ZenBook 13 試用レポート みんなより速くてキレイなモバイルPCが欲しいキミにぴったり


GeForce MX150は2.5倍速で輝く天板も魅力なのだ!!

2018年01月16日 17時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 ASUSは2018年春モデルPCを7機種発表した.中でも軽量モバイルのZenBookは、従来モデルのリニューアルではなく、8Gコアを搭載した新ボディで登場した.13型の製品モデルを試用できたのでレポートする.

ロイヤルブルーの特殊加工天板

ビッカビカでカッコいいのだ

 秋のIFAで発表となった、液晶回転型のZenBook Flipでは、名称の中に画面サイズを表す14や15が入っていたが、クラムシェル型のZenBookにもその波がやってきた.

 今回の新製品はZenBook 14(UX430UA)と13(UX331UN)という名前である.我々としてもインチがわかりやすくなってうれしいのだ.

 ZenBook14と13のロイヤルブルーモデルの天板は「美しさと強度を兼ね備えるナノ・インプリント・リソグラフィ技術の新素材」を採用している.写真だと現行モデルのあの同心円模様と同じに見えるが、表面はピッカピカのつっるつるなのである.

これがピッカピカの天版で、これまでのZenBookとは全く異なるルックスになった.反射を抑えて写真を撮るとこんな感じになってしまうのだが・・

 ASUSによると「クリスタルのような美しい天板のスピン模様は、髪の毛の太さの約10万分の1しかない、わずか1nmの微細加工によって実現」している.天板部のいちばん下がメタル素材で、その上にパターン・インプリント、そして電気プランティング、カラープリント、UVコーティングで5層構造になっていて、美しさと強度を出しているという.ちなみにZenBook13のグレーメタルはこの処理ではなく、従来と同じなので気をつけておくように.

フツーに編集部の照明で写真を撮ると、ピッカピカなのがよく分かる.もちろんおなじみの同心円模様もキレイに現れるのだった.

8Gコアのi5に

13型はなんとGPUを搭載

 CPUは13・14ともに第8世代(8G)コアのi5-8250Uでメインメモリは8GB、SSDは256GBのみ.液晶は14型と13.3型のフルHD(1920×1080ドット)のノングレア・ノンタッチという、オレとしては非常に好感の持てる仕様である.

 ただし、グラフィック回りがなぜか2モデルで異なっており、小さいほうの13はNVIDIAのGeForce MX150とVRAM2GBを搭載している.14型はインテルの内蔵グラフィックスでメモリはメインと共用だ.

 このGeForceの「MX150」というGPUは、940MXの後継で、アーキテクチャーもMaxwellから最新のPascalとなったモデル.、CUDAコアは384と変わらず、クロックは約1GHzから1.5GHzへと向上している.

 では具体的にGTX1050と比べてどれくらいの能力なのかと想像するに、940MXが約半分だったので、それ以上の速度を期待したいところだ.インテルの内蔵グラフィックと比べると2~3倍速いはずなのである(正解はベンチマークコーナーで!!).

 搭載するWebカムは14型が上で92万画素、13型が30万画素.ディスプレイ出力端子は14型のほうがなぜか「マイクロHDMI」で、13型は「標準HDMI」である.

ZenBook 13の左側面には電源端子にフルサイズHDMI、タイプAにタイプCが並ぶ.

右側はタイプAにイヤホン、マイクロSDカードスロット.両側にタイプAが存在するのは便利なのである.

 USBも微妙に2モデルで違なる.タイプC×1を搭載するのは同じだが、タイプAが違っていて、14型は3.0×1+2.0×1なのに対し、13型は3.0×2とがんばっている.

 両機種ともに狭額縁デザインで、本体のサイズは14型が324×225×15.9ミリで重さ1.27キロ、13型が310×216×13.9ミリで1.14キロはちと重めだが、GPUを搭載しているから大目に見てあげよう.

 キーボードは無音で、かな文字のプリントが小さく、スッキリした見た目である.もちろんバックライト内蔵.タッチパッドの滑りは最高まではいかず、クリックはカチカチと音がする.

日本語配列だが、右側の大括弧キーたちもレギュラーサイズで、せまっくるしさはない.ひらがなの刻印が小さいのも◎.

 そして、バッテリー駆動時間は14型が9.4時間で13型が14.4時間と長い.13型にはGPUが搭載されてバッテリー容量もおそらく少ないはずだが、液晶の面積ぶんかどうかわからないが、持ちがいいのである.

この組み合わせアタリなのでは!?

MX150はGTX1050のちょうど半分な速度

 おなじみのベンチマークテストを13型でとってみた.CINEBENCHのCPU値は652で、i5-8255Uとしてはよくまわっている.i7-8550Uを搭載しているノートで、これ以下の値を出しているモデルもあるからだ.8GコアのUプロセッサーは、電源・熱設計によってかなり「回す」ことができるCPUなので、メーカーごとの設計方針によって下克上もありえるのである.

 同じCINEBENCHのOpenGL値は81と、さすがに内蔵グラフィックスのみのPCの50~55を大きく上回った.

 では3DMarkではいかがでしょうかというと、FireStrikeで2598が出た.8GコアUシリーズのUHD620では1000前後なので、内蔵の2.5倍速いという結果である.上のほうと比べると、8Gコア(i7-8650U)とGTX1050を搭載するSurfaceBook2では、5000を超えていたので、ほぼその半分の能力ということができる.対重量比的にもお値段的にもよくできているのだ.

 冷却のための空気吹き出し口は、液晶の付け根にバーのような部分にあり、全開になると音が聞こえるようになる.SSDの速度はマルチのシーケンシャルリードが563で、SATA接続としては標準的な値だ.

 バッテリーの持ちはおなじみBBENCHにて、輝度最高、「最も高いパフォーマンス」で省エネ設定なしといういつもの最高出力状態で計測.内蔵バッテリー容量は50Whで、持続時間は4時間50分と優秀であった.

 ACアダプターの出力は19V3.42Aの65Wで、50%までの充電時間は32分、70%まで48分、90%まで65分と、こちらも「クイックチャージ」と言っていい速度である.

底面は手前側にスピーカーが2つ配置されている.奥側の穴は空気取り入れ口で、液晶ヒンジの部分から排気が出てくる.

8Gコア+GTXだと2キロコースなので

MX150で1キロ強はグッドバランスだ

 すでにレノボが「ideapad520」としてi5-8250UにMX150を搭載したPCを発売しているが、15型マシンで重い.SurfaceBook2はi7-8650U+GTX1050でいいベンチマーク結果を出している.CES2018では8GコアのGシリーズという新CPUも発表となり、このあたりのノートが今後どう展開するのか楽しみだが、外部GPUを組み合わせたプレミアムノートは2018年の流行りになるに違いないのだ.

 そんな中で、13型のボディに、8GコアのCPUとGeForce MX150を搭載しながら、1.14キロでバッテリーも長持ちというZenBook 13は、「薄軽」だけを目指したモバイルノートでは飽き足らないキミやボクにピッタリのプレミアム・モバイルPCなのである.

右のグレーメタルは「ナノ・インプリント・リソグラフィ」ではないので、従来のZenBookと同じ艶消し加工である.

 ZenBook13は税込み価格約13万円で、軽さとバッテリーの持ちとGPUとで、とてもいいバランスのマシンである.ロイヤルブルーの天板もステキなので、みんなよりちょっと上のPCが欲しいキミに超オススメなのである.

■関連サイト



カテゴリートップへ


Galaxy Book 試用レポート 日本初上陸のサムスンPCは有機ELがグッド!!


コアiタブレット+キーボード+Sペンがワンセット

2018年01月10日 22時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 サムスンがついに日本でもWindows搭載PC「Galaxy Book」を発売した.10.6型と12型のタブレットで、キーボードカバーを着脱する2in1タイプ.Galaxy Noteシリーズで人気のSペンも使うことができる.

Galaxyという名の

Windowsパソコンとは

 スマホより大きいGalaxy Tabシリーズは2010 年からずっと続くアンドロイドOSを搭載したタブレットだ.日本でもキャリアが発売し、アンドロイド・タブとしてあこがれだった.ドコモのGalaxy Tab S(8.4)は同寸の超小型ハードキーボードを搭載していて、とても欲っしいマシンだった.

 そんな中、2016年のCESで「Galaxy TabPro S」という名称のWindows搭載PCが発表となった.サイズは12型で、CPUはコアm3-6Y30でメモリは4/8GB、SSDは128/256GBというミニマルなスペック.ところが、ディスプレイは天下の有機EL(SuperAMOLED)で2160×1440ドットの3対2比率というSurfaceを意識したスタイルだったのである.

海外でのみ発売されたTabPro Sは有機ELディスプレイを採用.

 2016年の3月に海外で発売となり、ちょうど4月に香港圏内に存在していた私は、即購入した.ホントはLTE版が欲しかったのだが、WiFi版しかなくちょっとシクシクだったが、AMOLEDの魅力は強かったのである.

 そして、このタブプロSの後継機種が、今度は2017年2月のMWCで発表となった.名称はアンドロイド系と切り分けるために「Galaxy Book」と変更.サイズも10.6型と12型に広がったうえ、日本でも11月8日に発売が決まった.サムスンはもちろん海外ではNotebookシリーズというPCを販売しているが、日本ではこのBookが初のWindows搭載PCの発売となる.

12と10.6型で、もちろんキーボードカバーは異なるが、基本的な機能は同じだ.

最大の魅力はやはりOLED

カバーで背面も保護されるのがいい

 名称は画面サイズそのままで、「Galaxy Book 10.6」と「Galaxy Book 12.0」である.ここではコストコで買える12型を中心に紹介していこう.

