ドコモ冬春モデル 2画面など、個性派スマホが百花繚乱(日経トレンディネット)

 NTTドコモは2017年10月18日、スマートフォンの冬春モデルを発表した。2画面の折りたたみ式スマホや、グーグルのスマホVRプラットフォーム「daydream」に対応したスマホ、人気のXperiaシリーズの小型版、3年ぶりに復活したペン操作の大画面モデルなど個性的な機種が多く、スマホが伸び盛りだった4~5年前に戻ったかのような百花繚乱ぶりが目を引く。一時期の「変わり映えがしない」「どれも同じ」といった閉塞感はなく、「これは欲しい!」と感じさせるスマホが多かった。

【関連画像】背面にも液晶パネルが組み込まれており、180度開くと2枚のパネルが並んだ状態で使える。左右で異なるアプリを表示し、面倒な切り替え作業なしで並行して使える

 料金の割引や次世代サービスも拡充する。同一端末を使い続けている間は毎月1500円を割り引く「docomo with」は、対象機種を3機種追加して計5機種にする。手軽さを重視したカーシェアリングサービスや、先読みやパーソナライズを強化した無料のAI対話サービスも開始する。動画の見放題サービスはコンテンツを拡充したうえで、家庭のテレビでも見られるようにした。

 スマホのラインアップを大幅に拡充したうえで、料金やサービスを底上げすることで、格安スマホの端末やサービスに不満を感じた人の取り込みを狙う。

●2つの画面を搭載する屏風型スマホ「M Z-01K」

 5.2型のフルHD液晶パネルを2枚搭載した折りたたみ式のAndroidスマホ。それぞれの画面で異なるアプリを立ち上げて利用できるほか、2つの画面に1つのアプリを表示して6.8型相当の大画面としても使える。画面を半分ほど開いた状態で机に置けば、2つの画面に動画などを同時に表示し、向かい合った状態で視聴できる。メーカーはZTEで、発売は2018年1月以降の予定。

6型の大画面でも薄型軽量、Daydreamに対応「V30+ L-01K」

 1440×2880ドット表示の6型有機ELパネルを搭載した大画面スマホ。パネルを18:9比率の縦長タイプにすることで、6型ながら幅を75mmに抑えて持ちやすくした。重量も158gと、6型モデルとしては圧倒的に軽い。GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応するのも特徴。ハイレゾ音源の再生に対応するほか、B&O PLAYがチューニングを施したイヤホンが付属する。背面カメラはデュアルタイプで、広角側はF1.6の明るい超広角レンズを搭載する。メーカーはLGエレクトロニクス・ジャパンで、発売は2018年1月以降の予定。

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ソニー「α6500」と迷路のようなレンズ沼(日経トレンディネット)

 なんだか、すごく悩ましいんである。スッコーンと抜けきる秋空のような爽やかさとは正反対の、どこか淀んだ気持ちを引きずりながら関係を構築してしまったせいだろうか。あの日から、私はずーっと悩み続けている。どうすりゃコイツとうまくやっていけるのだろうか、と。

【関連画像】35mm判換算の画角は、おおむね27-157mm相当。ワイド端はもうチョイ広いほうがうれしかったりするごく普通のスペックも、テレ側に備わる1枚上乗せの余裕がうれしいレンズだ(E PZ 18-105mmF4G OSS使用、ISO400、1/800秒、F8.0、-1.3補正)

 そう。そもそもスタートからして純粋な気持ちじゃなかった。α9を使ってみて、今ひとつしっくりこなかったことから、同機の早急な購入は見送ると同時に「ヘヘッ、ボクはコッチでいいもんね~」とばかりにα6500の購入に踏み切ったのである。ああ汚らわしい(笑)。でも、それは想定できない流れではなかった。

 なぜなら私には、α6000は所有していたけれどナゼかα6300には興味を引かれなかったという実績(?)があるからだ。これは、α6500の登場を知ったときの「被害感情」がほぼ皆無であったことを評価しての“実績”なのだが、あのとき命拾いしたお礼はどこかでしなくてはならないと思っていた。それが今回、イヤミ半分にも見える「α6500の購入」というカタチであらわれたのである。我ながら、なんかヤな感じ(笑)。 

●スリムなボディーにマッチするレンズがない!

