来。

村人の中に、あなたが人狼だった場合のリスクに気づく人がいれば、魚が針に食いついたも同然です。そしてここからが腕の見せ所となります。あなたは「自分は本物だから殺さないでくれ」と周りにお願いするといいでしょう。周りの人が論理的に考えてくれれば、本物なら本物で処刑してもリスクはないということになって、あなたの意見は却下されます。見事村人があなたを処刑してくれればトラップ完成です。

うまいことみんなから処刑されれば、狂人のトラップは大成功となります

うまいことみんなから処刑されれば、狂人のトラップは大成功となります

今回の設定ルールにおいて、本物の霊媒師が言うとおり人狼が3匹とも生きていて、3日目に狂人を処刑してしまうと、ボディガードが人狼の襲撃を阻止するようなことが無い限り、4日目の朝は人狼3匹と村人3人となって、人狼側が勝利します。霊媒師を偽装した人狼のふりをした狂人による霊媒トラップ成功、というわけです。

このとき、人狼は霊媒師が嘘の霊媒結果を言った時点で、狂人による偽物と分かりますから、占い師のふりをして登場し、3日目に「あの霊媒師を占ったけど人狼だった」と宣言して狂人が処刑される流れに加担すると、さらに成功率があがります。村人側があなたを処刑するにあたって唯一の懸念は、霊媒師が嘘を言っていて、なおかつ狂人であり、さらに人狼は1匹も処刑できていない、というパターンですから、人狼はそこを潰すように行動する、ということですね。

人狼と狂人の違い

今度は逆に、人狼が狂人のふりをするトラップをご紹介しましょう。占い師を偽装した狂人のふりをした人狼、という罠です。

狂人のふりをするにはどうしたらよいでしょうか。人狼と狂人の違いは、人狼はなんとしても生き残ろうとし、狂人はなんなら処刑されてもいいと考えている点です。また、人狼は誰が人狼か知っていますから、自分のついた嘘が霊媒師によってバレるかどうかも、あらかじめ分かっています。

人狼と狂人では嘘をつくにしても傾向が違うのです

人狼と狂人では嘘をつくにしても傾向が違うのです

よって、人狼は村人から簡単には疑われないように精巧でバレにくい嘘をつく場合が多いです。一方、狂人はいい加減な嘘をつきます。そもそも、誰が人狼か知りませんから、精巧な嘘はつけないのです。これは嘘をついているのが人狼か狂人なのかを見破る時の基本的な考え方なんですが、その基本的な考え方を逆に利用します。

人狼と狂人による霊媒師殺害トラップ

例えば、あなたが人狼の場合に、2日目に占い師だと言って登場し、村人を1人指名して「あいつが人狼だ」と宣言します。指名した人が何かの役職を持っていなければ、処刑してみて次の日の霊媒結果で判断しようとなるでしょう。そして翌日、霊媒師が登場し、あなたの占いが間違っていたことを指摘するはずです。

この一連の流れからすると、あなたは村人にとって、非常に狂人っぽく見えます。翌日すぐにバレると分かっている嘘をついて、なんなら3日目に自分が処刑されることで、人狼を勝利に導こうという見え見えの作戦です。あなたが普段、人狼のときに精巧な嘘をついていればいるほど、このトラップは効果を発揮します。

あきらかに怪しい方が処刑できない、という場面もあるのです

あきらかに怪しい方が処刑できない、という場面もあるのです

そして、あなたが狂人濃厚と判断されると、3日目、村人はあなたを処刑することがどうしてもできなくなります。3日目は何度も言うように最低1匹は人狼を処刑しなければ村が滅ぶタイミングですから、霊媒師の霊媒結果などによって、人狼を処刑できているという確信がない限り、狂人と思しき人物を処刑するわけにはいかないのです。

このとき、本物の霊媒師と共に本物の占い師も生きていれば、名乗り出ているでしょう。何しろ、ここで人狼を当てなければ負けるかもしれないというタイミングです。場には、本物の占い師、占い師のふりをしたあなた、そして、本物の霊媒師がいるはずです。そこでもし、本物の占い師が人狼を占うことができていなかった場合、狂人が霊媒師として登場することで、人狼を勝利に導くことができます。

なぜなら、占い師が1人本物で、もう1人の偽物占い師はいかにも狂人っぽいとなれば、2人出ている霊媒師は、片方が本物で、片方が人狼であるというロジックが成立するからです。ここで当てなければ村が滅ぶというタイミング、2分の1で人狼を処刑できそうだとなれば、かなり村人有利な賭けに思えます。しかし実際にはそこに人狼はいないのです。

これにひっかかると、どちらを処刑するか散々悩んだ挙句、本物を処刑しても偽物を処刑しても結局負けという結果に頭をかきむしることになります。

嘘をつく時は相手を見て

上級編のテクニック、いかがだったでしょうか。なるほど、と思った方はぜひ試してみてください。上級のテクニックはどれも自分の腕で勝利を掴み取るという嘘ですから、決まると本当に気持ちいいですよ。

ただ、1つだけ注意点があります。それは、嘘をつく相手です。初心者から脱出して嘘のプランを色々考え、人狼に挑んでみようとする人にありがちな失敗なんですが、いくら自分のプラン通りに嘘をついてみても、相手によっては全く通用しない場合があります。

人狼であるあなたが、すぐにバレる嘘をつくことで狂人っぽくみせたと思っていても、初心者は素直に「嘘をついているから人狼に違いない」と言ってあなたを処刑するかもしれないのです。

また、そもそもロジカルに物事を考えるよりも、自分の感覚を優先するような人もいます。こういったタイプの人には論理的な情報戦をしかけても、全然納得してもらえないなんていう場合が往々にしてあります。感情に訴えかける話し方で、共感を得ることの方が大事という場面だってあるのです。物事を論理的に組み立てて推理出来る人ほど、そこで失敗しやすくなるかもしれません。

この人なら論理的に嘘を見抜いてくれる、という人こそ騙しようもあるのです

この人なら論理的に嘘を見抜いてくれる、という人こそ騙しようもあるのです

色んなテクニックもありつつ、最後は人間と人間のぶつかり合いであるというのが、また人狼の面白いところでもあります。ぜひ、色々試して、豊かな嘘つきライフを楽しんでみてください!

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あなたはPS4とスイッチのどちらを買うべきか?

あなたはどっちが欲しい?

PS4とニンテンドースイッチの図

さあ、PS4か、ニンテンドースイッチか!

今、ゲーム業界はちょっと面白い状態になっています。2017年のゲームハードの売れ行きについて、ニンテンドースイッチが大変な人気で品薄が続いているというのは皆さんよくご存知かと思います。まだ品薄なの? と思った方、はい、まだ品薄なんですね。ハードの売上全体でいうと、ニンテンドースイッチは出荷が少ないということや、3月発売ということもあって、大差をつけているというよりは、頭一つ抜けている、という感じで売れています。

それを追いかけて、ニンテンドー3DSとPlayStation4(以下、PS4)が並んで売れている、という状況になっています。そう、PS4が追いかけているんですね。なので、ニンテンドースイッチが売れることで据え置きハード市場のシェアをニンテンドースイッチがとっている、というよりは、PS4とニンテンドースイッチの両方が売れて据え置きハード市場が久しぶりにとても盛り上がっている、という状況です。

こうなると、年末商戦に向けて、久々に据え置きハードを買ってみるか、というゲームユーザーの方も出てくるんじゃないかと思います。その時、PS4を買うのか、ニンテンドースイッチを買うのか、迷うこともあるでしょう。というわけで、あなたはPS4を買うべき人なのか、ニンテンドースイッチを買うべき人なのか、何を基準に選べばいいのか、お話してみたいと思います。

何はともあれやりたいソフト!

モンスターハンター:ワールドの図

モンスターハンター:ワールドなのか、それともスプラトゥーン2か

PS4もニンテンドースイッチもゲームハードですから、色々要素があるとはいえ、まず考えるべきは自分のやりたいゲームがどちらのハードに出るのか、ということでしょう。

すごく簡単な話ではありますが、任天堂のゲームをやりたければ、ニンテンドースイッチで間違いありません。世界中のゲーム関係者に衝撃を走らせた「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、今大人気の「スプラトゥーン2」。さらに定番の「マリオカート8 デラックス」もあります。2017年後半のラインアップを見ても、2017年9月22日に発売された「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX」、10月27日発売予定の「スーパーマリオ オデッセイ」、12月1日発売予定の「ゼノブレイド2」など強力なタイトルが用意されています。

一方で、多彩なメーカーのタイトルがこなれているのはPS4です。PS4の方が発売がだいぶ早い分、大作タイトルがかなり出てくる環境になってきました。

まず東京ゲームショウでも1番人気だったカプコンの「モンスターハンター:ワールド」(2018年1月26日発売予定)、プラットフォームホルダーであるソニー・インタラクティブエンタテインメントの「グランツーリスモSPORT」(2017年10月19日発売予定)も見逃せません。セガの「北斗が如く」(2018年2月22日発売予定)やレベルファイブのRPG「二ノ国II レヴァナントキングダム」(2018年1月19日発売予定)も楽しみです。

もっと言えば、PS4は過去作にもかなり大作がありますから、アトラスの「ペルソナ5」、コナミの「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」など、今買って選択肢が多いのはPS4だと言えます。

ゲームを、いつどこでだれと遊ぶか

Joy-Conの図

2つに分離すJoy-Conは多人数プレイの時にとっても便利です

次はゲームの遊び方に注目してみましょう。ニンテンドースイッチは手軽に色んな遊び方をできるのが大きな特徴です。

大きなテレビ画面で遊べるのはもちろんのこと、ドックからはずせば携帯機に、さらに本体とコントローラーを分離し、本体をテレビ画面にするTVモードでは、テレビの無いところでも1つの画面を使って複数人対戦ができます。ニンテンドースイッチのコントローラーは、1つのコントローラーを2つに分けて使うことができますので、2人用のゲームを遊ぶ時も安心です。

例えば、通勤通学の行き帰りで遊びたい、家で遊ぶんだけどリビングのテレビを専有したくない、なんていう人はニンテンドースイッチがオススメです。また、ハードがもともと多人数プレイをしやすい設計になっているということは、ソフトもみんなで遊ぶゲームが登場する可能性が高いですし、そもそも任天堂は多人数で遊ぶタイトルを豊富に持っているメーカーでもあります。友達や家族と対戦や協力プレイをしたいという人は、やはりニンテンドースイッチがオススメと言えます。

一方、PS4でも、例えばPS Vitaを使ったリモートプレイなどで、テレビを使わない遊び方もできるので、近い遊び方が全くできないわけではありません。ただしその場合は、知識や手間などが必要になる場合が多いので、ゲームに詳しい方向けということになります。なので、購入前に良く調べておくことをオススメします。