 まずCPUは第7世代のコアi5-7200Uを搭載.メモリは8GB、SSDは256GB内蔵である.そしてディスプレイは、ProSと同じく有機ELのAMOLEDの12インチで、解像度は2160×1440ドットと3対2比率で四角くて使いやすい.

TabPro Sから搭載しているAMOLEDはとにかく高コントラストで鮮やかな発色が魅力なのである.

 サイズは291.3×199.8×7.4ミリで重量は754グラム、フロントカメラは500万画素でバックカメラは1300万画素である.マイクロソフトのSurfacePro最新モデルは292×201×8.5とほぼ同寸だが、GalaxyBook12のほうが厚みが1ミリ薄い.たかが1ミリだが、手にしたときの「薄い」感はある.SurfaceProのコアi5モデルの重量は770グラムで、Galaxyのほうが16グラムだけ軽いが、これはあまり体感しなかった.

タイプC端子はどちらでも充電・給電が可能だ.

 インターフェースはUSB3.1のタイプC×2のみと単純明快.あとはマイクロSDスロットとイヤホンジャクという単純構成だ.

 同梱されるキーボードカバーは中央にコネクター部があり、背面側のカバーを折ってついたてにする方式で、マグネットによって背面に付く.液晶の角度は40度、53度、60度の3種類である.前モデルのGalaxy TabPro Sでは収納するときに一旦キーボードとタブレットを切り離す必要があったが、今回のBookからはそのままパタンとたたむことができる.SurfaceProはタブレットの後ろにツイタテがあるので、キーボードカバーは液晶面のみになるが、Galaxyの場合は前も後ろもカバーが保護してくれる安心感がある.

TabPro Sと異なり、中央にコネクターがあるのでそのまま折り畳んで持ち運べる.

カバーの背面側が磁石で本体にくっついて、3段階の傾斜を作り出す.

 キーボードは、いわゆるSurface的な、やや、やわらかさのある構造だがキーストロークは1.5ミリあり、不満はない.日本で発売となるモデルはUS配列のみで、オレとしてはオッケーなのだ.あと、12型の海外モデルではLTEモデムを搭載しているものもあるのだが、日本では選択できないのが非常に残念である.

US英語配列好きなオレとしては好印象な付属のキーボードくん.

かな文字の印字もなくスッキリしているのがいいんですよね.

 ディスプレイのAMOLEDは、もちろんとても彩度が高く、最高輝度も高い.Surface BookやProと同じ3対2比率は、16対9に比べて雑誌や書類の判型に近く、特に縦位置で使う時にはとても見やすいのである.

 付属のSペンはGalaxyNoteシリーズで定評のある書き味で、ペン先が0.7ミリと極細なのに4096段階の筆圧を感知してくれる.ただし収納がSurfaceProのように磁石で本体にパチッと付くのではなく、円筒のホルダーに挿すカタチなのがちょっとまだるっこい.

同梱されているACアダプターは超小型で出力は25Wなので充電には時間がかかる.手前はもちろんSペン.

7Gコアとして標準的速度

バッテリの持ちは◎

 おなじみのベンチマークテストを各種実施してみたが、コアi5-7200Uを搭載したモバイルノートとしては標準的な値だった.CINEBENCHはCPUが325でOpenGLが44、3DMarkのFireStrikeは896である.

 SSDはもちろんサムスン製のPM871aシリーズ(MZNLN256HMHQ)を搭載しているが、SATA接続なのでマルチのシーケンシャルリードは550止まりと標準的速度だった.

 おなじみBBenchによるバッテリー持続時間は、いつもどおり輝度MAXの省エネOFFで3時間30分もった.内蔵するバッテリーは39Whと少なめなのに3時間駆動するというのは、LEDバックライト+液晶よりも省エネなAMOLEDの威力かもしれない.

 現行のSurface Proはi5モデルはメモリ8GB+256SSDで約16万円で、加えて約2万円のタイプカバーとペンを加えると19万円となる.GalaxyBook12はコストコでの販売のみとなっているがキーボードとSペンが付属で約14万円とお買い得.SurfaceProもGalaxyBookもCPUはいまだ7Gコアなので、そろそろ8になる予感はするが、Windowsのタブレットが欲しいヒトはAMOLEDがとてもキレイなGalaxyもチェックすべし!!

■関連サイト



カテゴリートップへ


Surface Book 2試用レポート 8G4コア+GTX1050で最先端プレミアム・モバイルだっ!!


2018年のノートパソコンはUプロ+GTXが流行る予感

2017年12月05日 10時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 マイクロソフトのモバイルPCではトップエンドであるSurfaceBookの新モデル「2」が10月17日に発表となった.最大の変更点は上位CPUが第8世代コア(8G)となり、2コアから4コアになったことと、GPUがGeForce GTX1050とこちらも最新になったことだ.

 さて、SurfaceBookシリーズはどういうPCかというと、基本の本体はタブレット型で、専用キーボードユニットにつけたり外したりして使う、いわゆる2in1型である.がしかし、SurfaceProをはじめとする類似PCと大きく異なるのは、キーボードユニットにバッテリーはもちろんのこと、外部GPUも搭載されているところ.つまり、キーボード一体型では強力かつスタミナも満タンとなり、分離すると純粋タブレットに戻るという設計だ.

タブレットとキーボードが順次強化されて

ついに最強化した「2」なのである

 最初からおさらいしておこう.2015年10月に発表となった元祖のSurfaceBookは、第6世代コア(6G)を搭載し、内蔵GPUのみのモデルと、GeForce 940M相当のGPUを搭載した2種類があった.GeForceはキーボード側に入っているので、タブレット側はどちらも同じである.

 1年後の2016年10月に、米国で「Surface Book with Performance Base」という新製品が発表となった.これはタブレット部は初代とおなじだが、キーボード側の外部GPUをGTX965Mへと大きくパワーアップしたものだ.これに伴って、GTXを内蔵するキーボードユニットは、最薄部が13ミリから15ミリへと分厚くなり、内蔵バッテリー容量も増加し重くなった.

 そして、今回のSurfaceBook2は、タブレットもキーボード側も両方強化された.CPUはコアi5では第7世代コア(7G)の7300Uを、上位モデルのコアi7は8Gコアの8650Uを採用している.

SurfaceBook2のボディはグレーのみで、底面積は1と同じだが、厚みはPerformance Baseと同じで15~23ミリになっている.

 サイズや液晶はそのままで、13.5型ディスプレイは3000×2000ドットという3対2比率の正方形に近いプロフィールである.コントラスト比は前の1700対1から1600対1へとなぜか少し下がっている.

 メモリは8または16GBで1866MHzのLPDDR3を採用、SSDは256、512、1024GBの3種類.日本で発売となっているモデルは、i5では内蔵GPUモデルのみで、i7ではGTX1050との組み合わせのみとなる.

 インターフェースまわりは1カ所変更があり、ミニディスプレイポートがなくなった代わりに、ついにSurfaceシリーズ初のUSBのタイプCコネクタがついた.

上がSurfaceBook2で下が初代.右側に同じくあるのがACアダプターや拡張ボックスを接続する独自コネクター.その左側が、SurfaceBookではミニディスプレイポートだったのが、USBのタイプCへと変わっている.

 こちらの端子はUSB Power Delivery3.0・3.1Gen1に対応しているので、ここからの電源の出入りが可能である.Studio以外のSurfaceシリーズはすべて「SurfaceConnect」という専用ポートを持ち、ACアダプタの端子は磁石内蔵で、ここにカチッっと付く構造である.加えて、今回このタイプC端子が付いたことで、他社製PC用やスマホ用のACアダプターも利用できる可能性が生まれたわけである.

 試しにファーウェイやサムスン、アンカーのACアダプターを接続してみたところ、SurfaceBook2はきちんと認識して充電を開始した.計測器をつないだところ、最低で5V3A(15W)、最高では20V2A(60W)での供給を受け付けた.

 SurfaceBook2に付属するACアダプターは、内蔵GPUモデルでは1706という型番の15V4A(60W)、外部GPUモデルで1798という15V6.33A(95W)である.

 今回のSurfaceBook2の13.5型において、1と異なっているポイントがもうひとつある.タブレット部とキーボード部のコネクションで、1と2では互換性がない.左右にある突起部の幅と厚みが異なるのでおたがいに刺さらなくなっているのだ.ここ試験に出るので注意ね...

奥がSurfaceBookで手前が2のタブレット接続部.2のほうが幅が狭く厚みが増していて、1のタブレット部は差さらないし、逆もダメなのである.

 米国の発表ではもうひとつビックリがあった.それは15型モデルが登場したことである.SurfaceBook2は13.5型と15型の2サイズになったのである.ただし、日本では15型の発売は未定だ.

右側が米国では同時発売となったSurfaceBook2の15型モデルだっ!!

 15型モデルは液晶が大きくなったぶん、ボディも大きくなっていて、343×251×15-23ミリと、13.5型に比べて、横幅は31ミリ、奥行きは19ミリ大きくなり、重量は1.9キロと、こちらもけっこう増えている.

 15型のCPUは8Gのコアi7のみで、なんと外部GPUはGTX1060とワンランク上が搭載され、VRAMも2GBではなく、6GBと奢っていて、「キ~~」となる.これはオイシすぎるのでぜひとも日本で(英語キーボードのままでいいので)発売してほしいのである.

細かい変更点ですが、SurfaceBook2になって、箱の大きさとデザインが変わった.上にあるのが2のパッケージでひとまわり小さくなっている.

ベンチマーク結果は予想以上

ゲーミングノートも15WのCPUになるのか!?

 というわけで、SurfaceBook2の13.5型は、基本的な構造はSurfaceBookと同じなので、やはりイチバン気になるのは8GコアとGTX1050による速度向上ですよね.