 α6500を実際に所有してみて、まずは普通に良いカメラであることはわかった。でも、何とはなしに物足りなさも感じ続けている。もっとも引っかかるのは、その「ならでは」なデザインのボディーに似合うレンズがほぼないに等しいところ。そんなこと、NEX-5とNEX-7を所有していた過去をも持つ身には基本中の基本、最初にNEX-5を手に入れたときから身に染みていたハズの“弱点”なのだが、最新のα6000シリーズを手に入れたことであらためて膝かっくん…じゃないや、膝ガックリ状態に陥っているのである。

 とりわけ、APS-C用のEマウントレンズラインアップには物足りなさが山積みだ。といって、フルサイズ用のレンズは、ラインアップと描写性能には文句はないものの、α6500のボディーにはいかんせんデカすぎる。普段使いにはどのレンズを装着しておけば良いのか。

 「NEX-5にお似合いなのはボディーキャップだね!」

 当時さんざん口にしていた、ジョークとも皮肉ともつかぬ言葉がそのまま通用しちゃう状況が現在も継続しているのだ。

 α6000を購入したときにコンビを組んでいた「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が手元にあるので、α6500はボディーのみの購入だった。が、上記の悩みに襲われたため、ほどなくレンズを追加購入するハメに。まんまとハメられている気がしないでもない。

豊満な胸の悩みを解消、バストサイズで選べる服が好評なワケ(日経トレンディネット)

 バストが豊かであるのは、特に男性の目には「女性らしくて良いこと」のように見える。しかし、当の本人にとって胸が人一倍大きいのは、必ずしも良いことではないようだ。というのも、一番困るのは「服」。“セクシーNG”の職場などで、胸がパッツパツにならずにキレイに着られる既製服がないのだという。

【関連画像】自身が考える理想のカップサイズに対する回答(資料提供:トリンプ・インターナショナル・ジャパン)

 胸が大きいためにそうしたお悩みを抱える、特にオフィスで働く女性たちに向けて、下着のようにバストサイズから選べる服を提案するアパレルブランドが好評だ。起業した女性社長自身も、実は「Iカップ」なのだとか。どんなブランドなのか、女性のリアルな胸事情データと合わせて注目してみよう。前・後編でお届けする。

●豊満なバストのセクシーさを抑える“きちんと感”のある既製服がない

 取材に訪ねたのは、黒澤美寿希代表(31歳)が2016年6月に立ち上げ、ネット通販を中心に展開するアパレルブランド「HEART CLOSET」。初めての実店舗となる期間限定ショップ(※)に足を運んだ。

※そごう・西武が、働く女性向けに手がけるプライベートブランド「リミテッド エディション@office」内への出店。西武池袋本店(東京都豊島区)での会期は2017年10月31日まで。

 「バストが豊満な女性の服にまつわるお悩みやコンプレックスの解消を目指す新感覚のアパレルブランド」をうたう黒澤氏。自身も人一倍、胸が大きい。「中3でCカップ、高校卒業のころはたぶんGカップありました」。大学中退後、おもにゲーム業界などの会社で仕事をしたそうだが、20代前半はシャツの胸がパツパツでだらしなく左右にはだける、といった恥ずかしさを回避するため、傍目にはセクシーに映っても胸の開いた服を着た。若いころはそれでも許された。だが、27歳のときにゲーム制作会社の社長に就任。初めての会社設立で社内外への公の役割を担う立場に就いたことが、服装に目を向ける大きな転機となったという。

 「やはり、礼儀正しい場ではきちんとした装いが求められる。ところが、胸の大きな人をキレイに見せるのに、セクシー路線でなく“きちんと感”のある服が売り場にないことに気づいた。このとき、既製服に大きな疑問を持ったんです」(黒澤氏)

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JAL系の新顔小型機に乗ってみた 乗客が向かい合わせになるシートが新鮮(日経トレンディネット)

 旅客機といえば100席以上の大きな機体を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、地方路線や離島路線では100席未満の飛行機が一般的だ。日本国内ではカナダ・ボンバルディアのDHC-8-Q400(以下、Q400)やCRJ200、ブラジル・エンブラエルのリージョナルジェット機(地域路線向け小型ジェット旅客機)のE170、190が運航している。さらに、三菱航空機が2020年の納入を目標にテスト飛行を続けている国産リージョナルジェット機、MRJがライバルとして加わる見込みだ。

【関連画像】日本エアコミューターが導入したATR42-600。48人乗りのATR42シリーズと72人乗りのATR72シリーズを展開しており、現在100カ国以上、約200の航空会社でおよそ1200機が導入されている