ゲーム以外の機能

nasneの図

PS3ではtorneでしたが、PS4をハードディスクレコーダーとして使う場合はnasneです

最近のゲームには、ゲーム以外の機能もたくさんついていることが多いです。据え置きゲームハードにゲーム以外の機能も求める、ということであれば、PS4がオススメです。

特に動画関連の充実はとても素晴らしく、PS4では、NetflixやHulu、Amazonビデオなどの多彩な動画配信サービスが利用できます。周辺機器の「nasne」を使うと、ハードディスクレコーダーとして使うこともできます。「nasne」による録画視聴は非常に快適でオススメです。もちろん、ニコニコ動画やYouTubeなども利用できます。

ゲーム以外の機能……というところからはちょっとズレますし、また品薄ですぐには手に入らなそうというところで微妙でもあるのですが、Playstation VR(以下、PS VR)が使えるという点についてもここで付け加えておきたいと思います。PS VRのゲーム体験は本当にゲームの世界に入ってしまうというような新しい感覚です。例えば先ほどご紹介した「グランツーリスモSPORT」はPS VR対応で、まるで実際に車に乗って、レースをしているかのような驚きがあります。シネマティックモードを使うと、まるで映画館のような大画面で映像を楽しむこともできますし、VRを使った360度の映像コンテンツというものもあります。

ちなみにニンテンドースイッチは、現時点でゲーム以外の機能は非常に少なく、動画配信関連のサービスはニコニコ動画の視聴のみとなっています。今後追加される可能性はありますが、PS4の方がずっと進んでいるということは間違いないでしょう。

今、盛り上がってます

スプラトゥーン2の図

据え置きハードのゲームの話題が、しょっちゅう聞こえてきます(イラスト 橋本モチチ)

というわけで、PS4とニンテンドースイッチを色んな観点から比較してみましたがいかがだったでしょうか。

どんなゲームを遊びたいか、どういう風に遊びたいか、そして何に使いたいか、ということを考えて、選んでいただければ良いかなと思います。もちろん、時間とお金が許す方は、両方買ったっていいんですからね。

冒頭申し上げましたように、2017年のゲーム業界はちょっと面白い風が吹いていて、ここしばらくずっと縮小傾向だった据え置きハードがかなり盛り上がっています。ニンテンドースイッチは据え置きハードと言いつつ、半分は携帯機でもあり、一方でPS4はバリバリのハイエンド志向ということで、この両者は競合するというよりは、別々の需要を喚起して伸びていっているようです。

ゲームハードを買わなくなってしまうと、当然ゲームへの興味も薄れていきますから、そういう方からすると、ゲームって今どうなの?面白いの? というようなことを思うこともあると思います。これに関して、ガイドは自信を持って言えるのですが、今年も、去年も、その前も、ゲームはずーっと面白くあり続けました。売れている時も、売れていない時も、面白いゲームは必ずありました。毎年、遊ぶ時間の方が足りなくて困っていました。

でもそれは、全体が盛り上がらないと中々届かないものなんですね。盛り上がらなければ、面白いゲームがあっても、そこに気がついてはもらえないものです。そして今、ちょっと、盛り上がってきているのです、その兆しが感じられるのです。この盛り上がりで、ちょっと興味が出た方は、ぜひこの記事を読んで参考にしていただいて、ゲームハードを購入していただければと思います。

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【関連サイト】
田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)

モンスターハンター:ワールドは今までと何が違うの?

豪華になっただけだと思ったら大間違い

PS4の図

プラットフォームがPS4に!

まずまっさきにお伝えしたいことは、超楽しい、超面白い、ということです。2017年9月21~24日に開催された東京ゲームショウ2017に出展された、カプコンのモンスターハンター(以下モンハン)シリーズ最新作「モンスターハンター:ワールド(以下MHW) 」。

それはもう、大変な人気で、ビジネスデイでも整理券は30~40分で無くなってしまうほどでした。

ガイドはプレイすることができましたので、実際に遊んでみた感想を踏まえて、今までのモンハンシリーズとどう違うかをお伝えしようと思いますが、とにもかくにもまずお話したいのは、触ってみてすぐに、これは楽しいぞとワクワクした、ということです。そして20分の試遊を経た感想も、メチャクチャ楽しい、もっともっと遊びたい、というものです。ガイドはほとんどモンハンシリーズを遊んでいない人と一緒にプレイしたのですが、操作すらままならないはずの彼も、これは楽しいですね! と興奮気味でした。

もちろん、プラットフォームをPlayStation 4に移して、グラフィックが圧倒的進化を遂げているということもありますが、それは必ずしも最重要事項ではありません。グラフィックが美しいだけで普段モンハンを遊んでいない人が楽しめるということはないでしょう。もし、PS4になって豪華なモンハンになるんでしょ、と思っている方がいらっしゃったら、ぜひ考えを改めたていただければと思います。モンハンは超進化を遂げています。

止まらなくなった快適なモンハン

モンスターハンターの図

これまではアイテムを使うたびに足を止めて、操作ができない時間が存在していました

ちょっと触ってすぐ気がつくのは、マップを探索しているだけで楽しい、ということでした。

MHWでは全体のモーションが大きく見直されて、動きが止まらなくなっています。というのも、従来のモンハンは、何かをやるごとにストップがかかるゲームでした。素材を収集する時はしゃがんでガサゴソと探し、回復アイテムを使うのにも足を完全に止め、武器を出し入れするのにも相当の隙がありました。

こういった動きの止めは、モンスターと対峙した時のプレイヤーの隙としても設定されていましたから、ゲームバランスに組み込まれているものです。しかし、今回はちょっと事情が変わったんですね。MHWではマップの分割がなくなり、エリア移動によるロードが発生しなくなりました。その為、体力が無くなってきたらエリア移動して回復、というようなことはできなくなったんですね。そういった点もあって、何かをする時に完全に操作ができなくなる時間、というのが非常に少なくなっています。そしてこれは同時に、過去のモンハンシリーズに存在していたプレイヤーの細かなストレスをかなり減らしています。

素材を拾う際にしゃがんでガサゴソとはしなくなりました。アイテムを使う時も、動きは遅くなりつつも、完全に足を止める仕様ではなくなっています。抜刀や納刀もかなりスムーズになっている印象です。そしてマップはエリアごとに分割されない大きな1つのマップとなって、ロードのわずらわしさもありません。細かいことを言えば、例えばツタを登るにしても、歩いている状態からスムーズなモーションで登り始めてくれてストレスがありません。歩いた先が急な坂になっていれば、ずざーっと滑りながら降りてくれます。

PS4の非常に美しい画面。広大で起伏のあるマップを、スムーズに移動しながら探索するのは、本当に気持ちが良いです。おかげで、触ってみてすぐに、あれ、これは楽しいぞ、となったんですね。

狩りへの原点回帰

モンスターハンター:ワールドの図

モンスターの足跡を追っていくって、すごく狩猟感あります

もう1つ、大きな変化は狩りっぽさです。モンハンはもともとプリミティブな世界観の中で狩りをするゲームとして登場しましたが、シリーズを重ねていく中で、より強いインパクトを求めて「原始的な狩り」よりは「ど派手なバトル」に少しずつ傾いていたように思います。しかし、MHWでは、自然の中で狩りをするというハンターの姿がより強く強調されたシステムになっています。

従来のエリア移動が廃止され、マップに分割がなくなったことをお伝えしていましたが、加えて、1つのマップは恐ろしく広大になっています。その広大なマップをあてもなくさまよっていては中々ボスモンスターにはたどり着けません。ということで、今回から導虫(しるべむし)というシステムが搭載されちます。

導虫は光り輝く虫で、素材が採れる場所などを教えてくれます。導虫が教えてくれる場所の中に、ボスモンスターの痕跡が混じっています。足跡や、他のモンスターを食べた痕、ナワバリを示すマーキングなど。ボスモンスターの痕跡を見つけると、導虫はその特徴を覚えて、だんだんボスモンスターの方に誘導してくれるようになります。痕跡をたどって目標に辿り着くというのが、まず狩りっぽくて楽しく、ワクワクします。

道中、他のモンスターに見つからないように移動する為に、草の陰に隠れたり、スリンガーと呼ばれる小型の弓で音を立てて、モンスターを誘導することもできます。スリンガーはとても面白いアイテムで、拾った石や木の実を装着して飛ばすことができ、ロープをつければ高い場所に登ったりもできます。

本作ではこういった、環境を利用した狩りというのがとてもたくさん盛り込まれています。ツタを使った罠や、モンスターによるモンスターの捕食や同士討ち。あるいは、マヒするガスを発生させるカエルや、回復させてくれるハチなど、環境生物と呼ばれるモンスターでない生き物も狩りに利用できます。

そして、戦闘は大迫力

モンスターハンターの図

モンスターのブレスは相当な迫力です

狩りらしさが強調されたシステム、というお話をしたばかりですが、じゃあモンスターとのバトルは地味になったかというと、いました話をすぐに撤回するようで申し訳ありませんが、これはもう大変な迫力です。それはやはり、PS4というハードの恩恵が明らかです。その息づかいまで感じられ、まるで生きているかのように動く巨大モンスター。PS4は粒子の表現が得意ですから、炎のブレスや、ガンナーの弾がさく裂した時に発生する煙や火花はかなりの臨場感をもたらします。

また、モーションが全体に見直されて、動きがスムーズになった、というお話をすると、モンハン特有の重量感が無くなるんじゃないか、という心配をする人もいます。これはガイドの個人的感想ではありますが、東京ゲームショウでハンマーを振ってみた印象では、過去最も気持ちよくガツンとした手ごたえを感じました。おかげで、モンスターの頭を思いっきりぶん殴りたいという衝動にかられます。

モンスターの同士討ちは、単にモンスターがプレイヤーを攻撃するモーションが他のモンスターにも当たるということではなく、きちんとモンスターにかみついたり、掴んで持ち上げたり、草食のモンスターを丸呑みしたりと、モンスターとモンスターの熾烈な戦いが繰り広げられます。もちろん、その隙をついてプレイヤーは逃げたり、攻撃したりもするわけです。

初心者も遊びやすく

モンスターハンター:ワールドの図

肉焼き機もなんだか立派な感じに進化…?(イラスト 橋本モチチ)

劇的な進化を遂げたMHW。単にPS4で豪華になったというだけではなく、モンスターハンターというゲームをもう1度見つめなおし、ストレスのある部分は改善し、一方で、自然の中で狩りをするというコンセプトはより明確にし、その上で、今まで以上にモンハンらしい、大迫力の巨大モンスターとのバトルもしっかりと表現しています。

さて、様々な変更が加わったMHWですが、そのおかげでもう1つ良いことがあります。それは、初心者の遊びやすさです。ほとんどモンハンを遊んだことのない人と同行した、というお話を冒頭にしましたが、彼は今回、驚くほどスムーズに、MHWを遊ぶことができたそうです。

理由はいくつかあります。例えば、高画質の大画面で遊べる為、単純に画面に操作方法が表示できる、という点もあります。単純な話ではありますが、抜刀しようとして回復薬をグビッといってしまう初心者さんがいることを考えると、とても効果的と言えるでしょう。

導き虫もとてもありがたいです。初心者の人はボスモンスターに行くのが一苦労ですから。誰かがみつけて、ペイントボールを投げてくれても、エリアのつながりが上手く把握できてなくてなかなかたどり着けない、なんてこともありました。導き虫はとりあえずついていって痕跡を探せば、ボスモンスターのところまで連れていってくれます。また、誰か1人がボスと遭遇すれば、すぐにボスモンスターの元へと案内してくれます。

モーションが見直されて、全体にストップがかからなくなったことも、遊びやすさの要因です。何かをする為に止められるモンハン独特の動きは、慣れない人にはつらいこともありました。

開放的で、ストレスなく、そして狩りの原点に戻り、そして初心者にもとても親切になったMHW。発売は2018年1月26日ということです。本当に遊びやすく、迫力があって、面白くなっていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

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田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)

東京ゲームショウ2017直前!見どころまとめ

今年のゲームショウは何が目玉?