 まずはCinebenchでCPUの速度を測ってみると、675が出た.これまで、ASUSやDellのマシンに載っていたのはi7-8550Uだったが、こちらはi7-8650Uと1つ上位である.ベースクロック1.8GHz対1.9GHzという違いは出なかったが、7Gのi7-7500Uが360前後なので、9割近い速度増加を実現しているのだ.

 さて、GTX1050のほうだが、CinebenchのOpenGLで104が出た.これは内蔵グラフィックの2倍の値である.

 3DMarkのFireStrikeでは5266をマークした.7Gの4コアCPUであるi7-7700HQにGTX1050を搭載した他社の15型モデルで5500前後だから、それに近い値である.相手のCPUは7GとはいえTDPが45Wと、Uプロセッサの3倍も電力を食うモバイルの最上位である.その組み合わせの95%の速度が出てしまったのである.

右が元祖SurfaceBookで左がSurfaceBook2.キーボード奥の排気口がPerformanceBaseと同様にふくらんでいて、ぶ厚くなっている.さらにタブレット部の排気穴の形状も変わったことがわかる.

 ちなみに、歴代のSurfaceBookと比べてみると、i7-6600U搭載モデルのCinebenchのCPU値は初代もPBも同じく329なので、SurfaceBook2は2倍の速度になっている.

 FireStrike値は初代の無印940Mモデルでは1887だったが、Performance BaseのGTX965Mでは4454と2.4倍の値が出ていた.

 そして今回のGTX1050は上記のとおり5266だったので、すでにPerformanceBaseを持っているヒトにとってSurfaceBook2の3D性能は2割増しとなるから、そちらが目当てならアセらなくていいだろう.ただ、タプレット状態での速度向上を必要と感じている場合は2倍速い「2」に移行するしかない.

 タブレット部分だけで考えると、第8世代コアを搭載した初のWindowsタブである.そのうえ712gだから、最軽量の8GPCともいえるのだ.

SurfaceBook2のタブレット部を外してビュワートとして使ってみた.やはり3対2比率の液晶は出版物や書類をみるのに最高である.この中に4コアCPUが入っているとは思えない.

 キーボードから外した状態のベンチマークテストの結果は、CinebenchのCPU値はおなじ675で、OpenGLは53、FireStrikeは1042と、i7-8550Uのみを搭載した他社のモバイルノートと同じだった.SurfaceProもはやく8Gになってもらいたいものである.それまではこのSurfaceBook2が最強Windowsタブレットとなるわけだ.

 SSDの速度はいかがかというと、初代の256GBモデルではサムスンのPM951が、1TBモデルではPM961シリーズが採用されていた.今回のSurfaceBook2ではMZFLWというドライブが採用されていて、シリーズは不明だが、PM961より速い結果が出た.特にCristalDiskmarkのシーケンシャルリードのマルチでは2971と、ノートPCの最高レベルである.

内蔵バッテリー総量は微減したが

駆動時間は変わらず

 初代のバッテリー容量はタブレット側18Whでキーボードが50Wh、PerfomanceBaseはタブレットは同じでキーボード側が10Wh増えて60Whとなっていた.そして、SurfaceBook2ではキーボード側が若干減って設計容量は57Whとなっている.

 BBenchはいつものとおり最高輝度、バッテリー節約なしでおこなったが、PerformanceBaseの5時間12分から少し減って、4時間55分という結果となった.このベンチでは外部GPUは起動していないし、CPUも全力回転していないので、ほぼ5時間という同じ結果になったのである.

タブレット部の取り外しは、おなじみキーボード右上の「外しキー」を押せば電磁ロックが外れてとれる.つけるときは合体させるだけだ.

 ちなみに同条件でタブレット部のみを駆動してみたところ、約1時間30分駆動した.

 合体した状態で、比較のため3Dゲームのデモ画面をループで表示させ続けたところ、1時間20分でバッテリーはなくなった.3D性能が高いだけに、このバッテリー容量ではしかたがないだろう.100Wh近いバッテリーを搭載したゲーミングノートもあるが、ここから先は重さとのトレードオフとなる.

 PerformanceBaseに比べて、SurfaceBook2はバッテリー容量が3Wh減ったのだが、重量は合計で5グラムだけ軽くなっている.内蔵するメモリやSSDによって変動するらしいが、ほぼ変わらずと考えていいだろう.

 13.5型で1.6キロ超えというと重いと感じるが、4コアCPU+GeForceGTX1050内蔵のプレミアムノートはDellもASUSも15型で1.8キロを超える.同じ速度のマシンが1.6キロになったと思えば軽いものだはははははは.

キーボード部左側のタイプA端子×2と、SDカードスロットは初代から変わらずである.

4コアUプロセッサー+GTXが流行ると

45Wのコアiはどうなるのか!?

 ASUSのZenBook3やDellのXPS13で8Gコアのベンチマークを計測して、もはや7Gコアを買ってはいけないと言ったが、GeForce GTXとの組み合わせでは、TDPが45WのHQプロセッサ並みの速度が出てくることがわかった.今後、インテルがUより上のモバイル用プロセッサーをどのようなカタチで出してくるのか未定だが、8Gの4コアUプロセッサー+GTXでこれだけの速度が出るとなれば、コア数が増えるに違いない.そして、Uプロセッサーを使った、今より小型軽量薄型のゲーミングノートも期待できるのであ~る.

3世代SurfaceBookの詳細データ(一部は編集部予想)

☆Surface Book

2015年10月6日(米国)
2015年10月26日(日本)

CPU=i5-6300U/i7-6600U
GPU=内蔵/GeForce 940M+1GBVRAM

Battery=18Wh+50Wh
Weigt=726g+790g/853g
(合計1516g/1579g)
Size=312.3×232.1×13.0-22.8mm

☆Surface Book with Performance Base

2016年10月26日(米国)
2017年4月20日(日本)

CPU=i5-6300U/i7-6600U
GPU=GeForce GTX 965M+2GBVRAM

Battery=18Wh+60Wh
Weight=726g+921g
(合計1647g)
Size=312.3×232.1×14.9-22.8mm

☆Surface Book 2

13.5型

2017年10月17日(日米)

CPU=i5-7300U/i7-8650U
GPU=内蔵/GeForce GTX 1050+2GBVRAM

Battery=18Wh+57Wh
Weight=712g+822g/930g
(合計1534g/1642g)
Size=312×232×13-23/15-23mm

15型

2017年10月17日(米国)

CPU=i7-8650U
GPU=GeForce GTX1060+6GBVRAM

Battery=23Wh+62Wh
Weight=1900g
Size=343×251×15-23mm

■関連サイト



カテゴリートップへ


新XPS 13 試用レポート = 「挟額縁の始祖」が8Gコアで最高速度を記録した!!


Cinebenchで681をマークっ

2017年11月09日 10時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 DellのXPS13は、同社初のウルトラブックとして2012年に発表となった.当初は角丸のソフトなデザインだったが、2015年のCESで全面リニューアル.世界初の「狭額縁モバイルノート」としてセンセーショナルなデビューを果たし、その後の同サイズPCデザインに多大な影響を与えた.現在の「狭額縁がアタリマエ」の元を作ったノートなのである.

 デビュー後も、毎年、最新のCPUを搭載しつつ、インターフェスなど、微妙にバージョンアップしてきたが、ボディデザインは基本的に同じで、狭額縁のスリムノートの代表機種である.

 そしてこの秋、評判の「第8世代コア(8G)」を搭載した最新モデルが登場したので試用してみよう!!

相変わらずの超狭額縁

超精細3200ドットも選べるのだっ

 みなさんすでにどこかで観たことがあるでしょうが、XPS13はもちろん相変わらずの狭額縁です.13.3型液晶を搭載しながら、本体の横幅は304ミリしかありません.まさに11型サイズに13型液晶がはまった状態です.奥行きはちょうど200ミリで厚みは9~15ミリと、これも約3年変わらぬスタイリングです.

おなじみ、上部と左右のベゼル幅5.2ミリという狭額縁デザインは健在です.

 今買えるモデルのCPUは、第7世代(7G)のi3/i5と8Gのi5-8250U/i7-8550Uで、内蔵メモリは最高16GB、SSDは最高512GBまで選択可能です.ちなみにボディの色は従来の渋いシルバーに加えて、華やかなローズゴールドもあります.

天板は指紋や油が目立たないマット処理でサラサラな手触りです.

底面は横長にゴム足がついているので、机上でスリップしません.中央のXPSマークのフタには、おなじみの各種表記が隠れています↓

 液晶は13.3型のフルHD(1920×1080ドット)ノンタッチと、泣く子も黙る「QHD+(3200×1800ドット)」のタッチディスプレイの2種類から選べます.ご存じのとおり2017年春から「XPS13 2in1」という、液晶が360度回転する、いわば派生モデルが登場しています.なので、オレ的には、本家XPS13のQHD+はノングレアでノンタッチが希望なんですが、パーツの都合もあるのでしょうかね.

 とにかく横3200ドットのQHD+のほうは、13型で100%表示だと文字もアイコンも小さすぎになります(アイコンの実寸が5ミリ角ほど).フツーのオペレーション時の推奨値は250%となっていますが、それはちょっと大きすぎなので、自分は150%を推奨しています.映像や画像を扱う場合は、編集するにしても評価するにしても高精細のほうが便利ですよね.

無料で選べる

英語キーボードも好き

右側のキー配列は、初期モデルより少し広くなりましたが、他社に比べるとEnterはまだ小さいですね.

 日本語配列のキーボードは、相変わらずエンターキーが小さいという弱点があります.そんなヒトはオレを見習って、英語キーボードを選びましょう.日本の直販サイトできちんと英語キーボードが選べる(そのうえ価格差なし)というご好意はぜひとも享受すべてなのです.