 そんななか、大手航空会社として初めて、日本航空(JAL)系列の日本エアコミューターが2017年4月に導入したのが、フランスのエアバス系小型機メーカー・ATRのターボプロップ機(プロペラ付きジェット機)、ATR42-600だ(ATR42-600自体は熊本県を拠点とする天草エアラインが2016年2月に日本で初めて導入している)。小型機ながらエンジン音が静かで、シートも広めだという。今回は日本エアコミューターの鹿児島-沖永良部線に搭乗し、乗り心地を体験した。

後方から搭乗するのが特徴

 ターボプロップ機やリージョナルジェット機は、搭乗口からバスや徒歩で移動して機体備え付けの階段かボーディングスロープから搭乗するのが一般的だ。今回は鹿児島空港、沖永良部空港ともにボーディングスロープからの搭乗だった。離島路線は病院の通院など高齢者の利用も多い。階段ではなくスロープから搭乗できるのは、利用者にとっては助かるだろう。

 また、飛行機は機体前方から乗り込むのが一般的であるが、ATR42-600は貨物室が機体前方にあるので、乗客は機体最後方から乗り降りする。到着後に飛行機から早く降りたい人は後方の座席を指定するといいだろう。手荷物収納スペースもほかのターボプロップ機と比べて広いので、サイズの小さなキャリーバックであれば問題なく収納できる。

●進行方向と逆向きのシートが面白い

 機内はJALの国内線に多い「JAL SKY NEXT」仕様のシートが使用されている。離島路線の飛行機は狭いイメージがある。だが、ATR42-600の座席の前後間隔は一般的なLCCで使用されている機体よりも広く感じた。

 面白いのは、乗客が向かい合わせになるシートがあることだ。最前列の1C、1Dは進行方向と逆向きになっており、後ろ向きで離陸・着陸を体験できるので一部の航空ファンに人気がある。4人1組で利用するなら2C、2Dの座席を一緒に指定すれば向かい合わせで座れる。ボンバルディアのDHC-8-Q300やQ100にも同様のシートがあるが、ちょっと変わった空の旅を体験したい人にはおすすめのシートだ。実際に乗ってみると、離陸時には若干前のめりになるが、景色を見下ろすような感覚が新鮮で楽しい。

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プロのドリップコーヒーが完コピできる? コーヒー器具の新提案(日経トレンディネット)

 2017年9月20~22日に行われたコーヒーの見本市「SCAJ WORLD SPECIALITY COFFEE CONFERENCE AND EXHIBITION」。前回は、アイスコーヒーの新しい楽しみ方を紹介した(「アイスコーヒーが進化! 驚きの泡、フルーツ漬けも」)。今回は会場で目を引いた、誰でもコーヒーをおいしくいれられるさまざま提案を紹介する。

【関連画像】タブレットの画面を見ながら、グラフに沿うように湯をドリッパーに注ぐ。使うのはNoiシリーズのドリッパー、サーバー、ケトルだ

●いれ方が進化した

 会場で目立っていたのが、「いれ方」の新しい提案だ。2016年の見本市でも簡単に使えるネルドリップや、日本茶をコーヒードリッパーでいれるといった製品が紹介されていたが(関連記事「日本茶までドリッパーで!? 驚きのコーヒー器具の数々」)、今年はさらに踏み込んだ製品が多かったように思う。特に、キーコーヒーの「誰でも失敗なくおいしいコーヒーをいれられる」ように考えて作られた製品群の新しさに驚いた。

 キーコーヒーの「Noi クリスタルドリッパー」は、以前にもこの連載で紹介した、失敗なくいれられるドリッパーだが、今回新しく、「Noi グラブサーバー」と「Noi ドリップマスターケトル」が登場。どちらもクリスタルドリッパー同様、おいしいコーヒーを簡単にいれられるように作られている。

 Noi グラブサーバーは、手で持てる割れにくいコーヒーサーバー。コーヒーサーバーは、底が平たい円すいのような形でガラス製のものが多く、洗いにくいし割れやすい。そこで、割れにくいポリカーボネート製のサーバーを開発。取っ手はないが、握りやすい形状で握る場所は出っ張っていて2重構造になっているので、熱いコーヒーが入っていても手でつかんでサーブできる。ガラス製に比べて軽いし、保温性も高く、メンテナンスもラクなのだ。