東京ゲームショウの図

毎年華やかなブースが楽しみです

いよいよ今年もやってきました、日本最大のゲームイベント東京ゲームショウ! 2017年9月21~24日の4日間に渡って幕張メッセにて開催。最初の2日間はビジネスデイとなり、23日、24日が一般入場日となります。

この時期になると、今年は何が目玉なの? ということをよく聞きかれます。色々見るものはありますが、細かく情報を追いかけるのは中々大変かもしれません。ちなみに2016年の目玉と言えば、とにもかくにもVRでした。今年もVRの出展はありまして、そちらもぜひご覧いただきたいと思いますが、その他にも試遊タイトルは色々ございます。

というわけで、時間をかけてじっくりと情報を追っていないという方の為に、まるっと、ざっくりと、この記事を読めばとりあえず目玉タイトルや注目の話題が分かる、という直前まとめ記事でございます。東京ゲームショウに行く方はもちろん、行かない方も、ぜひぜひ直前情報ということでお読いただき、興味をもったタイトルなどありましたら、さらに情報を追っていただいたり、イベントで遊んでもらえればと思います。

試遊はなんといってもモンハンワールド!

モンスターハンター:ワールドの図

大変革を遂げているモンスターハンター:ワールド。相当人気になるでしょうから、遊びたい人は早めにいって整理券をゲットした方がよさそうです。

まず、ゲームショウと言えば試遊タイトル。年末年始商戦に発売されるビッグタイトルを一足先に遊びたいですよね。これからズラっとご紹介しますが、とにもかくにもPlayStation 4(以下PS4)です。あれ?ニンテンドースイッチは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、東京ゲームショウには任天堂が出展しないこともあって、あまりタイトルがありません。そのため、コンシューマーゲームの注目タイトルは、PS4のものが非常に多いです。

まず外せないのがモンスターハンターシリーズの最新作、PS4用ソフト「モンスターハンター:ワールド」でしょう。カプコンが運営する公式ファンクラブの「モンハン部」では操作パネルを公開。モンスターハンターシリーズの試遊会場では、操作一覧をじっと眺める人というのがよく見る光景ですから、ぜひ前もって予習していってください。

【関連サイト】
TGS2017「モンスターハンター:ワールド」操作パネル公開!(モンスターハンター公式ファンクラブ「モンハン部」)

その他、ざっと大手メーカーの注目タイトルをご紹介していきますと、バンダイナムコエンターテインメントは、DARK SOULSシリーズを彷彿とさせるPS4、Xbox One、PC用アクションゲーム「CODE VEIN」。セガからは龍が如くシリーズのゲーム性と北斗の拳の世界観をコラボさせたPS4用アクションアドベンチャー「北斗が如く」、そして龍が如く2をPS4用にリメイクした「龍が如く 極2」。

スクウェア・エニックスの歴代ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターが終結して戦うアーケード向け対戦アクションゲームのPS4移植版となる「ディシディア ファイナルファンタジー NT」。コナミからは「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」のスピンオフ作品「METAL GEAR SURVIVE」がPS4、Xbox One、PC向けに。レベルファイブは主人公が王様となって、時には軍を率いてバトルするPS4、PC向けRPG「二ノ国II レヴァナントキングダム」。

一気に挙げてみましたが、いかがでしょう? 目移りしてしまいそうですね。もちろん、まだまだご紹介しきれないタイトルだってあります。

値下げしたPSVRの新タイトル群

PSVRの図

海外のビッグタイトルなど、VRでどこまでできるのか、その可能性が感じられそうです

東京ゲームショウに先駆けて開催された「PlayStation Press Conference in Japan」ではPS VRの値下げが発表されました。2017年より、PS VRとPlayStation Cameraのセットが44,980円(税抜)になります。値下げ前は49,980円(税抜)でしたので、5,000円の値下げ。もっとも、現状のPSVRの問題点は価格よりも供給量の少なさではありますが、出荷に関しても増やしていくとしています。

東京ゲームショウでもVR対応タイトルが出展されますが、まずはそのカンファレンスで新たに発表されたコナミの「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS:M∀RS」が話題です。PlayStation 3用に発売された「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」をPS4、PC用にリマスターしたもので、PS VR対応コンテンツを盛り込みます。

また、ぜひ試してみたいのが「The Elder Scrolls V: Skyrim VR(以下スカイリム)」でしょう。スカイリムは海外メーカーベセスダ・ソフトワークスが誇るオープンワールドRPGですが、広大かつ非常に自由度の高い世界に実際に自分が入って遊べるとなると、どんなゲーム体験となるか、大変に興味深いところです。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)では「グランツーリスモSPORT」が注目です。元々、VRとレースゲームは相性がいいですが、本物の車に乗ったかのような精細な表現をもつグランツーリスモSPORTの体験はぜひ1度試していただきたいところです。

バンダイナムコエンターテインメントの「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」はPS VRで女子高生の家庭教師として1週間を過ごす、ということで話題だったサマーレッスンの新キャラクターコンテンツです。スクウェア・エニックスの「MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV」はFINAL FANTASY XVの釣り部分をVR化したもの。

他のVR関連ではHTCブースに、HTC VIVEが展示。こちらでは、先ほどスカイリムで紹介したベセスダ・ソフトワークスの「Fallout 4 VR」が出展。こちらも名作オープンワールドRPGですから、VR化でどうなるのか、非常に楽しみです。

日本のe-Sportsを推進させる動きも

モンスターハンターダブルクロスの図

FPSのタイトルよりも、モンスターハンターダブルクロスの大会、というと、日本では興味を持つ人も増えるかもしれません。

2017年9月19日、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)や、一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)など、ゲーム業界の5団体は、日本におけるe-Sportsの普及、発展を目的としたe-Sports団体の新設を発表しました。

CESAと言えば、東京ゲームショウを主催する団体でもあります。東京ゲームショウでは、e-Sportsイベント「e-Sports X(イースポーツクロス)」が催されます。「ストリートファイターV」や「Overwatch」など、e-Sportsと聞いてすぐに思い浮かぶ格闘ゲームやシューティングゲームはもちろん、「ファンタシースターオンライン2」、「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」、「パズドラレーダー」など、日本人に馴染みのあるタイトルが並び、東京ゲームショウらしいラインナップで開催されます。

また、東京ゲームショウの基調講演では「日本におけるe-Sportsの可能性」と題して、日本のe-Sportsの今後についてのディスカッションが行われます。e-Sportsの振興についてはかなり業界で注目されていまして、東京ゲームショウはその動きを加速させる動きにかなり力が入っています。

ガイドのイチオシ

勇者のくせになまいきだの図

大迫力…ではないかもしれませんが、小さい魔物があっちこっちで食べたり食べられたりして繁殖するのをVRで観るのも楽しそうじゃないですか? (イラスト 橋本モチチ)

東京ゲームショウの見どころ、ざざーっとご紹介してまいりました。いかがだったでしょう。最後に、ガイドの個人的オススメもご紹介したいと思います。

ゲーム業界ニュースガイドなんていうことをやっていますと、この人は本当にこのゲームが好きで紹介しているんだ、なんて言われることも多々ありますが、多くの場合は自分が好きなものよりも、読んでくださる方にとって有益な情報とはなんだろう、というところで書いております。しかし最後はあえて、いわゆるビッグタイトルではないかもしれませんが、これは面白そう、というタイトルを2つお伝えしてみたいと思います。

1つ目はバンダイナムコエンターテインメントのPS4用タイトル「巨影都市」。巨影というのは巨大な影ということで、このゲームはウルトラマンやゴジラ、エヴァンゲリオンやパトレイバーなど、特撮やアニメの世界の巨大生物やロボットが戦う圧倒的脅威の中、一般の人間をプレイヤーキャラクターとして逃げて、生き延びるSFサバイバル・アクションアドベンチャーです。ウルトラマンが戦う、その足元にいる人って、もう大変ですよね。そんなリアリティを追求したゲームで、実はこれ、開発元が「グランゼーラ」というデベロッパーなんですが、絶体絶命都市シリーズを開発しているところなんですね。ワクワクするSFな設定で、リアルな絶体絶命のサバイバルが楽しめそうです。

もう1つは、SIEのPS VR用タイトル「V!勇者のくせになまいきだR」。VRのタイトルなんですが、ジャンルがリアルタイムストラテジーなんですね。勇者のくせになまいきだシリーズと言えば、いわゆるドラゴンクエスト的ファンタジーRPGの世界観で、魔王を捕まえにくる勇者に対し、プレイヤーは破壊神という魔王のさらに上位の立場で、ダンジョンの中でモンスター達が上手く繁殖する生態系を作って対抗するという、一風変わったゲームでした。

これをVRで遊ぶということで、モンスターの視点で勇者達と大迫力のバトルをする……のではなく、お部屋の中に箱庭を置いて、そこの中でモンスターを繁殖させるという、RPG世界のジオラマをいじるような楽しさで遊べるゲームとなっています。それ、VRでやる意味あるのか……と思われるかもしれませんが、意外とVRで目の前にあるこまごまとしたものをいじるのは楽しかったりします。元々の勇者のくせになまいきだシリーズのリアルタイムストラテジーとしての楽しさと、箱庭のあっちこっちを除いていじる面白さ、結構相性いいんじゃないかと思います。こちらも東京ゲームショウでぜひ触りたいタイトルです。

というわけで、東京ゲームショウの見どころに加えて、ガイドの個人的オススメタイトルも2つご紹介してみました。ピンと来るタイトルがありましたら、ぜひイベントに足を運んで、遊んでみてください。

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モンスターハンターはなぜワールドに?