オトコは黙ってUSキーボード.追加金額0円ですよ~~

 日本語でも英語でも、キータッチはソフトで無音ながら、ストーロクは1.3ミリあるので、きちんとタイピング感はあります.タッチパッドの表面はマットで滑りはあまりよくないですが、こちらもクリックは気持ちがいいですね.

スリムノートでフルサイズのSDカードスロットがあるのは珍しくなってしまいました.逆にHDMI端子はありません.

 インターフェースは2015年秋モデルからミニディスプレイポートがタイプC端子に変更になって、そのまま継続しています.USB3.0×2にSDカードスロット、ヘッドセットジャックにNobleロックスロットです.タイプC端子はThunderbolt3で、電源入力と充電、PowerShareも可能だそうです.

バッテリーインジケーターも健在(写真右)で、起動しなくても、ボタンを押すと残量が表示される.

試しにタイプC端子に他社製のACアダプターを接続してみたところ、こんな表記が出ました.

こんな表記の場合もあります....

 ノンタッチモデルは重量1.2キロですが、今回試用したQHD+モデルは1.29キロあります.いずれにしろ、日本の超軽量モデルに比べると300グラムは重いですね.次世代ではぜひ軽量化おねがいします.

ぐおおお8Gィィィィ~~

Cinebenchで681をマークっ

 というわけで、ベンチマークテストです.おなじみCPUの速度を計るCinebenchR15ですが、CPU値は最高681が出ました.同じG8搭載のZenBook3Deluxで611が出て感動したのですが、それを超えてきました.7Gの2コアモバイルCPUであるi7-7500Uでは360前後なので、なんと89%増しとなります~~!!!

 グラフィック系ベンチマークでは、CinebenchのOpenGLが50で、これはZenBook3では54だったので、少し下まわった.3DBenchのFireStrikeはXPS13が1082でZenBookが1119とこれは誤差レベルだ...どちらにしても、7Gの7500Uより2割ほど速くなっている.

 ベンチマークテストを回し続けると、キーボードの奥側があったかくなる.底面のスリットから吸気して、液晶のヒンジの部分から排熱するしくみだ.

 SSDについては標準的な値で、今回の試用機は東芝のXG5シリーズ「KXG50ZNV256G」をきちんとドライブしている.

 XPS13のバッテリー積載量は60Whと、スリムノートとしては大量である.おなじみBBenchの最大輝度+省エネOFFでちょうど5時間駆動した.重いと文句をいったが、そのぶん、持続力は高いのである.

 充電は駆動しながらの同条件で、50%まで55分、70%まで1時間22分、90%まで1時間53分と標準的だ.ACアダプターは19.5V2.31Aの45W型だから、バッテリー容量が多いことを考えると速い.

 ちなみに、SurfacePro5やSurfaceLaptopが搭載していたバッテリーアイコンによる速度指定がXPS13でもできることを知った.マイクロソフト製品の専売特許ではないようである.

画面下部のタスクバーにあるバッテリーのマークをクリックすると表示される「電源モード」選択バーがこれ.左のバッテリー駆動時は4段階、右の電源接続時は3段階でモードを選べる.

やはりモバイルノートは

8Gが買いなのである

 Cinebenchの結果がそのまま使用感にはつながらないが、やはりコアが2倍の数搭載しているというのはストレスが減る.同じサイズで同じ重さでコアが増えるなら、当然8Gを買うしか考えられないのである.

 これからモバイルノートはどんどん8G化してくだろうが、XPS13はとりあえず今時点で最速なモバイルノートなので、買って間違いないのである.




カテゴリートップへ


ZenBook 3 Delux 試用レポート 第8世代コアは速かった!!


ASUSの薄型モバイルノートを徹底ベンチマークしてみた

2017年10月19日 18時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 ASUSはIFA2017に向けて、8月31日に新製品を一気に発表した.PCだけでもZenBook Flip 14と同15、同Sに、VivoBook Flip 14と同S14、そしてZenBook 3 Delux と同13の合計7機種にもなる.4K液晶ありGTX搭載モデルあり、そして第8世代コアありだ.

 この中からASUSが日本向けに選りすぐったのが、第8世代コア搭載モデルで、9月21日に発表した「ZenBook 3 Delux」はi7-8550Uを搭載.27日に発表の「ZenBook Flip S」はi5-8250Uを搭載している.デラックスを試用できたのでレポートする.

ぐおおお第8世代ィィィィ~~

薄くて上品でキレイでござる

 日本で発売となる「ZenBook 3 Deluxe」は 「UX3490UAR」というモデルで、i7-8550Uはもちろん4コアで、動作周波数は1.8GHzと低めだが、ターボブーストで最大4.0GHzまで上がる.内蔵GPUはUHDグラフィックス620でVRAMはメインメモリと共有だ.

 メインメモリは2133MHz LPDDR3を16GB、SSDはPCIe3.0x4を1TB内蔵している.海外ではi5やメモリ・SSDが半分のモデルもあるが、今回日本で発売となるのは最上位最大量の1モデルのみで、オレたちバリバリオタクにはありがたい配慮なのだ.

おなじみアルマイト加工の表面はロイヤルブルーで、ゴールドのアクセントが効いている.

 ディスプレイは14型のフルHD(1920×1080ドット)IPS液晶でノンタッチだが、表面はゴリラグラス5を採用している.狭額縁により、ベゼル幅は7.5ミリと狭く、流行りのスクリーン・ボディ・レシオは84%で、14型液晶ながら、フットプリントは13型レベルのコンパクトさだ.専用アプリを使って、ブルーライトの軽減やビビッド、さらに手動での色みの変更もできる.

ディスプレー用のユーティリティでブルーライトの低減や手動での色み変更も可能.

 キーボードはきちんと日本語配列ながら、かな文字は右下に小さくプリントしているので、とて見た目がスッキリしている.バックライトを点灯すると、文字が金色に浮き上がる感じで、とても高級感がある.

バックライトをオンにすると、キートップの文字がゴールドに光ってカッコイイのである.

 スリムノートながら、ストロークは1.2ミリで押した感があり、ピッチも19ミリと余裕がある.特に左手前のCTRLとFnキーが大きくて気に入ったのだ.

日本語配列のキーボードはスペースバーの右側がちょっと狭苦しいが、メインキーはきれいに並んでいる.

 サウンドはおなじみHarmanKardonとの共同開発スピーカーが、キーボードの奥に2つと、底面の手前寄りに2つ搭載されている.スリムノートながら、非常にいい音が鳴る.

底面の手前(写真下側)にスピーカーが2つ並ぶ.左右に吸気口があるだけで、底面はフラットで穴もない.

 インターフェースはType-C端子が3つあるだけで、うち2つはThunderboltで映像出力と本機への充電をサポート、ひとつはUSB3.1でやはり本機への充電をサポート.ASUS謹製のミニドックを本体と同梱しており、Type-AとHDMI、電源供給用のType-Cを搭載している.

搭載するインターフェースは種類の違うType-Cが3つとイヤホン端子、

 本体サイズは329×214ミリで厚みが12.9ミリとかなり薄いが、おなじみのアルミ合金ボディでヤワさはまったく感じない.

 バッテリーは46Wh内蔵で重量は1.1キロ.JEITA2.0基準で10時間駆動する.もちろん、おなじみASUSの「ヘルスチャージング」設定を使えば、バッテリー持続時間と寿命のバランスを自分で決められる.

これも内蔵のユーティリティで、満充電するか、寿命をとって下げるかをユーザーが指定できる.

ぐおおお第8世代ィィィィ~~

第7世代より70%も速かったぁぁ~~!!

 さて、一番知りたい第8世代コアの速度だが、まずおなじみCinebenchR15のCPU値は最高で611が出た.第7世代の2コアのモバイルCPU「i7-7500U」では360前後なので、70%も速くなっていることになる.

 インテルは第8世代コアの発表時に、第7世代比で40%増しであるといっているが、それを超えた.ともにTDPは15Wであるが、7500Uはクロックが2.7~3.5GHzで、今回の8550Uは1.8~4.0GHzである.

底板を開けると、メインキーボードはかなり小さいことがわかる.大部分がバッテリーでうまっているが、スピーカー(写真した左右)はなかなか立派である.☆注意☆一般ユーザーが分解した場合メーカー保証対象外になりますのでご注意ください☆注意☆

 参考までTDPが45Wの第7世代の4コアCPU「i7-7700HQ」の場合は2.8~3.8GHzで、CinebenchのCPU値は平均740前後である.消費電力が3倍で速度向上は20%ということになる.というか15WでHQの80%の速度が出ているというのは立派なのだ.

 ZenBookのCinebenchのOpenGL値は54で、HD620搭載の7500Uの45と比べて約20%増しに留まった.最大動作周波数はHD620の1.05からUHD620の1.15GHzに上がっている(約9%)が、それ以上の速度向上をしてることになる.それを確かめるために3DBenchも実行してみたが、FireStrikeでは7500Uの950前後が、このZenBookでは1120でやはり18%増しである.

SeqQ32で3000を超えるのは、SSDそのものの速度とともにバスもきちんと高速動作している証拠である.

 SSDについては、今回の試用機はサムスンのおなじみPM961シリーズ「MZVLW1T0HMLH」を搭載しており、CrystalDiskMarkのシーケンシャルマルチのリードが3357、ライトが1765と現行ノートの中でも最高速レベルの好成績だった.

基板の右側の黒いシール部分がSSDでM.2スロットが下端に見える.CPUの熱はヒートパイプで運ばれ、ファンで背面に排出されるしくみだ.

 ベンチマークテストを繰り返していると、発熱のためか値が若干落ちていくことがあった.第7世代コアと同じボディに第8世代コアを搭載しているモバイルノートでは同じことが起きる可能性があるし、逆にファームアップで直る可能性もある.