 Noi ドリップマスターケトルは、ドリッパーに湯を注ぐためのケトル。ノズルの先端に向かうカーブをV字状に絞ることで、誰もが簡単に湯を細く注ぐことができるのが特徴。また、指を引っ掛けやすい形状の取っ手で注ぐ量が安定し、湯量のコントロールもしやすいのだ。ほかにも、蓋が手前に開くため、指に蒸気がかかりにくかったり、コンパクトながら4人分の湯を一度に沸かせたりと、細部まで行き届いた作り。実際に試したが、たしかに湯量を調整しやすいし、注ぐ際に湯を細く出すのも簡単だった。

 このドリッパーとサーバーとケトルの3点セットで、コーヒーを安定したおいしさでいれられるというわけだ。そういう意味では、Noi クリスタルドリッパー同様、本当にいれるのがうまい人用ではなく、いれるたびに味にブレが出る、筆者のような不器用な人のためのツールだ。ありがたい。

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新垣結衣が天才卓球少女に? 『ミックス。』は心が“ほっこり”する映画だった(日経トレンディネット)

 2016年のリオ五輪で水谷隼選手がシングルスでは日本人初となるメダリスト(銅メダル)になったり、今年開催されたアジア選手権の準々決勝で平野美宇選手が世界ランク1位の丁寧、準決勝で2位の朱雨玲、決勝で5位の陳夢を破り、日本チームの選手としては21年ぶりにアジア制覇を成し遂げるなど、卓球は今、2020年の東京五輪を前に脚光を浴びている。つい先日も、卓球の世界最高峰となる中国卓球スーパーリーグが外国人選手の参加を制限し、日本選手の参戦ができなくなるといったことが、大きく報道されたばかりだ。

【関連画像】2017年10月2日によみうりホールで行われた『ミックス。』舞台挨拶。左から石川佳純、新垣結衣、吉村真晴

 そんな卓球の、しかも男女混合ダブルス(=ミックス)をモチーフに新垣結衣と瑛太がW主演したロマンティックコメディーが映画『ミックス。』だ。

●目的は、母親が残した卓球クラブの再建と恋人・江島を取り返すこと

 主人公は母のスパルタ教育により、かつて天才卓球少女として将来を嘱望された28歳の多満子(新垣結衣)。母の死後、ようやく卓球から解放されるや、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていた。そんなある日、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)から告白されて付き合うことに。これでようやくバラ色の人生が……と思ったのも束の間、卓球部に新入社員の美人選手・愛莉(永野芽郁)が入ってきて、江島を寝取られてしまう。

 失恋して田舎に逃げ戻った多満子だったが、亡き母が経営していた「フラワー卓球クラブ」は今や赤字で廃業目前。自身も母からのスパルタ教育が裏目に出たのか、「私にとって卓球は黒歴史だよ」とのたまう始末。クラブの部員も、暇を持て余した元ヤンキーのセレブ妻、試合になるといつも腹痛で不戦敗になる農家の夫婦、オタクの引きこもり高校生と、しょぼいメンバーばかり。そこにケガで引退し、家族ともひと悶着(もんちゃく)あったらしい元日本ランカーのプロボクサー萩原(瑛太)が加わる。

 卓球クラブ運営にあまりやる気を見せていなかった多満子だったが、ある日、江島と愛莉の幸せそうな姿をテレビで目の当たりにし、ハートに火がつく。クラブ再建と恋人・江島を取り返すため、再び卓球をやり始めたのだ。目指すは打倒、江島・愛莉ペア。全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決めると、そのために猛練習の日々がスタート。だが多満子は、ペアを組んだ萩原とは全く反りが合わずケンカばかり。はたしてフラワー卓球クラブは奇跡の全日本選手権出場を叶えることができるのか? そして、多満子は恋を成就させることができるのか?

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【とんかつ とん金】とんかつより人気の「ポリネシアン定食」とは?(日経トレンディネット)

 大食いに自信アリという人にとって、白米がすすむパンチの効いたおかずは最高の一品。そんなおかずを求めるフードファイターたちが足繁く通うとんかつ店「とん金」を紹介する。少しのおかずでもご飯一杯いける――そんな白米好きに、ぜひ訪れてほしい名店だ。

【関連画像】とん金の名物といえば分厚くジューシーなとんかつ。皿から溢れんばかりに盛られた大きなカツは食べ応え十分。写真はヒレカツ定食(1300円)。もちろんロースカツもある

とんかつ とん金

【住所】東京都品川区西五反田7-5-4 長塚ビル1F

【営業時間】11:30~14:00/18:00~21:30(ラストオーダー/月~金曜)

【定休日】土・日曜・祝日・木曜の夜の部

【TEL】03-3493-0340

●一番人気を誇る「ポリネシアン定食」とは!?