モンハンの次回作はPS4でワールド!

モンスターハンター:ワールドの図

グラフィックが美しくなって、肉焼き機も何か未来的に!?

今となっては知らないユーザーも少なくないかもしれませんが、モンスターハンターシリーズ(以下モンハン)は、元々はPlayStation2のオンラインゲームとして誕生しました。

今でこそほとんどのゲームがオンラインに接続してなんらかのサービスを受けることができますが、当時は家庭用ゲーム機をオンラインに接続している人自体が相当に稀、よほどのゲーマーでなければ手を出さないようなものでした。

それでもモンハンはそのゲーム性が口コミで評価され、約30万本を販売、これはオンライン主体のゲームだったことを考えると大変な売上です。その後、プラットフォームをPlayStation Portable(以下PSP)に移行すると、オンラインの代わりに携帯機であるPSPを持ち寄ってアドホック通信で遊ぶスタイルが大流行し、これが定着して今のモンハンのイメージを作ります。

というわけで、携帯機のイメージが非常に強いモンハンですが、次の最新作は据え置きハードで登場する「モンスターハンター:ワールド」です。海外では、PlayStation4(以下PS4)、Xbox One、PCで、国内ではPS4で発売されます。さてさて、これほど携帯機で定着した感のあるモンハンですが、なぜ次回作は据え置きハードで出るのでしょうか?

モンハンは3DSで世界に出ようとしていた

PSPの図

モンハンと言えば、PSPで一気に跳ねたタイトルでした

そもそも、モンハンは世界での売り上げを強く熱望していました。逆に言うとモンハンシリーズというのは、国内でこれほどまでに人気があるにも関わらず、海外では国内と比較してあまり売れていないシリーズなんですね。

PSPというハードも似たところがありまして、国内ではニンテンドーDS(以下DS)には及ばないものの、それこそモンハンシリーズをキラータイトルとして台数を伸ばしたハードでした。しかし、海外では、不人気なハードだったんですね。

ここで、国内での需要を満たしていたモンハンは、海外に出るべく、海外に強いハードを選択することになります。それがニンテンドー3DS(以下3DS)ですね。PSPに比べて、DSは海外でも非常に好調なハードでした。当然、後継機となる3DSも、海外でのシェアが期待できるハードだったわけで、そこにモンハンシリーズがPSPから移籍した形になります。

携帯機で、かつ、海外でも戦えるプラットフォームとして3DSを選択したモンハンですが、だから一気に海外市場で受け入れられるかというと、そう簡単ではありませんでした。

モンスターハンター4Gは初の欧米100万本を突破しているが

3DSの図

3DSで一定の成果はあったものの、全体の販売本数は伸びきれず

3DSで発売された「モンスターハンター4G」の海外版、「Monster Hunter 4 Ultimate」が欧米のみで100万本出荷を達成し、これがシリーズ初であることをカプコンが発表しています。3DS版で発売されたタイトルが、初めて欧米での100万本出荷を達成したわけですから、移籍による海外進出はある意味で成功したと言えるのかもしれません。

しかし、100万本で目標達成、カプコンは満足したかと言えば、おそらくそんなことはないでしょう。

モンハンシリーズの全世界販売本数を見てみると、モンスターハンター4Gは410万本なんですが、これはモンスターハンターシリーズの歴代第3位です。第2位はというと、同じく3DS用タイトルとして発売された「モンスターハンタークロス」です。では、第1位はというと「モンスターハンターポータブル 3rd」で、これはPSPタイトルなんですね。

つまり、モンハンは、PSPから3DSに移行して、海外販売において一定の成果は得たものの、その後の国内家庭用ゲーム市場の縮小などの余波を受けて全体としては伸びきれていない、というのが現状です。

これをもって、PSPから3DSへの移行はビジネス的に間違いだった、という評価を簡単にすることはできないのですが、少なくとも日本より遥かに大きい海外市場によってさらなる成長を、という結果でなかったことは間違いありません。

据え置きハード全盛の海外へ再挑戦

モンスターハンターダブルクロスの図

3DS向けにはダブルクロス、そして海外にはワールドを展開します

そこで、今現在の海外のゲーム市場を考えるとどうでしょうか? 純粋な販売台数でいえば、家庭用ゲーム機のトップハードはニンテンドー3DSで、6千万台以上を売り上げています。しかし、携帯ゲーム機が海外で全盛かというと、そんなことはないでしょう。海外は据え置きのハイエンドゲーム機が非常に盛り上がっていて、その中でも人気があるのはPS4です。PS4は、ニンテンドー3DSよりも2年以上後発であるにも関わらず、販売台数6千万台を突破して、今1番勢いのあるハードです。

PS4、Xbox One、そしてPCとマルチで発売するハイエンドのモンハン、ということになれば、3DSよりもはるかに多いプラットフォームで展開できることになります。これによって、海外の大きな市場で躍進する、これがモンスターハンター:ワールドが狙っているところだと考えられます。

ニンテンドー3DSユーザー向けには「モンスターハンターダブルクロス」が2017年3月18日に発売。2017年8月25日には、これをさらにニンテンドースイッチへと展開する「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」を発売します。一方で海外を見据えたハイエンドのモンハンとしてモンスターハンター:ワールドが展開されると、こういうわけです。こう考えると、名前に「ワールド」を冠しているのも納得という感じではないでしょうか。

国内においては、PS4の最強の助っ人となる

PS4の図

もしかすると、1番喜んだのは国内のPS4ユーザーかもしれません(イラスト 橋本モチチ)

というわけで、その名の通り世界を狙うモンスターハンター:ワールドなわけですが、実際に海外でこれが受け入れられるかと言えば、これは予想が中々難しいところです。ハイエンドで、マップもシームレスになり、海外に照準をあわせた作りが垣間見えてはいますが、問題点を潰していけば売れるという世界でもありません。これは成功するか失敗するか分からないけれどモンハンの新しいチャレンジを提案した、と考えるべきでしょう。

一方で、このチャレンジがより確実に歓迎される市場もあります。それは、国内のPS4市場です。日本では開発費の高騰などの問題からコンテンツの減少を招き、据え置き市場は劇的な縮小を余儀なくされていますが、PS4は少しずつ大作が集まるようになり、軌道に乗り始めているところです。

PS4の国内向けビッグタイトルというのは、「METAL GEAR SOLID V: The Phantom Pain」、「ペルソナ5」、「FINAL FANTASY XV」など、国内だけでなく海外でも売り上げを見込めるものが多く、ここにモンスターハンター:ワールドが加わるという形が見込めます。

2016年のペルソナ5、FINAL FANTASY XVに続いて、2017年は「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」、さらに2018年にモンスターハンター:ワールドが来るとなれば、PS4にとってはとても良い流れが作れることになります。

海外市場を狙ったモンスターハンター:ワールドではあるんですが、その恩恵が国内市場にもたらされ、PS4を盛り上げてくれれば、こんなに嬉しいことはないですね。新しい、迫力のあるモンハンを、楽しみにしていただければと思います。

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結局妖怪ウォッチは第2のポケモンになれたのか?

3年前の、答え合わせ

妖怪ウォッチの図

初代のじわ売れ、2で大ブームとなり、その後は…

3年程前、ゲーム業界ニュースでは「妖怪ウォッチは第2のポケモンになれるのか?」という記事を発表しました。その時は、妖怪ウォッチはもちろん大人気だし、ポケットモンスターシリーズ(以下ポケモン)に似ているようにも見えるかもしれないけれど、実はその中身を見ていくと大きく違いがあり、ポケモンのようになる可能性はかなり低い、というお話をしました。

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それから3年経ちまして、結局ポストポケモンのようになったのか、そうではないのか、という検証をしてみたいと思います。結論を先に言いますと、やっぱり第2のポケモンとは、ならなかったようです。

妖怪ウォッチ関連商品の売上が激減

妖怪ウォッチの図

過去には、妖怪メダルなどを求めて行列も起こりました

2017年5月10日、バンダイナムコホールディングスは2017年3月期の決算を発表しました。その際、各IPごと、簡単に言えば、仮面ライダーやプリキュアといった各ブランドごとの売上高も公表しています。妖怪ウォッチは、104億円で、前年度の329億円の3分の1となり、また、2018年度の計画でも63億円と、さらに縮小することが見込まれています。

バンダイナムコホールディングスにおける妖怪ウォッチ関連の売上は、ピーク時で年間500億円を超えていることを考えると、ブーム時の5分の1程度まで下がってきてしまっているというのが実情です。

一方で、104億円という数字がどのくらいの規模かと考えると、同じくバンダイナムコホールディングスの売上で比較するなら、実はアンパンマンと同じくらいだったりします。アンパンマンと言えば、幼児向けのキャラクターとしては絶大な人気を持っていますから、そのアンパンマンと肩を並べていると言う意味では、減少傾向にあるものの、いまだ人気は健在という言い方をすることもできます。

肝心のゲームソフト本編は?