 バッテリー容量は46Whと、スリムモバイルとしては平均的な量で、おなじみBBenchで液晶輝度最大+省エネ設定OFFで4時間と5分も駆動した.4コアになったとはいえ、WEB巡回では7500Uと変わらない消費電力ということである.

 ちなみにACアダプターは最高20V3.25A出力の65W型で、充電時間は放電と同条件で使用しながらで50%まで58分、70%まで1時間44分、90%まで2時間36分かかった.Type-Cのクイックチャージを利用しているせいかもしれないが、50%30分くらいを目指していただけるとありがたい.

モバイルノートも4コアが常識に

この冬は第8世代コアを買うのだっ!!

左が15.6型のZenBook Proで右は12.5型のZenBook 3.両方とも早く第8世代コアを搭載してほしいのである.

 インテルが主張していたとおり、第8世代コアは「ひさしぶりに速度が上がった」CPUである.すでに富士通のUHやデルのXPS13、レノボのideapad、そしてRazerのStealthなど、ウルトラブック系ノートたちは第8世代コア搭載が進んでいる.他メーカーの搭載ノートも、ZenBook 3 Deluxのような速度を出すとしたら、もう第7世代コア搭載したノートを買う理由がなくなる.第8世代Uプロセッサーによって、モバイルノートは4コアの世界に突入し、もう後戻りはできない.そして、外部GPUを搭載したプレミアムノートやゲーミングノートでも利用が広がるに違いない.
 そんな中で、このZenBook 3 Deluxは、スリムで狭額縁ながら、メモリもSSDもたっぷり搭載して、液晶も音も○なので1.1キロという重量が許容できれば、今最高に欲しまるモバイルノートなのであ~~る.

■関連サイト



カテゴリートップへ


新Razer Blade Pro 試用レポート 4KIGZOにGTX1080搭載の最薄ノートなのだ!!


2017年モデルはTHX認証で音も映像も◎

2017年10月12日 19時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 Razerは最上位のBladeProと、最軽量モデルのStealthの最新モデルを8月19日に日本でも発表した.3兄弟の長男と三男が新しくなったわけである.17型のProが編集部に届いたので試用してみた.

厚み22.5ミリに

4コア+GTX1080の最高スペックを搭載

 「新」RazerBladeProは、2016年の10月に海外向けとして発表となった.当時はCPUがコアi7-6700HQで、GPUはGeForce GTX1080を搭載し、新しい冷却機構を搭載することにより、22.5ミリの厚さを実現.1080搭載ノートとして世界最薄だった.

 今年の3月にやはり海外向けにマイナーバージョンアップをおこない、2017年モデルとなった.もちろん日本で発売となったのはこのモデルで、CPUは第7世代のコアi7-7820HKで通常2.9GHzからオーバークロックで4.3GHzまでブートアップする.メインメモリはDDR4-2667MHzを32GB積む.

 GPUは変わらずGTX1080にGDDR5XのVRAMを8GB搭載.ストレージは512GBまたは1TBを搭載し、RAID0を構成している.

17型で狭額縁ではないので、設置面積は424×281ミリとなかなか広大である.もちろん天板のロゴは電源投入によりグリーンに光るのだっ!!

キーボードは「メカ」内蔵で超絶のキモチよさ

タッチパッドにローラー搭載

 これまで日本で発売されていたRazer製品はすべて日本語キーボードを搭載していたが、今回のPro(とStealthも)は、英語配列のキーボードのみとなった.オレとしては大歓迎だし、この方針で、最新モデルがより早く日本でも発売になるのならさらに大歓迎なのである.

新Proのキーボードは日本でもUS配列となった.タッチパッドは手前ではなく右側に配置で、今回は液晶は仕込まれていない.

 本体の厚み22.5ミリは、全体がけっこう大きめ(424×281ミリ)なのでより薄く感じる.厚みが17.9ミリのASUSのZephyrusが登場してしまったので世界最薄とはいえなくなってしまったが、ゼフィーは利用時に底板が7ミリ開いて厚みが増すので、Proは依然として世界最薄クラスということはできる.

 これはRazer3兄弟すべてにいえることだが、アルミボディはとにかく頑丈で、まったくタワむ感じがしない.新Proも同様で、とにかく頑丈なのである.

インターフェイスはすべて左右に配置されている.GTX1080搭載でこの薄さはステキですよね~~

 フタを開けるとIGZOの17.3型ディスプレイが登場する.画面サイズは382×215ミリで、やはり15型よりふたまわり広くてキモチいい.IGZOの高彩度に加えて、NVIDIAのG-SYNCにも対応しており、チラつきもない.

 新Proには世界初の「超薄型メカニカルキーボード」が採用されている.もちろんさわると「カチカチ」と機械式の音がして、クリック感もとてもキモチがいい.最近の薄型ノートは、キーのストロークがますます短くなり、打鍵感もどんどん犠牲になっているが、それに逆行するもので、これは画期的出来事で、触感もとても気に入った.

この薄型ボディでメカニカルのカチカチ感を味わえるのは新しい世界なのだ

 ただし、オフィスや会議中に使うにはちょっとウルサイかもしれない.もちろんキーの下にはフルカラーLEDが仕込まれていて、おなじみRazer Chromaで色の指定ができるし、消すこともできるます.

 キーボード右側にタッチパッドがあるが、前世代のモデルとは違って、キーにもパッドにも、液晶は仕込まれていない(ちょっとさみしいですが).

 パッドはBladeとは違ってボタン内蔵型である.「パッドのボタンは別が好き派」のオレとしては、ビミョウなのだが、右側にあるので、このほうがいいかもしれない.

 パッドの奥にはクルクルと回るローラーがあって、これもちょっとクリック感がある上、押すこともできる.デフォルトではボリュームコントロールだが、切り換えることができる.WEBブラウザーのスクロールに使ってみたらとてもキモチがよかった.

タッチパッド奥のローラーはボリュームやスクロールに使える.左右のキーも機能を選択可能だ.

 インターフェイスは本体の左右で、有線LANはKiller E2500、SDXC対応のカードスロットにThunderbolt3のType-C×1、3.0と2.0のType-Aが各1、特殊な3ピンの電源端子が付いている.

Type-CにType-A、SDカードスロットまで装備している.

 音と映像については、この2017年モデルから、世界ではじめての「THX-certified」を取得している.アナログオーディオ端子もTHX認定となっており、迫力のある映像とサウンドを楽しめるしくみだ.

ベンチ結果はもちろんバリバリ

ファンも静かでよく冷える

 さて、おなじみのベンチマークテストだが、CinebenchはCPUが768でOpenGLが114と、i7-7820HK+GTX1080搭載ノートとして当然の値が出た.3DmarkのFirestrikeも14644と、現行のゲーミングノートの最高レベルである.

 ベンチマークを回し続けてみたが、本体の温度は安定していた.Vapor Chamberという新しい冷却機構はとても効率がいいようで、ファンもそれほどうるさくない.

背面の左右奥にファンが設置されており、底面から吸気して、液晶ヒンジ部に排出する方式で、まわりのみなさんに熱気をふきかける心配がない.

 SSDはサムスンのPM951シリーズの256GBモデル(MZVLV256HCHP)を2台内蔵してRAID0を構成している.このSSDを単純に使った場合の約1.5倍~2倍の速度が出ていた.

 バッテリーはおなじみBBenchを液晶最高輝度、節電なしで実行して、2時間40分稼働した.内蔵バッテリーは99Whと心強い.ACアダプターは19Vで13.16Aで250Wの出力ながら、薄型で786グラムと軽くはないが他社の1キロを越す巨大アダプターよりはスマートである.

出力250Wでこのサイズと軽さは、さすがのコダワリなのである.

ちょっと重いが薄くて速いので

モンスターモバイルとし持ち歩きもあり

 重量はスペック上は3.49キロと書いてあるが、今回の試用機は約3.6キロあった.実際、手に持ってもぐっとくる重さだが、前述のようにアルミ筐体は頑丈で、薄いにもかかわらずかばんに入れて持ち歩くのに強度的な不安はない.

 とはいえ、ACアダプターと合計で4.3キロになるから、基本は机上で使うノートで、社内や家庭内、クルマで移動なら持ち歩きもアリというところである.

RazerBlade3兄弟の設置面積を比較.左からPro、Stealth、Blade.やはり3台揃えて使い分けるという贅沢をいつかしてみたいものである.

 もちろん薄さだけでなく、メカニカルキーボードの感触と、THXのサウンド+映像は、ほかのノートでは味わえない魅力だ.

 直販はもちろんRazerStore.comだが、おなじみのツクモ(TSUKUMO eX.)で実機に触れるし、新たにドスパラの秋葉原本店、名古屋・大須店、大阪・なんば店、札幌店、ビックカメラの池袋本店パソコン館、 有楽町店、さらにソフマップのAKIBA2号店 パソコン総合館、 神戸ハーバーランド店にも置かれるそうなので、ぜひ実機で体感して、欲しまっていただきたい.

■関連サイト



カテゴリートップへ


ROG Zephyrus 試用レポート 4コア+GTXなのに激薄で軽量なノートPCなのだっ!!