 西五反田の閑静な路地に佇む「とん金」は、この場所に店を構えて40年以上になる老舗とんかつ店。分厚くジューシーなとんかつを目当てに多くの人が集まり、ランチタイムの日替わり定食は毎日品切れになるほどの盛況ぶり。しかし、そんなとんかつを押しのけ、一番人気を誇るのが「ポリネシアン定食」だ。

 ポリネシアン定食は夜の部だけのメニューで、厚めにスライスした豚のランプ肉を、醤油ベースの特製しょうがダレに絡めて焼いたもの。そして調理の途中、大量のすりおろし生にんにくが入るという、にんにく好きにはたまらないパンチの効いた味付けとなっている。

 甘辛い醤油ダレの香りが立ちのぼり食欲がそそられる。「生のにんにくをすり下ろしてるからパンチがあるよ!」(とん金2代目長塚洋徳氏)というだけあって、実際に食べてみると、にんにくとしょうがの辛味と旨味に圧倒されノックアウト寸前。パンチの効いた濃いめの味付けに、いやがうえにもご飯がすすむ。ちなみに、このにんにくの量は多め・少なめなどの注文が可能だ。

 ちなみにポリネシアン定食という名前は亡くなった先代が名付けたもので、今となっては由来は不明だという。しかしパンチの効いた味付けに、一度食べてみるとそのネーミングも納得できるはず。

 また、ポリネシアン定食のほか、にんにく好き必見のメニューが盛りだくさん。「ポークソテー」にはスライスしたにんにくとマッシュルームが同量に、これでもかというほどかかっている。豚肉の間にスライスにんにくが詰まった「チーズにんにくロースカツ」も、ポリネシアンに負けない辛味の効いたパンチをお見舞いしてくれる。

NECの新15型ノート 過剰なボタンを削ってスッキリ(日経トレンディネット)

いらないボタン類は廃止してシンプルに

 メーカーが特にこだわったというデザイン面を見ていこう。製品を企画する段階で「不要なものを可能な限りそぎ落とし、シンプルなものにする」というだけあって、従来の15型クラスにみられる過剰ともいえるボタン類などが廃止されている。

 筆者がタイピングした感触としては、浅めのストロークが小気味良く、安定した打鍵感。クリック感が希薄なので、好みが分かれるところではあるが、よほどのハードパンチャーでもない限り、万人に受け入れられるキーボードだろう。

 1つ難点を挙げると、キーボード全体の一体感を強調するために、カーソルキーが他のキーと同列に並んでいること。一般的なキーボードのように少し下側にずらされてされていない。WordやExcelではカーソルキーをタイピングする頻度も高いので、他のキーとは区別された配置のほうが使いやすいのだ。本来のツールとしてのパソコンを考えると、デザイン性の追求のために使いやすさをスポイルしてしまっては本末転倒に思う。

 筆者が好感を持ったのがシンプルなきょう体デザインだ。直線を多用したソリッドなデザインに、ワンポイントの丸み。ディスプレーを閉じた状態でも妙な傾斜などは付けず、キーボード部とディスプレー部が一直線になるデザインとなっている。一般的な15型クラスにありがちな奇をてらったフォルムではなく、垢抜けた雰囲気を醸し出している。

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据え置き型の家庭用Wi-Fiルーター LTE対応で格安SIMが利用できる(日経トレンディネット)

この記事は「日経PC21」2017年11月号(2017年9月23日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。なお、記事中の価格はすべて税込みです。

【関連画像】図1 通信回線に、携帯電話の高速データ通信「LTE」(4G)を利用するWi-Fiルーター。格安SIMも利用でき、光回線を引かなくても自宅などでWi-Fi環境を導入できる

 高速データ通信「LTE」(4G)を通信回線に使うWi-Fiルーター。通常、自宅にネット環境を導入するには、光回線などを引き入れる工事が必要となる。筆者は過去に、光回線の工事を申し込んでから1カ月近く待たされた経験があるが、この製品なら格安SIM事業者などのSIMカードを本体に挿すだけでネット環境が手に入る(図1)。

 本体ほぼは手のひらサイズで、部屋の中に設置しても違和感のないデザインとなっている。バッテリーは搭載しないので、常に電源につないでおこう。また、有線LAN端子も装備し、Wi-Fi非対応のデスクトップパソコンやNASなどでも利用可能だ(図2、図3)。