ポケモンの図

妖怪ウォッチが急減していることもそうですが、ポケモンがいまだ圧倒的な販売本数を誇っていることも驚きです

妖怪ウォッチの人気を考える時、もう1つ重要な指標があります。というより、むしろこちらの数字の方がより大事でしょう。それは、ゲームソフトの売上です。ゲーム専門メディアの「ファミ通」が公表している「2016年ソフト販売本数ランキングTOP100をお届け 1位に輝いたのは……」という記事によると、2016年7月16日に発売されたシリーズ本編3作目となる「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」の2016年内の販売本数は139万7436本です。また、2016年12月15日に発売された、妖怪ウォッチ3の追加バージョンである「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」は年末までの売上で50万9667本となっています。

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2016年ソフト販売本数ランキングTOP100をお届け 1位に輝いたのは……(ファミ通)

比較として、2016年11月18日に発売された「ポケットモンスター サン・ムーン」の数字を上げますと、2016年内で324万6222本で、「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」はもちろん、追加で発売された「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」を合算しても、圧倒的大差でポケモンが売れていることになります。

ちなみに、2014年7月10日に発売されたシリーズ本編2作目となる「妖怪ウォッチ2 元祖/本家」が累計300万本以上を販売していることを考えると、ポケモンとの比較だけでなく、妖怪ウォッチシリーズとしても、3作目にしてピークを終えている印象は否めません。3作目で失速している点を考えれば、20周年を経て今なおトップに君臨するポケモンのようになったとは、言い難いでしょう。

それでも、たくさん売れている

妖怪ウォッチの図

大きく減っていますが、イコール人気が無くなってしまった、ということではありません

妖怪ウォッチが第2のポケモンになるのが難しい理由は、冒頭で紹介した3年前の記事にほとんど書いております。そこに付け加えるとすれば、レベルファイブは妖怪ウォッチを丁寧に育てるとしながら、非常に短い間隔で新作や、そのバージョン違いを投入し、一気に消費させてしまったことが挙げられるでしょう。一気に人気がでて、一気に消費し、そして、一気に飽きられてしまった印象がどうしてもぬぐえません。

もっとも、こういう書き方をしますと、どうしても「もう妖怪ウォッチは売れてないんだな」という印象になってしまいますが、それは間違いであることはお断りしておかなければいけません。前述した通り、減ったとはいえ、関連玩具の売上はアンパンマン相当です。アンパンマンと言えば幼児向けのトップブランドと言って差し支えないポジションですから、まだまだ人気は非常に高いと言えます。

また、ソフトの売上に関しても、「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」の139万7486本というのは、大差とはいえ「ポケットモンスター サン・ムーン」に次いで2016年の家庭用ゲーム機におけるソフト売上第2位です。

2016年の数字に関していえば、周辺玩具に関しても、そしてゲームソフトに関しても、まだまだかなり売れている、人気があるIPであるということが言えると思います。ただし、問題なのはこれが下降線をたどっている、という点でしょう。

ここで粘って、定番になれるか

妖怪ウォッチの図

定番になれるかは、これからの粘り次第かもしれません

整理しますと、玩具、本編のゲームともに、急激に販売が落ちているということがまず言えます。ですが、2016年時点に関して言えば、それでもまだ人気があるということは事実です。第2のポケモンになるのは中々難しいようですが、だからと言ってコンテンツが消費されきったわけではありません。

バンダイナムコホールディングスにおける妖怪ウォッチ関連の売上はアンパンマンと同等というお話をしました。ガイドにはもうすぐ5歳になる娘がいますが、幼児周辺のアンパンマンというのは、それはもうものすごい密度で存在しています。本屋さんや玩具売り場はもちろんのこと、あらゆる商業施設、そして、病院や、公共の施設などでも、幼児がいるところには、必ずと言っていいほど、アンパンマンがそこに居ます。ガイドはスーパーなどで、アンパンマンが目に入ると子どもが欲しがって動かなくなるので…と、避けて駐車場に向かうファミリーを見たことがありますが、そんなことを考えると、何か迷路の攻略のようになってしまいます。

これはどういうことかというと、これは、アンパンマンでビジネスをする人間のみならず、幼児の近くにいる大人たちがみな、アンパンマンに絶大な信頼を寄せているということなんですね。小さな子どもはみんなアンパンマンが好きに違いない、アンパンマンがいればご機嫌が良くないだろう、と思って、幼児がいくあらゆるところにアンパンマンが配置されているわけです。結果、センセーショナルな話題で大きな注目を集めることが少なくなっても、子どものそばにはいつも彼がいます。これは大変にパワフルです。

妖怪ウォッチの対象年齢はアンパンマンよりも上ですし、売り方も違いますから、アンパンマンと同じように、と簡単には言えないんですが、定番化する為には、多くの信頼を得て身近な存在になる必要がある、ということは間違いないように思います。そしてその為には長い時間と関係づくりが必要です。そう、ここからじっくりやれるかが重要であるはずなのです。これまで、何度もヒットを飛ばしながら、定番として続く長寿シリーズにしていくことには苦戦しているレベルファイブ。妖怪ウォッチは今度こそと、定番化を狙ったタイトルでした。そのことを考えれば、本当の戦いはこれからであるともいえます。

2017年12月16日には、映画第4弾となる「映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」が公開されます。今回はなんと、30年後の世界ということで、主人公が一新される上、おなじみのキャラクタージバニャンも、なにやらおどろおどろしい姿を見せています。ここから、新しい妖怪ウォッチが展開される、その急先鋒となるようです。

ブームは陰りを見せた妖怪ウォッチですが、さらなる展開で復活を見せるのか、そしてここで粘って定番化していくことができるのか、次のチャレンジにも期待したいと思います。

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田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)

ARMSのランクマッチに出場する為に覚えるべき基本

ARMS発売! でもランク戦にでれない!?

ARMSの図

思った以上にシビアな戦い、基本をバッチリ抑えて勝利を目指しましょう!

バネバーネ! みなさん、のびてますか、のばしてますか、のされてますか!? 任天堂から発売されたニンテンドースイッチ用新作タイトル「ARMS」、楽しんでいますでしょうか。ゲーム業界ニュースでは、発売前に、ARMSは従来の格闘ゲームと比較して、ゆっくりとしたゲームスピードと、シンプルな操作で遊びやすいゲームですが、対戦の駆け引き自体はむしろ本格的だというお話をしていました。

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1秒先の攻防 ARMSがオススメの人とそうでない人(AllAboutゲーム業界ニュース)

格闘ゲームの高速で複雑な操作にはついていけないけど、駆け引きの醍醐味は楽しみたいという人にはオススメですが、適当な操作でパーティーゲーム的に楽しみたい、という方には不向きでしょう、という記事です。

そして、実際にARMSが発売されてみると、事前に感じていたよりもはるかに奥の深いゲームで、強いものが勝ち、弱いものが負けるシビアなゲーム性が露わになりました。どのくらい厳しいかというと、オンライン対戦にはみんなでワイワイといろんなゲームを楽しむパーティマッチと、真剣勝負でランク付けされるランクマッチがありますが、おそらく買ったばかりの人の多くは、ランクマッチの出場権を勝ち取ることすら難しい、という感じではないでしょうか。そう、ランクマッチに出場するにはそもそも資格が必要で、コンピューターを相手に戦うグランプリモードで、10段階あるうちのレベル4をクリアする必要があります。

そしてこのレベル4というのが、まあ相当に難しいんです。グランプリモードは10戦勝ち抜かなければいけませんが、最初は1戦目から大苦戦して全く勝てない、という人も珍しくはないでしょう。

というわけで、ランクマッチに出場するべく、基本のテクニックについてご紹介したいと思います。今回お話するのは、特定のキャラやARMを使った必勝法や、CPUの癖をついた勝ち方ではなく、広く使えるARMSの基本の話です。これができれば、グランプリもぐっと勝ちやすくなりますし、ランクマッチに出てもきっちり戦えるはずですよ!

安易に飛ばない、安易に投げない

いいね持ちの図

腕は2本しかありません。両腕を使う投げはリスクの高い攻撃です

まず、基本の基本、安易な行動をとらないこと。特に、例えば、いつも似たようなタイミングでジャンプしている人、いませんか? 安易なジャンプが狙われるのは格闘ゲームでは基本中の基本で、これはARMSでも同じことが言えます。

確かに、ジャンプはとても強いアクションです。相手のパンチをよけることもできますし、的を散らすことができます。一方で、跳んだら、落ちなければいけません。そして、飛ぶのは自分の意志ですが、落ちるのは意志の介在しない行動です。そして、空中にいる間はガードをすることができません。

跳ぶ時は、相手にその隙を狙われないようにする工夫が必要ですし、それができなければ跳ぶべきではありません。相手に着地を狙わせないようにかく乱するのは、色々な方法があります。しかし、まずはいったん、跳びたい気持ちをぐっと我慢して、ダッシュでパンチを確実に避けることから始めましょう。慣れてきたら、ジャンプを色んなタイミングで少しずつまぜて、行動の幅を増やすようにまぶしましょう。

同様に隙の大きい行動として、投げがあります。投げは入ればダメージも大きく、確実にダウンがとれる強力な攻撃です。そして、とても気持ち良いので、たくさん狙いがちです。しかし、ARMSにおける投げは両手を使う隙の大きな行動でもあります。相手の虚をつけるタイミングで使わなければ、投げれないばかりか、逆にその隙をついて投げられてしまいます。

まずは相手に隙を見せない、攻撃を当てられない行動を目指しましょう。CPU相手もそうですし、これはランクマッチに出た後も、とても重要なことです。

着地を狩って、起き攻めしよう

ニンテンドースイッチの図

いいね持ちもいいですが、ジャイロがうまく操作できないという人は、Joy-ConグリップやProコンとローラーを使うのも良いでしょう

さて、ジャンプと投げに隙があるということは、逆に言うと、相手がジャンプした時や、投げを放ってきた時にはチャンスがあるということです。重要なのはパンチを放つタイミングです。ARMSはパンチを一度打てば、当たるまでに1秒程度時間がかかり、そして、打ったARMが戻ってくるまで次のパンチが打てません。ということは、適当にパンチを打っていては当たりません。なかなか勝てない人というのは、気がつくといつの間にか同じタイミングでパンチを打ってしまうことが多いものです。意識的にパンチを打つタイミングをずらし、相手の着地に攻撃をあわせられるように練習しましょう。

同様に、投げを打ってきた時もチャンスがあります。それこそ、ここぞとばかりに投げをジャンプで避けて投げ返したり、片手のパンチで投げを打ち落とし、もう一方の腕で攻めるなど、チャンスがあります。

相手に攻撃を当てて、ダウンをとれたら起き攻めです。相手がダウンしている隙にチャージして、起き上がりにピッタリ攻撃を繰り出し、プレッシャーをかけましょう。これも、タイミングを合わせることがポイントです。

ラッシュを当てる、ラッシュに当たらない

ニンテンドースイッチの図

ちなみに、Joy-Con横持でも遊べたりします。2人で遊ぶ時には便利ですね

さて、ここまでくると、相手の攻撃が当たらないように動きながら、わずかな隙を突いて戦うジリジリとした勝負ができるようになるでしょう。そこで大きく戦局を変えるのがラッシュです。

当たり前ですが、大事なことは、ラッシュに当たらないことです。相手のラッシュゲージが貯まったら、警戒して、攻撃よりも避けることを重視しましょう。ジャンプや投げはもちろん、通常のパンチも、簡単には出さない方がいいです。いつでもダッシュで避けることができる状態を意識して、片手のパンチで牽制しながら、相手の出方をうかがうのが良いでしょう。ジャンプしながら両方の手でワンツーをくりだす、なんて行動を繰り返していれば、当然着地にあわせてラッシュが飛んできますよ。また、単純に距離をとることも有効です。

そして、自分のラッシュゲージが貯まったら、決して適当に打ってはいけません。基本は、2つあります。1つは、相手のジャンプや攻撃の隙に発動すること。攻撃時や、ジャンプの着地時は防御ができません。もう1つは、なるべく近くで発動すること。隙をついたつもりでも、相手との位置が遠ければ、こちらのパンチが届く前にガードする時間を与えてしまいます。

その両方をあわせた技術として、ガードキャンセルからのラッシュ発動、というテクニックがあります。相手のパンチをガードした時に、ダッシュボタンを押すと、ガード状態をキャンセルして前にダッシュすることができます。これで、相手の攻撃にあわせて、なおかつ距離を詰めつつラッシュを発動することで、かなり当てやすくなります。

もちろん、こちらがガードするということは、相手にとっては投げのチャンスということでもあります。でも、投げは隙のある攻撃だということは既に学んでいますよね。ガードをするといっても適度にダッシュや攻撃を織り交ぜて、狙いを散らす行動をとっておくことは不可欠です。

トレーニングで練習しよう!