ASUSが提案するゲーミングノートの未来形

2017年09月21日 07時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 5月のComputexでNVIDIAが発表した「Max-Qテクノロジー」は、ゲーミングノートの新時代を告げるものだ。そのお手本として公開されたのが、ASUSの「ROG Zephyrus(ゼフィルス)」である。

 ハイパフォーマンスノートやゲーミングPCユーザーとして一番気になるのは、この薄さに、7700HQとGTX1070を搭載して、果たしてきちんと冷却され、きちんと速度が出るものなのかである。日本でも「GX501V5」という型番で発売となったので、実機を試用してみた。

17.9ミリは想像以上の「薄さ」

スクエアデザインも好感度非常に高し

 箱から出して、手にして本当に驚くのは、17.9ミリという、ウルトラブック並みの薄さである。単なる15.6型のUプロセッサーを搭載したノートPCでも薄さを感じるレベルだ。ところが、こいつはTDP(設計熱量)が45Wという、第7世代(KabyLake)のモバイル用として最高レベルの速度=発熱を誇るCPUを搭載している。

 さらに、GeForceのほうはGTX1070または1080を搭載している。日本では今回1070搭載モデルのみ発売となったが、従来の設計では、この薄い筐体に1070を搭載するのは困難だった。Max-Qによって可能となったデザインなのである。重さ2.2キロは15型ゲーミングPCとしては軽い。

狭額縁ではないので幅は379ミリ、奥行きは262ミリと面積は広めだ。

 日本で発売となったGX501VSは、i7-7700HQに16GBメモリ、15.6型IPSのフルHD液晶(1920×1080ドット)は120Hz駆動だ。SSDはPCIeX4接続で512GBを搭載。キーボード配列は英語のみで、オレ的にはオッケーなのだ。

液晶を開けるとともに

底面もオープンしてくれる

 ROG Zephyrus(愛称ゼフィー)を使うにあたって、最初に驚くのは、液晶を開けるときに、本体後部が浮き上がり、底面が開くことだ。昔、ThinkPadのバタフライキーボードが、液晶の開閉力を使ってキーボードを展開していたし、ThinkPad Yogaは現行モデルでもキートップを上下させている。

 とにかくゼフィーは液晶を開けると、底板の後部が約7ミリ開く。前側は動かないので、ちょうどクルマのボンネットが開く感じで、なおかつ左右に1つづつ赤いLEDが設置されていて、光も放つ(ACアダプター接続時のみ)。オトコノコはみんな惚れ惚れする、とても良い設計なのである。

液晶を60度以上あけると、底板がフルオープンする。ACアダプターが接続されていると、赤いLEDが点灯する。

底板が開いて吸気するので、逆に底板にはスリットはない。

 液晶を開くと現れるのは手前に設置されたキーボードで、これも新しいカタチである。キーボード面の奥側はフラットな板で、電源スイッチとROGマークしかない。

 手前のキーボードはなかなかカッコいいデザインで、右側にタッチパッドが設置されている。フツーはキーボードの手前にあるものだが、このレイアウトではここに置くしかしかたがない。前述のようにキーボードはUS配列で、@はSHIFT+2の位置である。

通常のノートとは逆に、キーボードがいちばん手前に配置されている。奥は単なる空き地ではない。

 右側のタッチパッドは内部にLEDが仕込まれている。パッドの左上にあるボタンを押すと浮かび上がるのはなんとテンキーなのだ。もちろん数字や記号を押せば、フツーのテンキーと同様に数字が入力される。どうしてもテンキーを使わなければならないゲームでは、これをオンにしてやればいい。そのかわりマウスなどを接続して利用することになる。

タッチパッドの左上のボタンを押すと、パッドにLEDが点灯してテンキーに変身するのだった。

吸気と排気のために

全方向が設計されているのだった

 電源をONにして、フツーに使っているぶんにはファンはほとんど回らないが、3D系のゲームやベンチマークテストを実行すると、当然ベンチレーションシステムが起動する。

 まず吸気のほうだが、さきほどの開いた底板のすきまと、さらに最初は気づかなかったのだが、キーボード面の奥の「無駄な空き地」のような場所からも吸気をしている。空き地はよくみると小さな穴が多数あいており、ここからファンが吸気を行うのである。まちがっても、ポストイットやステッカーを貼ってはいけないのだ。

キーボード奥の空き地は、実は小さい穴がたくさんあいた通気孔で、冷却のための空気を吸い込む。

 排気は本体の後部と、向かって左側の側面から出てくる。それぞれ、すぐ下が例のスキマなので、余計なものを置いたり、壁際では使わない方がいい。排気が吸気にまわり込んでしまうのを防ぐためだ。

 排気音は想像より静かで、あまり気にはならないが、出てくる排気はあたたかい。最近のGPU搭載ノートでは、排気を液晶面にそわせて上へ逃がすものが多いのだが、ゼフィーは背面と左側に素直に排出する。そちら側の近くにほかのひとがいる場合は注意して使おう。

背面の排気口まわりはオレンジのメタリック処理されている。

別体のパームレストが付属

インターフェイスはウルトラブックなみ

 キーボードがここまで手前に設置されているノートPCはめずらしいが、オレは日頃、机上では小型キーボードをパームレストなしで使っているのではあまり違和感はなかった。

 とはいえ、そうでないヒトのために、ゼフィーには「ゲーミングパームレスト」という物体が付属している。硬質ながらやわらかさもある物体で、手前におくと確かにキモチがいい。

付属のパームレストを設置するとこんな感じで、液晶はすこし遠くなるが、おちついてキーボードを打てるようになる。

 キーボードはおなじみAuraキーボードで、七色のバックライトをユーザーが定義して光らせることができる。

専用アプリでキーボードの配色は自由に設定できるのだが、底板のLEDはなぜか消せないようだ。

 インターフェースは右側にUSB3.0のType-A×2とThunderbolt3のType-C×1が、左側には電源端子とHDMI、Type-A×2とヘッドホンジャックがある。有線LANが必要な場合に備えて、Type-A用のアダプターが同梱されている。

薄型設計でかつ冷却を主眼においているため、必要最小限のコネクターのみ搭載している。

 スピーカーはキーボードの左右に1つずつあるだけだが、薄型ボディのわりにはなかなかいい音がする。

ベンチマークテスト結果は良好

Max-Qは95%まで速度が出るのだ

 さて、みんなが気になるベンチマークテストだがおなじみの順番に紹介していこう。比較するのは某社のゲーミングノートで、i7-7700HQ+GTX1070+VRAM8GBという、ゼフィーと同じ構成のマシンだ。もちろんMax-Qは搭載していない、17型の大型ゲームノートである。

 まずはCinebenchR15だが、CPUの値はゼフィーが724で対象機は731、OpenGLは、ゼフィーが102で対象が93と、ともに数パーセントの差はあるがほぼ同じ数値である。

 みんなの大好きな3DMarkでは、FireStrikeでゼフィーが12948で対象機は13554だった。つまり非Max-Qの大型マシンの95%の速度が出たわけである。TymeSpyも同様にゼフィーが92%の値で、逆にSkydiverでは逆点して104%の数値となった。長時間ベンチマークテストを回してみたが、過熱によって速度が落ちることはなかった。排熱はうまくできているようである。

底板は普通の小型プラスネジを4つ外すだけで取り外すことができる。開いてみたところ、やはりここは半分外にさらされる部分なので、ファン以外はしったかりとシーリングされていた。

手前の金具の部分にあるツメが動いて、底板を持ち上げる構造だ。

 SSDは非常に高速で、CrystalDiskMarkのマルチシーケンシャルの読み込みで3563、書き込みで1757と出た。搭載していたのはSAMSUNGのSM961シリーズ「MZVKW512HMJP」である。

 バッテリーは50Whを内蔵している。ゲーミングノートとしてはかなり少ないほうで、Uプロセッサーを搭載したモバイルノートレベルだが、いつものBBenchで、液晶を最高輝度、省エネOFFの状態で約2時間駆動した。バッテリー量のわりには持つほうである。

 バッテリーの充電は、これと同じ条件で利用しながらで、50%まで33分、70%まで49分、90%まで66分となかなか高速だが、バッテリーの容量が少なめなので、スゴイとまではいかない。付属するACアダプターは19.5Vの11.8Aで230Wの出力。ケーブル込みで940グラムある。

付属するACアダプターとパームレスト、有線LANアダプターと小型ドライバー。底板のあけ方はマニュアルにも明記されている。

初のMax-Qオリジナル設計で

薄型ゲーミングノートの幕開け

 先にテストしたMax-Q搭載のALIENWARE15はCPUがi7-7820HKでGTX1080を搭載していた。こちらも標準機で15181、Max-Q搭載機で14335が出て、Max-Qによる低下は約6%に留まっている。

 これまで発売となっきたMax-Q搭載ノートはみんな従来モデルのボディそのままに、ひとつ上のGeForceを搭載したものだった。ゼフィーははじめてのMax-Qを前提としたノートであり、この薄さでi7-7700HQ+GTX1070搭載の大型ノートの95%の速度を出した。

 ただし、使い方にはややクセがある。付属のマニュアルには、液晶は60度以上開いた状態で利用するように指示してある。つまり、フタを閉めた状態でキーボードとマウスとディスプレーをつないで、デスクトップ的には使えないというか、その場合も給排気のために、液晶は(というか底面は)開けて使う必要がある。

ROGの専用アプリ「GamingCenter」でCPUの速度も指定でき、温度やクロックの様子もモニターできる。

 ベンチマーク中にキーボード面でいちばん熱くなるのは中央のROGマークとその奥のあたりで、キーボードやタッチパッドは手前にあるので、利用上は支障はない。ゼフィーのデザインは、今後の薄型ゲーミングノートのキーボードレイアウトにも影響を与えるかもしれない。

 オレ的には15.6型なら4K液晶を望みたいところで、ライバル各社からも、Max-Q前提で新設計した「薄型軽量」の次世代プレミアムノートが出てくると、賑やかになってとってもウレシーのだ!!

持ち歩き中はシルバー光沢のROGマークは電源が入ると赤く点灯する。

■関連サイト



カテゴリートップへ


PavilionPower15 試用レポート 4コア+GTX+4K液晶と3拍子そろって15万円っ!