 主な格安SIM事業者については、メニューから指定するだけで、APNなどの接続設定が完了する(図4)。あとは本機とWi-Fiで接続したパソコンやスマホから、すぐにインターネットを利用できる。

 接続設定は複数登録が可能。そのため、仕事とプライベートでSIMカードを使い分けているような場合でも、カードを入れ替えるたびに設定し直す必要がない(図5)。

 専用アプリを使えば、スマホからも接続設定ができる。付属のQRコードをスマホで読み取ると、スマホと本機がWi-Fiで接続される。続いてパソコンと同じように事業者を指定すれば設定は完了だ(図6)。

(文/原 如宏)

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シャープの地味なスマートフォンが販売好調な理由(日経トレンディネット)

 シャープが2017年7月に発売した「AQUOS R」が好調だ。前年の同等機種と比べて、販売開始後3ヵ月間の出荷台数が46%増となった。とはいえ同社のスマートフォン製品は、特徴的な新機能や斬新なデザインで注目されているわけではない。それにもかかわらず、業績が好調なのはなぜだろうか。

【関連画像】AQUOS R / R Compactは、表示速度が通常の2倍となるIGZO液晶ディスプレーや、高性能CPUの搭載などによってスクロール時の滑らかさを実現している。写真は10月13日のシャープ新製品発表会より

●旗艦モデルらしからぬAQUOS Rが絶好調

 冬商戦を控え、各社からスマートフォンの新製品発表が相次いでいる。10月13日にシャープは新機種「AQUOS R Compact」と「AQUOS sense」を発表した。

 同機種の発表会に登壇したシャープ取締役専務の長谷川祥典IoT通信事業本部長は、2017年度上期の携帯電話全体の出荷台数が前年同期比73%増になったと発表。業績が絶好調であることをアピールした。AQUOS Rのヒットが好調の大きな要因の1つとなっている。

 長谷川氏は、今年4月に行われたAQUOS Rの発表会の際、同機種の販売台数目標について「100万台を超える」と高い目標を掲げた。強気の数値目標ではあるものの、今回の発表会でも「何とか達成できると思っている」(長谷川氏)と販売台数の推移は順調だと説明する。

 AQUOS Rは女優の柴咲コウさんをテレビCMのキャラクターに採用するなど、プロモーション面はこれまでにない力の入れ具合だった。しかしながらAQUOS Rは、有機ELディスプレーやデュアルカメラといった、フラッグシップらしい最新機能を持つわけではない。それゆえイノベーター、アーリーアダプターと呼ばれる先進的な層からの注目度はそれほど高くないように見えるのだ。

先進機能に勝る日常的な使い勝手の良さ

 かつてIGZO液晶ディスプレーや、スマートフォンの上部と左右のベゼルが狭い「EDGEST」デザインといった強いインパクトを続けざまに打ち出していたころと比べると、最近のシャープ製スマートフォンはやや地味な印象がある。しかし、それらの機能やデザインをあらためて見直してみると、改良を施して使い勝手を向上させることでユーザーの満足度を高めていることが分かる。

 象徴的なのが、同社が最も力を入れているIGZO液晶ディスプレーである。本来、映像の美しさをアピールするならば液晶よりも有機ELに強みがあるうえに、目新しさもあるはずだ。それにもかかわらず、IGZO液晶ディスプレーを採用したのにはワケがある。

 AQUOS Rのディスプレーは表示速度が通常モデルの2倍となる120Hz駆動に対応しており、加えて高速なCPUを採用している。これらにより、滑らかな画面スクロールを実現しているため、画面のスクロール中でも文字が読みやすいといった特徴がある。多くのスマートフォンユーザーは映像を見る時間よりも、文字を入力したり、ウェブサイトやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を閲覧したりといった場合にディスプレーと接する時間が長い。そうした場合、IGZO液晶ディスプレーのほうが向くだろう。シャープは目先の新規性にとらわれるのではなく、今のユーザーに寄り添った製品開発に力を入れているわけだ。

 また、AQUOS Rは単に防水・防塵性能を備えるだけでなく、ディスプレーが水に濡れた状態でもタッチ操作が可能となっている。他機種は水に濡れた状態では操作できないものが多いため、AQUOS Rの利便性の高さを示す1つの特徴となっている。目立たないながらも、そうした細かな点で使い勝手を向上させているところが先進層ではなく、スマートフォンのマスとなる大衆層に評価され、販売数の増加につながったと言えよう。

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