ARMSの図

ARMSは思った以上にシビアな対戦ゲームですが、だからこそ、きっちりゲームを理解して、練習すれば、成果がでます(イラスト 橋本モチチ)

ARMSにはたくさんのテクニックや駆け引きが存在しますが、その中でも、すぐに覚えて使える基本のものに絞ってご紹介してみました。隙を見せない行動、相手の隙をつく攻撃、そしてラッシュを食らわずラッシュを当てる、これを守ってランク4のグランプリをクリアできれば、ランクマッチを始めても、互角以上に戦えるようになっているでしょう。

これらのテクニックを練習する時は、トレーニングを使うのがオススメです。トレーニングはちょっと分かりにくい位置にあるのですが、バーサスモードの1番下から入ることができます。

敵の攻撃をしっかりよけて攻撃する練習は「連打をかわせ!」、着地狩りは「ジャンプ対策訓練!」や「パンチを当てろ! 中級」に「パンチを当てろ! 上級」でも、投げの対処は「投げられるな!」、ラッシュの練習は「必殺技を決めろ!」が有効です。

さて、ここまでは広く使える基本のテクニックということでしたが、最後に、各キャラクターごとの癖をついた対策についても、ざっとではありますがご紹介しておきましょう。ボスキャラについてもお話しますので、ネタバレが嫌な人はご注意ください。

スプリングマンは体力を4分の3削ったら、常にチャージ状態になります。ラッシュなどで一気に勝負をつけましょう。多段ジャンプのリボンガールは縦方向に強い「バーチカル」などのARMが有効です。ニンジャラは投げが多いのでガードは少なめに、投げは片手で弾いて攻撃しましょう。マスターマミーはガードが多いので投げが有効です。スーパーアーマーがあるメカニッカは普通に攻撃してもダメージは少なく反撃も受けます。チャージ攻撃を心がけてください。

ツインテーラは、空中チャージから距離の長いダッシュが繰り出せますが、その着地時に大きな隙があります。着地狩りが重要です。バイト&バーグは、バーグを倒してしまえばスキルを封じたも同然です。バイトのダウンをとるたびに、バーグをコツンとやっておきましょう。トライデントのように横に攻撃範囲がひろいARMだと楽です。

キッドコブラは、相手をコマボードから落とし、自分はコマボードに乗り続けるように意識しましょう。DNAマンは正面の攻撃につよいARMを持っているので、チャクラムなどの大きくカーブするARMで対抗しましょう。

10回戦で出てくるマックスブラスはスーパーアーマーを持ち、さらに体力4分の1になるとスプリングマンのように常にチャージ状態となります。チャージ攻撃主体で削り、最期はラッシュで一気にとどめをさします。

さらに、ラスボスのヘッドロックは、腕が6本あるというデタラメな相手。真正面から攻撃するなら、ドラゴンなどのレーザーで攻撃できるARMが相殺されにくくオススメです。もしくは、チャクラムなど、カーブして横から当てることのできるARMもいいでしょう。また、転倒させてからの起き攻めは相手の腕が何本あっても関係ないですから、きっちりと狙っていきましょう。

真正面から打ちあうと、6本のARMでこちらの攻撃は相殺されて、一方的に打たれかねませんから注意が必要です。また、今回ご紹介したガードキャンセルダッシュからのラッシュは、6本の腕で次々攻撃してくるヘッドロックには通用しない場合が多いです、こちらもご注意ください。

さてさて、それでも、どうしても、グランプリのレベル4がクリアできないという方もいるかもしれません。そんな時はどうするか…1回忘れましょう。オンライン対戦はランクマッチだけではなく、パーティマッチもあります。そして、パーティマッチならランクマッチ程のシビアな戦いではないカジュアルに楽しむことができます。楽しんでいれば、ファイトマネーも貯まり、ARMも増えていくでしょう。ARMが増えていくことでクリアが容易になることもあります。まずは楽しみながら、ARMの強化をすることをオススメします。

ぜひ、基本を押さえて、ARMSを楽しんでみてください。バーネ、バーネ!

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1秒先の攻防 ARMSがオススメの人とそうでない人

大盛況だったのびーる体験会

ニンテンドースイッチの図

ARMSはニンテンドースイッチならではのタイトルということで、とても楽しみですね

任天堂がニンテンドースイッチ専用タイトルとして2017年6月16日に発売を予定している「ARMS」の先行オンライン体験会「のびーるウデだめし」が2017年5月27日、28日に開催されました。その日全世界の人が一斉にARMSを体験し、Twitterではあっという間に「ARMS」がトレンド1位に。

ガイドもたっぷりARMSを体験しまして、今回はその魅力をご紹介しようと思います。ただし、ARMSは誰にでもオススメのゲームというわけではありません。

格闘ゲームが複雑化、高度化していく中でついていけなくなってしまった人が、ARMSだったら楽しめるということは、十二分にあるように思います。ARMSは斬新で、新しく、多くの格闘ゲームの常識にとらわれない作りをしているからです。一方で、見た目よりは、きちんと対戦ゲームで、適当にガチャガチャと腕を振り回して楽しめるかというと、それは難しいかもしれません。

瞬時に状況を判断して複雑で正確なコマンドを入れる格闘ゲームと比較するなら、圧倒的に簡単で多くの人が遊べますが、誰でもワイワイ楽しめるパーティーゲームかというと、強い人が勝って、弱い人が負けるという、それなりにシビアな面があります。

ARMSがオススメな人、オススメでない人はどんな人か、順を追ってご説明したいと思います。

ARMSってどんなゲーム?

いいね持ちの図

両手をいいね!な形にして握ります

ARMSは、一言で言えば伸びる腕で殴りあう格闘ゲームです。ARMSは片方の「Joy-Con」を横に持って操作するスタイルや、「Nintendo Switch Proコントローラー」で遊ぶこともできますが、オススメの操作方法は「いいね持ち」と呼ばれるスタイルです。2つのJoy-Conをバラバラにして、それぞれ左右の手で縦に握り、トリガーボタンを親指で押すように持つスタイルです。この状態で、Joy-Conを握った左右の手で実際にパンチすると、ゲームの中のキャラクターもパンチする、というのが基本の操作となります。

非常に特徴的なのは、パンチをすると腕がびよーんと伸びること。伸びた腕が遠くにいる相手を攻撃するので、これで遠距離で殴り合いをします。Joy-Conを持った手をハの字にすれば、キャラクターも腕でガードしてくれますし、両手を同時に突き出せば、やはりキャラクターの腕も両手がぐいーんと伸びて相手をキャッチ、投げてくれます。

パンチを繰り出すとゲージが貯まり、一定以上のゲージが貯まると、ラッシュを発動させることができます。ラッシュ時は強力なパンチを連続で繰り出すことができ、うまく当てれば一気に相手の体力を奪えます。

この伸びる腕を使って、1対1、あるいは2対2や3人のバトルロイヤルで戦う他、伸びる腕を使ったバレーやバスケットもあります。

さて、このARMSで特に注目しておきたい点は、「遅い」ということです。

1秒という遅さ

ストリートファイター4の図

多くの格闘ゲームは、0.1秒、0.2秒という世界で、戦います

ARMSを遊んで最初にガイドが想起したのは「スティールダイバー サブウォーズ(以下スティールダイバー)」という、任天堂から発売されたニンテンドー3DS用タイトルです。スティールダイバーは潜水艦のシューティングゲームで、水中で潜水艦を操って、魚雷を撃って戦います。潜水艦は速度を上げるのも、落とすのも、また旋回するのも急には動けませんし、魚雷は撃ってから着弾するのに時間がかかります。これによって、瞬時に狙って撃ち抜くという対戦シューティングのゲームスピードをぐっと落としたゆっくりと、ただし先を読みながら戦うのがスティールダイバーというゲームでした。

ARMSはこのスティールダイバーにかなり近い発想があると思います。伸びる腕で戦うARMSはある程度相手と離れて戦います。ガイドがゲームを録画して測ってみたところ、パンチの種類や相手との距離によって差がありますが、パンチを放ってから当たるまでにざっくり1秒程度かかるようでした。

1秒というのがどのくらいの時間なのか、格闘ゲームに詳しくない人には良く分からないと思いますので、ちょっと細かい話をします。通常、格闘ゲームでボタンを押してから技が当たるまでの時間というのは、フレームという単位で表します。フレームという単位が表現する時間はゲームによって違う場合もあるんですが、今回は1フレームが60分の1秒ということでお話します。

非常に素早い技でボタンを押してから攻撃が当たるまでに3フレーム程度、秒に直すと0.05秒ということになります。これはもう、人間が反応できる時間ではありませんね。10フレームというと大振りで遅い技ということになりますが、これで約0.17秒という世界です。これでどういう攻防が行われるかというと、例えば、相手の攻撃をガードした後、自分が攻撃できる状況になった時、相手は攻撃をしたせいで隙が7フレームあるとします。そしたら、10フレームの技ではどう頑張ってもその隙に攻撃を入れることはできませんが、3フレームの技であれば、4フレーム以内、つまりおおよそ0.1秒以内であれば確実に反撃できる、と、こういう世界です。

改めて文字にしてみるととんでもないですね。このスピード感の中で攻防があり、複雑なコマンド操作も必要になります。まともにゲームができなさそう、と思うかもしれませんがその通りで、これはもう相当に慣れなければついていけません。格闘ゲームというのは、経験者とそうでない人では大変な断絶があるジャンルです。

0.2秒が遅いなんていう感覚からいうと、当たるまでに1秒もかかる技なんていうのは、誇張なく止まって見えます。しかし、ARMSは他の格闘ゲームでいえば止まって見えるようなスピードでやり取りします。ですから、パンチを撃ったな、というのを確認してからよけられます。そしてARMSには複雑なコマンド操作もありません、連続でできる攻撃は左右2本の腕を1回ずつ振るところまでです。この点において、格闘ゲームのスピード感と複雑さについていけないけれど、ARMSならば遊べるという人は少なくないと思います。