突然発生したHPのプレミアムノートPCをテストしてみた

2017年09月08日 12時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 HPが7月13日に新製品を一気に発表しましたが、そこでオレ的にいちばん気になったのが「Pavilion Power 15」だった。

 HPのラインアップ上でいうとPavilionシリーズは、いわゆる「スタンダードノート」なのだが、これに「Power」という名前がついたこの新モデルは「プレミアム」と呼べるスペックを持っています。製品版がとどいたので試用してみました。

4コアCPUにGTX1050に4K液晶で

15万円なんですよお客さん

 PP15には3つのモデルがある。まずCPUだが、全モデルが4コアで、i5-7300HQかi7-7700HQを選べる。メモリは8GBか16GB、液晶はとってもうれしい非光沢(!)で、15.6型のフルHDまたは、こちらもウレシイなんと4K(3840×2160ドット)も選択可能です。

 GPUにはもはや最新プレミアムノートの定番ともいえるGeForce GTX1050にVRAM4GBを搭載。ストレージは1TBのHDDのみか、128GB/256GBのSSDを搭載したデュアルドライブモデルも設定されています。

 ベーシックモデルはi5に8GBメモリにフルHDで1TBHDDのみ、スタンダードモデルはi7に16GBメモリでフルHDに128GBSSDも搭載で、パフォーマンスモデルはスタンダードのSSDが256GBになり、ディスプレイがこれだけ4K解像度(3840×2160ドット)となります。

地味なデザインだが

作りはさすがのHPクオリティ

天板の中央のマークはプレミアムシリーズの「川」ではなく「丸hp」だが、鏡面仕上げになっている。

 実際に触ってみました。キーボードは残念ながら(オレ的にです)テンキー付きですが、キータッチはよく、そのうえ静音なので、会議中も安心してタイピングできます。トラックパッドのクリック音も静かです。

自分は15型ノートにテンキーはいりません派なのだが、PP15はテンキーつきなので、タッチパッドがマシンのセンターではなく左寄りになる。

 PP15は、いま流行りの狭額縁ではないので、本体サイズは横幅378×奥行254と大きめで、厚みも最大27ミリとスリムとはいえません。とはいえ、手にしたときも、持ち歩いても、「厚すぎ」とは感じませんでした。パッと目をひくステキなデザインではないですが、逆に目立たず、オレとしては好きです。重量は約2.3キロと、こちらはちょっとずっしりを感じます。

 液晶のヒンジ部の形状が、最近のHPのプレミアムラインと同じデザインで、ちょっと回り込んだカタチになっていて、液晶を使用位置まで開けると、背後で机に到達して、本体をちょっと持ち上げる構造になっています。これによって、キーボード面が若干傾斜します。

液晶を使用状態にすると天板の後部で本体が立ち上がるしくみだ。

 15型フルサイズなのでインターフェースもフルに搭載していて、流行りのType-C×1にType-A×3、HDMIに有線LAN端子も内蔵。イーサケーブルは、ちょっとフタの部分が開くカタチでコネクターを接続します。SDカードスロットもフル型を標準搭載なのも、我々デジカメオタクにはうれしいですね。

USBはType-AとCを両方搭載。有線LANにHDMIとフルに搭載している。

 排気口は液晶のヒンジ部にあります。液晶を開いた状態では、排気が液晶に沿って上に拡散するという、最近のクラムシェルの流行りの設計です。直背後や左右へ出るものは、まわりのみなさまに不快感を与える可能性がありますから、これがいちばんいいですね。

本体後部からみると、液晶のヒンジ部分の中央に細長く「排気口」がみえる。

ベンチマークしてみたら

SSDが超速でバッテリーも長持ち!!

 今回試用したのは最上位のパフォーマンスモデルでコアi7にもちろんGTX1050に4K液晶を積んでいる。

 まずはおなじみCinebenchではCPUが736、OpenGLが103と、同じ構成のZenBook ProやDellのXPS15とほぼ同じ値である。3DMarkのFireStrikeは5543で、こちらも他社の2機種と同じでGTX1050の性能は十分に出ている。

 試用機が搭載していたSSDはサムスンの「PM961シリーズ(MZVLW256HEHP)」で、これはかなり速いタイプ.案の定CrystalDiskmarkマルチのシーケンシャルライトで3265、リードで1286と最高レベルの速度を叩き出した。128GBはどんなドライブか不明だが、この256GBモデルはオススメである。

 バッテリーは68.5Whの容量で、この重量(約2.3キロ)からすると多いとはいえないが、バッテリーベンチでバックライト100%、省エネOFFでなんと5時間15分も駆動した。先に出てきた同スペックの他社モデルでは5時間以下だったので、これも優秀である。

付属のACアダプターは150Wの大型で、ケーブル込みで約430グラムある。

 充電器は19.5Vの7.7Aで150Wの出力を持つ大型選手で、本体といっしょに持ち歩きたくないタイプだが、おかげで充電時間は、PCを使用しながら(上記放電と同条件)で、50%充電まで35分、70%まで53分、90%まで71分と優秀だった。

写真やビデオのヘビー処理に

もちろん3DゲームもOKのシブいヤツなのだ

 しばらく3Dベンチやゲームを入れて遊びましたが、冷却ファンの設計がいいのか、本体は部分的にあったかくなるものの、キーボード面も底面も熱くなることはありませんでした。もちろんフルパワー状態で連続利用すると、ファンはブンブンと回りますはい。

底面の吸気口はやや背面よりにあるが、目立たないサイズ。足が放射状になっているのがカワイイのだ。

 PavilionPower 15のおどろくべきことは、お値段の設定です。「大盤振舞キャンペーン(9月7日現在)」中とはいえ、コアi5モデルでなんと9万8800円(税抜)からと、とってもお安いのです。スペックはプレミアムなのにお値段はスタンダードとでもいいましょうか、i7に16GBメモリに4K液晶の最上位モデルも14万0800円はかなり引かれますね。

 とはいえ、Pavilionは基本的にスタンダードラインですから、スペックはこのままキープしていただいて(といいながらGTX1060がベターですが)、SPECTREやENVYといった、HPのプレミアムラインから、カッコいいデザインで登場するのも期待しています。当然ですが、軽量化は推し進めていただいて1.8キロですかね、よろしくお願いしますね~~

■関連サイト



カテゴリートップへ


MateBook X 試用レポ ファンレスなのにCore i搭載で大丈夫なのか!?


スマホのファーウェイが投入した初の本格PCの出来はいかに!?

2017年08月15日 12時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 ファーウェイは5月23日にドイツ・ベルリンで同社としては初のクラムシェル型のモバイルノート「MateBook X」と「MateBook D」を発表し、欧州では6月に発売された。

 7月4日に発表となった日本モデルは、タブレット型2in1の「MateBook E」と13型の「MateBook X」のみで、15型のDは発表されなかったのが残念だが、製品版の「MateBook X」が到着したので試用してみた。

ピンク色のノートPCを持ち歩くのもなかなかいい体験なのである

金・グレー・ピンクの3色展開

13型液晶は13.3型より広い!?

MateBook Xはホワイトに金色ロゴのキレイな箱に入ってやってくる

 開封した「MateBook X」は、デザイン的にも名前的にも某A社の某MBシリーズに似ているねというのが第一印象だ。日本で発売となるのは、金色の「プレステージゴールド」とピンク色の「ローズゴールド」そしてシックな「スペースグレー」の3色で、上位のCore i7搭載モデルは金色のみという設定である。搭載CPUはi7とi5としか発表されていないが、試用したCore i5モデルは7200Uを搭載していたので、当然Core i7の方は7500Uと予想される。

男子的には(?)スペースグレーでしょうと思っていたが、最上位スペックはゴールドのみ!!

 液晶を開いてまず感じるのは、狭額縁と画面の大きさだ。13型で解像度は2160×1440である。ちょうど3対2で、いまどきのSurface型2in1パソコンたちと同じ。並べてみると、やはり従来の16:9比率の液晶より、あきらかに広く感じる。

 実際に液晶の画面サイズを測ってみると、横275×縦183mmで、13.3型LAVIEは295×162ミリ。掛け算すると503平方センチと477平方センチでMateBook Xのほうが5%だが広い。

 ちなみに3:2といえば、Surface BookにSurface Laptopだが、これらは13.5型なので、液晶サイズは285×190mmである。542平方センチと13%増になる。ちなみにちなみに、15.6型の16:9の場合は344×193mmで664平方センチなので39%増と。すいませんきりがないでが、モバイルノートの液晶面積はそんな比率なのである。

13型だが、液晶がより正方形に近い縦横比率なので、面積は13.3型より広いのである

 今流行りの「スクリーン・ボディレシオ」は88%で、狭額縁っぷりを誇っている。明るさは公表されていないが、最高輝度にするとマブシイくらい。コントラスト比は1000:1ということで、精細で文字も見やすい。タッチ対応でないのはクラムシェル型なので別にいいのだが、表面はスマホと同様のゴリラガラスを採用しており、ツルツルの光沢面である。バックライトが明るいとはいえ、天井の光源が反射するとちょっと見にくくなる。

「視力保護」をONにするとブルーライトをカットしてくれる。さらに寒色・暖色の設定も可能だ。

 本体サイズは286×211×12.5mmで、XPS13が304×200×15mm、LAVIE ZEROは305×205×16.9mmと、縦横比がちがいますが、狭額縁ライバルと競っていますね。

Core i7/5搭載でファンレスって

熱は大丈夫なのか!?