しかし一方で、誰でもガチャガチャとやれば勝ったり負けたりできるかというと、そうでもないと思います。ARMSはうまいへたがはっきりと出る、戦略、戦術が存在します。

1秒先の未来

ARMSの図

1秒先に、自分と相手がどうなっているか、考えて戦わなければ勝てません

相手のパンチを見てからよけれるということは、自分のパンチも見てからよけられるということです。これは、きちんと見ている相手だった場合、適当に打ったパンチはまず当たらない、ということを意味します。何しろ遅いのです。

じゃあどうやって当てるのか。パンチを放ってから1秒後に当たるんですから、1秒先の未来を読まなくてはいけません。例えば、まず右手でまっすぐ相手を狙います。相手が左側に避けるのを先読みして、時間差で左手のパンチを放ちます。しかも、腕を振る時にフックさせることで、ゲームキャラクターのパンチにもぐーんと弧を描かせます。右手をよけたと思ったら、視界の端から弧を描きながらパンチが飛んできて思わず当たってしまう、というわけです。

さらに、ARMSのキャラクターは右手と左手の腕、ARMを変えることができます。ARMには色んな種類があり、素早い動きのもの、相手のパンチを弾き飛ばす重量のあるもの、あるいは追尾したり、水平に広がったり、盾になったり、様々です。両手に装備したARMの特性をうまく使って、相手を翻弄し、虚をついて攻撃します。

さらにさらに言えば、キャラクター自身もそれぞれ特殊な能力を持っていて、空中で何度もジャンプできたり、忍者のように消えたり、キックで相手のパンチを落としたりと様々です。

ガチャガチャッと適当にボタンを押すことをガチャプレイなどと言うことがあります。普通の格闘ゲームであれば、ガチャプレイが思いもよらない動きを見せて功を奏すなんてこともありますが、ARMSではゲームスピードが遅いが故に、ガチャプレイをしても、しっかりと見ている相手には通用せず、きちっとよけられて、きちっと当てられます。

ARMSはその遅いゲームスピードとシンプルな操作の中で、確かな判断と、1秒先にどうなるかを考える戦略、戦術が必要になります。

今なら全員スタートライン

スプラトゥーンの図

新しいゲームのルールで、みんなが試行錯誤しながらバトルがどんどん変化していく面白さは、初代スプラトゥーンの発売当初を思い出させます(イラスト 橋本モチチ)

ARMSは「遅い対戦格闘アクション」であると言えます。ですから、他の格闘ゲームのような反射神経を求められることはありません。また、複雑なコマンドもありません。しかし、適当に遊んで楽しいゲームかと言うと、しっかりと動きを見て攻撃を防ぎ、そして崩す戦略を持って攻撃してくる相手にはなかなか勝てないでしょう。その点で、見た目程カジュアルなゲームではないかもしれません。崩しの戦術と、1秒先の未来を読む力が試されます。もっとも、それが大変に面白いゲームである、ということは付け加えておかなければいけません。

もう1つ重要なことがあります。それは、ARMSはとても斬新で、特殊な格闘ゲームであり、他の格闘ゲームのセオリーがほとんど通じない、ということです。全てのプレイヤーは手探りでゲームを始め、そして混沌とした戦いが始まります。のびーる体験会は各1時間ずつ、1日3回、2日間で計6回開催されましたが、実はその6回の間でも参加プレイヤーに変化が見られました。初回は本当にメチャクチャに戦うばかりの人が多かったのが、回を重ねるにつれてどんどん工夫され、戦術が編み出され、拳から意図が伝わってくるようになりました。

これは、Wii専用タイトルとして任天堂から発売された「スプラトゥーン」と非常に似た現象です。これまでにない仕組みに、幅広いプレイヤーが興味を持ち、そして、みんなが同じスタートラインでよーいどん、と始めるので、混沌とした中でゲームのプレイが刻々と変化していきます。

誰でも適当に腕を振り回せば楽しく遊べそう、ということであればあまりオススメはしませんが、するどい反射神経や複雑すぎる操作を求められずに、戦術や駆け引きを楽しめそう、ということであれば大変にオススメです。発売前にオンライン対戦ができるのびーる体験会は6月3日、4日にも開催されますので、気になった方はぜひ試してみてください。

そして、もし気に入ったのであれば、全員初心者で始められる発売と同時に購入して、混沌とした戦いをぜひ楽しんでみてください。

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ニンテンドースイッチは売れているのか、売れるのか?

品薄が続くニンテンドースイッチ

ニンテンドースイッチの図

発売以降、なかなか手に入らない状況が続いています

発売以来、品薄が続くニンテンドースイッチ。欲しいのにまだ買えていないという人も少なくないかもしれません。いまだに店頭では、入荷するもかなりのスピードで売り切れる店舗が多く、購入者を抽選で決める場合もありますし、一部ECサイトでは希望小売価格よりも高い価格で販売されていることもあります。

今回はそのニンテンドースイッチがどれだけ売れているのか、あるいは、売れていないのか、そして今後どうなるのかというお話をしたいと思います。売れているに決まっているだろう、と思うかもしれませんが、実は少なくとも国内市場で考えた場合に、これほどの品薄状態からイメージするほど売れているかといえば、そうではなさそうです。

発売当初はWii Uよりも売れていなかった

Wii Uの図

実は発売2ヶ月ぐらいの間でみるt、Wii Uの方が売れていることになります

実のところ、ニンテンドースイッチは発売当初、国内市場において、前世代の任天堂ハードであるWii Uよりも売れていませんでした。

Wii Uと言えば、販売台数が振るわずに伸びなかったハードというイメージがあります、しかし絶好調であるはずのニンテンドースイッチはそれを下回っていました。

答えを簡単に言ってしまえば、出荷が少なかったのです。Wii Uは2012年12月8日に発売され、年末商戦で一気に販売台数を伸ばします。しかし、年末年始商戦が落ちついたあたりで、一気にペースダウン、そこから低迷が始まります。

一方ニンテンドースイッチは、2017年3月3日発売で、年末商戦を逃したスタート。発売と同時に品薄に突入するも、年末商戦でスタートしたWii Uよりも、そもそも出荷台数が少なく、品薄なのにWii Uの発売当時に追いつかない、という状況が続いていました。

これが逆転するのが発売9週目、ゴールデンウィーク頃のタイミングです。Wii Uの9週目と言えば1月末頃で、初回需要が大分埋まって、販売台数が落ち着いてきたころですが、ニンテンドースイッチは、ゴールデンウィークに突入するタイミングで「マリオカート8 デラックス」も発売されるということで出荷も多めとなり、販売台数を伸ばし、ここで両者の累計販売台数(発売9週目時点)が逆転する形となりました。

ちなみに、ニンテンドースイッチの現状は、Wii Uよりは何とか売れているものの、Wiiと比較するのであれば、ニンテンドースイッチは遠く及びません。年末商戦に向けて発売され、かつ、「Wiiスポーツ」というキラータイトルを擁し、さらには出荷も順調だったということで、Wiiは現状のニンテンドースイッチよりもはるかに好調でした。

直近のニンテンドースイッチの販売台数を見ても、2017年5月15日~21日で3万台に届かず、出荷の少なさがボトルネックになっていることは否めません。一方で、品薄が続いているということ自体は事実ですから、ポテンシャルに関してはまだまだ期待ができるとも言えます。

スプラトゥーン2でさらに加速を目指す

スプラトゥーン2の図

勢いのついた状態でスプラトゥーン2の発売につなげられるのは、とてもいい流れであると言えます

というわけで、Wii Uと比較すると、逆転したもののどっこいどっこいという数字なわけですが、それでも、WiiはともかくWii Uと比べるのであれば、数字以上に現状はニンテンドースイッチの方が良い状況でしょう。

初期のゲームハードの販売において非常に重要なのは、期待感、ハードの勢い、といったものです。ゲームユーザーはなんとなく盛り上がっているハードに期待しますし、期待感のあるハードを購入したいと考えます。

数字上はそれほど違わなくとも、年末年始商戦が終わった途端に失速したWii Uと、品薄が続いているニンテンドースイッチでは印象が大きく違います。そして、ニンテンドースイッチはこの勢いのある状態で最大のキラータイトルである「スプラトゥーン2」につなげられることが非常に大きいと言えるでしょう。前作にあたる「スプラトゥーン」はWii Uで最も多く売れたタイトルで、150万本以上も売れています。

スプラトゥーン2は2017年7月21日発売予定ですが、2017年5月18日にスプラトゥーン2同梱版本体やスプラトゥーン2のamiiboの予約が開始されると、あっという間に売り切れ、発売前にして価格が高騰するという現象が起こっています。スプラトゥーン2と一緒にニンテンドースイッチを購入したいというユーザーが非常に多いことがうかがえます。

夏のスプラトゥーン2、そして冬に予定されている「スーパーマリオ オデッセイ」へと繋げていければ、ニンテンドースイッチはさらに販売を伸ばすことが見込めそうです。

サードパーティーのタイトルは売れるのか

モンスターハンターダブルクロスの図

モンスターハンターダブルクロスが発表されたことは、追い風ではありますが、決定打とは言い難いでしょう

しかし、不安要素もあります。その最たるものはサードパーティータイトルの充実と拡販でしょう。

もともと、Wiiは大変好調なスタートを切りましたが、サードパーティーのタイトルが充実せず、任天堂のタイトルだけではどうしても全体のタイトル数が少なく、後半に勢いを落としていったハードでした。Wii UはそのWiiの状態を払拭することができず、最初からタイトル数がなかなかそろわず、販売を伸ばすことが困難になりました。

ニンテンドースイッチのサードパーティに関していうと、まず、大きなタイトルとして「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(以下ドラクエXI)」も、ニンテンドースイッチ版の発売が予定されていることが挙げられます。

また、「モンスターハンターダブルクロス」のニンテンドースイッチ版が、2017年8月25日に発売決定となったことも、追い風となりそうです。ニンテンドースイッチの特性を生かして、オンラインマルチプレイだけでなく、ハードを持ち寄って遊ぶローカルマルチプレイに対応していることは、過去の据え置きハードで発売されたモンスターハンターシリーズと比較して、大きく違うポイントでしょう。

しかし、それでもモンスターハンターダブルクロスは既にニンテンドー3DSで発売されているタイトルの移植であることを考えれば、これがキラータイトルと言えるかといえば難しいかもしれません。また、ドラクエXIに関してはPlayStation4版とニンテンドー3DS版の発売日が発表されているものの、ニンテンドースイッチ版については情報がなく、後発となる可能性が高いとみられています。そう考えると、これらのタイトルはそれ自身がキラータイトルというよりは、今後もニンテンドースイッチで大型タイトルが発売されるか、その試金石となるような存在でしょう。