 MateBook Xが新しいのは、Core i5/i7のUプロセッサーを搭載しながら、冷却のためのファンを搭載していない「ファンレス」構造であるという点だ。リリースによると「CPUの発熱対策にはファーウェイ独自のスペース・クーリング・テクノロジーと、航空宇宙グレードの放熱素材を活用」だそうである。冷却ファンはないから、本体の表面から放熱しているということになる。

 実際にCPUが高速で走るベンチマークテストを回しっぱなしにしてみたところ、本体の底面が熱くなってきた。空調の効いたオフィスでも、赤外線式温度計で40度を超え、「とてもあたたかい」状態で、冬なら暖をとるのにちょうどいい。アプリでCPUの温度を調べると60度を超えていたので、底板が40度を超えるのもいたしかたないだろう。

ファンレス設定なので、底面には空気を吸入するためのスリットなどはまったくないので、ホコリが侵入することもない。

 ただ、そんな状態でも、上側のキーボード面はほんわか温かい程度なので操作には影響はない。素肌のヒザ上に置かなければ実用上問題はないだろう。

 キーボードはうまく設計されており、日本語配列でもきゅうくつなキーは存在しない。Enterキーも大きめでストレスなくタイピングできる。キー入力音はとても静かで、回りに迷惑をかけることはない。

 タッチパッドは105×60mmとやや横長で、表面はあまり滑りは良くない。クリック感は浅めで少し音がするが気になるほどではない。

「け」や「む」も幅寄せされていないし、リターンキーも十分な面積がある日本語キーボード。

ドルビーサウンドと指紋センサーは

極楽気分にさせてくれる

 音のほうは世界初の「ドルビーアトモス・サウンドシテム」を搭載。キーボードの奥の部分にスピーカーが設置されているだけだが、このサイズのノートPCとしてはとてもクリアで広がりを実感する。ボリュームを上げても音が割れずにきれいに伸びるのも気分がいい。


ドルビーアトモスの設定画面では、サウンドの種類を選ぶほかに、イコライザーで自分好みの音にも設定できる。

 指紋センサーを内蔵したPCはこれまでも各社から発売されているが、MateBook Xではキーボード右上にある電源ボタンに組み込まれている。登録はWindows 10のコントロールパネルで指示どおり指を置くだけだ。

 従来の指紋センサーでは、Windowsが起動して認証する場面まで来て、指を押しつけまたはスライドして「入力」する感じになるのだが、MateBookXの場合は電源ボタンを押せば、そのまま認識してくれる。スリープからの復帰だけでなく、シャットダウンからの起動でも、ボタンを押した瞬間に指紋を認証しているので、そのまま本人として起動する。ログインのところで止まることはない。まさにスマホのウェイクアップと同じでまったくストレスがない。これは他のPCメーカーも真似してほしいものである。

丸い電源キーに仕込まれた指紋センサーは押した瞬間に指紋を捕らえてくれて、非常に便利なのである

インターフェースはType-Cのみといさぎよし。

 インターフェイスは至ってシンプルで、本体の両側にType-C端子が1つずつとイヤホンジャックがあるのみ。片方にACアダプターを接続すると残りは1。このへんも某MBと同じコンセプトで、オプションで用意される「MateDock II」をつないで、HDMIやType-A端子を利用する。ただし、MateBook XはType-C→Type-Aの変換アダプターを1つ同梱しているので、購入してすぐにUSBメモリーやマウスをつなぐことができるのはありがたい。

MateDock IIはコンパクトでD-sub端子も用意されている

疑っていた(すいません)速度は予想以上の結果

ファンレスなのに速いマシンなのである

 みんなの大好きなベンチマークテストを実行してみました。ファンレスマシンということで、ひょっとしてCPUの駆動電圧やクロックを落としているのではないかという疑惑を勝手に持っていましたが、同じCPUを搭載したノートPCと同等か、より高速という結果が出ました。

 おなじみCinebench 15ではCPUが320、OpenGLが44と、Core i5-7200Uとしては最高レベルの値です。また、3DMarkのFireStrikeでも903と、Core i7-7500Uに近い数字を叩き出してしまいました。底面は熱いですけど、きちんとスピードが出るのはすごいですね。

 SSDの速度はいつものようにCristalDiakMarkで、こちらはマルチのSeqQ32でリード1297、ライト645、通常のSeqでリード690、ライト591と、PCIe接続モデルの標準的な値です。

 バッテリーは41.4Whと公表されており、計測ソフトでも40Whが感知されました。いつものBBenchで最大輝度、高パフォーマンス、節約OFFで稼働させたところ、ほぼ4時間動作。同条件でのCore i7/i5搭載のモバイルノートの平均的な稼働時間は2.5~3.5時間だから、これは、40Whバッテリーとしてはとてもいい成績である。スマホで培った省エネ能力が注ぎ込まれているのだろう。

スマホ用のACアダプタをひとまわり大きくしたくらい。端子の変換アダプターを同梱するのはありがたい。

 付属のACアダプターは最高20V2Aの40W出力だが、小型でケーブル込みで136gとこれも軽量級である。充電時間は上記と同じ条件で駆動しながらで、50%まで50分、70%まで85分とやや遅めである。

 重量は公称1050gだが、計測してみたところ1048gであった。まあ、NECのLAVIE ZEROと富士通のUHが700~800g台を実現しているから「超軽量」とはいえないが(特に日本ではね)、ボディーの金属感はやはりこちらのほうが上である。

ズバリ液晶も音も指紋センサーもいい

ファーウェイさんだからこそLTEモデム内蔵おねがいします!!

 13型のモバイルノートは、日本ではVAIOやThinkPadが、そしてNECや富士通がすでに耕しつくしてきた。そしてここ2年ほどの間に、某MB対抗として海外メーカーが銀パソを投入してきたという状態である。LAVIEとLIFEBOOKは700h台を実現し、MateBook Xより200g以上軽くて、液晶が360度回転するモデルもある。

 MateBook Xのお値段はというと、たとえばCore i5+8GBメモリー+SSD 256GB+Officeで17万2800円(税別)と、日本メーカーとほぼ同じだ。同じモデルがAmazon.comでは1100ドルで売っているので、もう少しお安くしていただけるとありがたい。

 MateBook Xの最大の魅力はやはり3:2の明るくキレイな液晶だ。加えて、いい音に指紋センサーのキモチよさ、そしてゴールドやピンクといったカラーを気に入ったら速攻で買いである。

 いつもどおりですいませんが、ファーウェイさんが出すならやはりLTEモデムは内蔵してほしいところですね。オレ的にはCore i7でスペースグレーで英語キーボードが希望で、現状その組み合わせはないわけですが、せめて最上位モデルは3色から選べるようにしてほしいな~、ファーウェイさんよろしくお願いしますね~~

■関連サイト



カテゴリートップへ


Surface Studio 試用レポート 画面を倒してペンで書く新世代の一体型PCなのである


Surface初の一体型デスクトップは大画面がキモチいいのだ

2017年06月29日 12時00分更新

文● 編集長みやの(@E_Minazou

 マイクロソフトが5月26日に発表した新Surfaceラインアップ4機種で唯一のデスクトップモデルSurface Studioの実機を試用できたので、紹介していく.

3対2の28型ディスプレーは

薄くて広くて、とにかく迫力なのである.

 Studioは、28型ディスプレイの土台部分にPCが収納された一体型モデルである.もちろん画面の縦横比はほかのSurfaceと同様に3対2.解像度は4500×3000ドットと、通常の4Kディスプレイ(3840×2160ドット)を越える解像度による精細さが最大の魅力.そして、表示部を片手で傾けることができ、ペンやダイヤルを使って巨大タブレットのように使うことができる.

この倒した状態を「Studioモード」と呼びます.ダイヤルを画面において、ペンでお絵描きしましょう.

 表示部は横が約60センチで縦が約40センチある.3対2比率というのは16に合わせると16対10.7である.数字上の16対9よりすこしだけ四角いのかなと思うと間違いで、ほかのSurfaceシリーズも同じなのだが、16対9に慣れた目でみると、正方形に近くみえるほどだ.

 Studioのデモではよく絵を描いているが、この面積と解像度は仕事にも向くのだ.試しにエクセルを起動してみると、画面倍率200%(これが推奨となっている)で、50行、150%なら70行、125%なら80行が表示される.ためしにブラウザーを多数起動してみた.125%なら9面を同時に開いてASCII.jpが表示できる.もちろん字も読めるよもちろんです.巨大な表を毎日扱っているキミたちや、ブラウザーとエディターを複数起動してWEB記事を書いているボクたちにも超便利なマシンなのである.

画面倍率125%でエクセルを起動するとこんな状態.49×88行表示され、もちろん文字も読める.(クリックすると実サイズで表示します)

ブラウザーを9面表示してASCII.jpを表示.横幅がきちんと表示され、もちろん文字も読める.お仕事はかどりますはい(クリックすると実サイズで表示します)

 本体とディスプレイはクローム仕上げの2本のバーでつながっており、内部にはバネが仕込まれていて、カウンターウェイトがかかっており、片手で軽く動かせる.土台側の軸とディスプレイ側の軸は完全に同期するようになっているので、傾けたつもりなのに空中にあるとか、立てるときに持ち上げそこなって机にディスプレイがぶつかるといったダサい状態にはならない.非常に美しい設計なのである.ただし、逆にいうと、ある角度でそのまま上下の高さを変えたいとか、ある高さのまま角度だけ変えたいということはできない.高さと角度が連動しているのである.

直立させると画面位置は土台の上にくる.この状態で高さを調節はできないが、指1本で傾けられるのは魅力なのだ.

画面が手前にずれながら倒れていく.ちょうど手前の部分が机に設置して止まる.土台の左右にコネクターが付けられないのは、アームがこのように動くからだ.

 マイクロソフトは、寝かせてペンやダイヤルで操作する状態を「スタジオモード」、立ててマウスで使う状態を「デスクトップモード」と呼んでいる.