サードパーティーはニンテンドースイッチにどの程度リソースを割くか、まだ様子見の状態です。ニンテンドースイッチ向けのタイトルがより多く発売されること、そしてそれらが成功を収めることによって、ようやく多くのメーカーが動き出します。そしてそれは、おそらく簡単なことではないでしょう。

ポテンシャルはあるが課題もある、ニンテンドースイッチ

ゼルダの伝説undefinedブレスオブザワイルドの図

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドが作った良い流れを、生かしていかなければいけません(イラスト 橋本モチチ)

さあ、最後にニンテンドースイッチの現状とこれからについて整理してみましょう。現状は、Wiiには遠く及ばず、Wii Uの販売推移をようやく超えてきたという状況です。しかし、販売数が伸びないのは出荷数が少ないことが要因で、店頭に並ぶとすぐに売り切れ、まだまだ需要は大きく、今後さらに数字を伸ばす可能性はあります。

需要が高い状態で、スプラトゥーン2やスーパーマリオ オデッセイなどのキラータイトルを発売するスケジュールが組めており、その意味ではWii Uよりも大きく数字を伸ばしていく期待感があります。一方で、サードパーティーのタイトルに関しては、モンスターハンターダブルクロスやドラクエXIが予定されているものの、他ハードで先行して発売されてしまうこともあり、それ自体がキラータイトルとは言い難いでしょう。むしろ、こういった大きなIPの売れ行きによって、今後サード―パーティの動向が大きく変わってくことが考えられます。

ニンテンドースイッチが大きく数字を伸ばしていくかのポイントは、まず、ハードの供給を増やしこの品薄状態を解消することが第一です。そのうえで、スプラトゥーン2やスーパーマリオ オデッセイが期待通りのヒットを飛ばすこと。そして、サードパーティタイトルも堅実に売れて、市場にメーカーが集まってくる状態を作れるか、ということになります。

さらに付け加えるならば、現状は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が大きくハードを牽引し、さらには品薄でもある為、どちらかというとゲーマー層がハードを買っている状況です。ここから年末年始に向けて、任天堂が得意なファミリー層にも火をつけられる状況に持っていけるか、というのも重要なポイントになるでしょう。

今、ニンテンドースイッチに勢いがあり、チャンスがあることは疑いようもありません。しかし、数字そのものは楽観できるようなものではなく、また課題も多くあります。それらを解決して、さらに願わくばユーザーの期待をいい意味で裏切って、ゲーム業界を盛り上げて欲しいと願います。

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買う前に知りたい1-2-Switchを楽しむ条件

2人用だけど4人以上で遊んで!

ニンテンドースイッチの図

短時間で遊べて、簡単なゲームですが、十分に楽しむには条件があります

ニンテンドースイッチ(以下スイッチ)のロンチタイトルであり、HD振動など、スイッチの機能をいかして作られたミニゲーム集、「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」。このゲーム、すごく簡単で、単純で、1プレイが短くて、誰でも遊べるゲームなんですが、買った人みんながみんな楽しめるかというと、実はそうでもないかと思います。スイッチの名前が入った、スイッチの代表作だと思って買ったけど、何かあっけないというか、寂しいというか、遊んでいてあまり盛り上がらなかった、という人もいるんじゃないかと思います。

せっかく買ったのにあまり楽しめなかったらもったいないですよね? ですので、楽しむための条件、というのをご紹介したいと思います。これはとても簡単で、自分が遊ぶ場面を思い浮かべて欲しいんですが、何人で遊びますでしょうか? 1-2-Switchに収録されているほとんどのゲームは2人用なんですが、2人で遊ぶ為にこれを買うというのであれば、ガイドはあまりオススメしません。

1-2-Switchで遊べるゲームのほとんどは2人なんですけど、テレビの前に集まっていて欲しい人数は3人でもちょっと少ないと思います。4人はいた方がいいと思いますし、5人いるとかなり面白いと思います。なんなら10人もいたらすごく楽しいと思います。なぜそんなことになるか、というのを1-2-Switchというゲームを紹介しながら解説してみたいと思います。

1-2-Switchってどんなゲーム?

ニンテンドースイッチの図

普通のゲームのように画面をじっくり見て…というわけではないんですね

1-2-Switchがどういうゲームかというと、コンセプトはテレビ画面を見ずに、対戦相手を見て遊ぶゲームといったところでしょうか。1-2-Switchには全28種類のゲームが収録されていて、そのほとんどは2人で対戦するゲームです。そして、画面を見る必要が無く、相手の目を見て遊びます。

このコンセプトを象徴するミニゲームの1つに「真剣白刃取り」という遊びがあります。真剣白羽取りは刀を振るう側と、両手で受け止める側に分かれて遊びます。刀側は、Joy-Conを刀の柄のように握り、自分のタイミングで振り下ろします。受け止める側は、Joy-Conを持った手で、まさしく真剣白羽取りのように、両手を頭の上でパチンとあわせて、相手のJoy-Conから剣が伸びていると思って受け止めます。これだけのゲームです。

始め、と声がかかった後、剣をいつ振り下ろすかはプレイヤー次第です。その後はゲームの画面を見ても何の情報もありません。ですから、テレビを見ずに、相手を見るわけです。相手の呼吸をみて、かすかな動きをみて、いまだ、というところでパチンと両手をあわせます。

微妙に足を踏み出してフェイントしたり、「あっ、UFO!」なんて古典的な手で注意をそらしたりと、あの手この手で相手を出し抜くのが楽しいゲームです。

1-2-Switchはオールエア

もちろん、1-2-Switchには真剣白羽取りだけでなく色んなゲームが入っています。ピッチャーとバッターに分かれて対戦する「ベースボール」は球種の読みあいが熱いですし、モデルになったつもりでステージの上を上手に歩く「モデルウォーク」、相手の踊りをマネする「コピーダンス」なんていうのもあります。Switchに搭載された新機能を使ったゲームでは、Joy-Conを振ると、中にまるでいくつかの球が入っているかのように震え、その振動で球の数を当てるという「カウントボール」、Joy-Conをホットドッグに見立てて口の前に持ってきて、パクパクと動かすと画面のホットドッグをどんどん食べることができるという「大食いコンテスト」などなど、本当にたくさんのゲームが入っています。

その多くが、画面を見なくていいわけですから、画面の演出は極めて簡素で、Joy-Con片手に対戦相手同士が向かって戦います。つまり、Joy-Conを持った2人が、真剣白羽取りをしたり、野球をしたり、あるいは歩いたり踊ったりしているわけです。

これ、何かに似ていると思いませんか? それはエアギターです。実際はギターを弾いているわけではないのに、音楽にあわせてまるで本物を持っているかのようにギターの弾き真似をするエアギター。1-2-Switchはエアギターよろしく色んなものをエアでやって、それにコンピューターがルールをつけて勝ち負けをつけてくれる、そんなゲームなんです。それこそ、そのまま「エアギター」というゲームも収録されているぐらいです。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの世界を任天堂は「オープンエア」と表現していますが、1-2-Switchは全てがエアなゲーム、オールエアなゲームだと言えるかもしれません。

ギャラリーのいないエアギターなんて

エアギターだけでなく、エア真剣白羽取りや、エア野球や、エアモデルウォークなどがたくさん遊べるわけですが、どうしても必要なものがあります。それはギャラリーです。ギャラリーのいないエアギターが盛り上がるわけがありません、面白いわけがありません。もちろん、2人で遊んで2人が盛り上がってもいいですし、そういう関係性で楽しく遊べる人もいるとは思いますが、淡々と2人でゲームを消化すると、イマイチ楽しくならないこともあります。

これがギャラリーがいるとどうなるでしょうか。真剣白羽取りで誰かが卑怯な手を使って注意をそらせば笑いが起こりますし、ベースボールで逆転ホームランが出れば歓声があがります。モデルウォークで2人が腰をフリフリしていて盛り上がらないわけがありませんし、色んなゲームが盛り上がった後にコピーダンスが登場すれば、タイトルだけで期待せずにはいられません。カウントボールはちょっと触らせてとHD振動に興味深々になりますし、大食いチャンピオンは、思わず「俺に食わせろ!」と言ってJoy-Conを奪いたくなります。

多くの対戦ゲームというのは人数がいる方が盛り上がって楽しくなるものではありますが、1-2-Switchは画面の演出ではなくプレイヤーが遊んでいる姿そのものが面白くなるので、周りでそれを観ている人がいるかいないかでゲーム体験が大きく変わるのです。

実はCMでアピールされていた

マリオカートの図

マリオカートもみんなで遊ぶゲームですが、知らない人が観ても面白いという点が、1-2-Seitchの良いところです

おそらく、1-2-Switchが2人で遊ぶゲームなのに、たくさん周りにいた方が楽しいということは、任天堂は認識していたでしょう。ですので、大泉洋さん主演の1-2-SwitchのCMには、周りにギャラリーがたくさんたくさんいて、その人達がプレイヤー2人の一挙手一投足に大盛り上がりする、という構成のものが大量に用意されています。そういう構成にした場合、大泉洋さんというとぼけたキャラクターはとてもマッチした人選でした。

ですが、あのCMを観たからといって、周りにたくさん人がいた方がずっと面白いゲーム…とまでは考えない人が多いんじゃないかと思います。なので、お伝えしておきたいわけです。家で2人で遊ぶゲームと思って購入する人は、ちょっと考えた方がいいかもしれません。

逆に、例えばゴールデンウィークに親戚の子どもたちが集まるからみんなで遊べるゲームが欲しいということであれば、これはもうピッタリのタイトルです。2人で遊ぶゲームですから、コントローラーを新たに買い足す必要もなく、集まるのが5人でも、10人でも、次々にコントローラーを渡して、プレイヤーを交代しながら、みんなで盛り上がって遊べます。何人こようがドンとこいですし、大人も子どももごちゃ混ぜ、ゲームを全くしない人でも、遊んでる様子を見ているだけで面白さが分かります。

みんなで遊ぶゲームの定番と言えば「マリオカート8 デラックス」が2017年4月28日に発売になりますが、これとの大きな違いは、誰も観てないとあまり盛り上がらないことであり、同時に、どんな人でも観てるだけで楽しめる、という点でしょう。

ガイドは毎週金曜、高円寺で、みんなでゲームを持ち寄って遊ぶイベントというのを主催しているのですが、そこで20人以上ゲーム好きが集まっている中で遊ぶ1-2-Switchの盛り上がり方は相当なものです。遊んでいる人もそうでない人も、みんな大笑いしながら楽しみます。まさに大泉さんのCMの通りですね。

というわけで、1-2-Switch、ほとんどが2人用のゲームですが、2人だけで遊ぼうと思っているのであれば、ちょっと待った方がいいかもしれません。でも、たくさんで集まる時に盛り上がるゲームを探しているという場合は、ぴったりですから是非遊んでみてください。

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