AMDのイベント「AMD FAN DAY FESTIVAL」が大盛況

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2017年11月19日 07時00分更新

文● ドリル北村/ASCII編集部

 AMDの最新情報やデモを紹介するイベント「AMD FAN DAY FESTIVAL」が、秋葉原UDX 2Fのアキバ・スクエアで開催された。あいにくの雨模様にもかかわらず、非常に多くの人が会場に詰めかけ、ステージは立ち見が出るほどだった。



アキバ・スクエアで開催された「AMD FAN DAY FESTIVAL」



コンパニオンがお出迎え

 イベントでは、AMD本社より来日するアジア・パシフィック/日本担当チャネルセールスディレクターのMichael Liao氏がオープニングスピーチを務め、GPUプロダクト・マーケティング・シニアマネージャーのAdam Kozak氏が、AMDのCPU、GPU製品に関する最新情報を発表した。



アジア・パシフィック/日本担当チャネルセールスディレクターのMichael Liao氏。AMDはイノベーションそしてリーダーシップこそが会社の根幹。今後もそれを貫いていくと語った



デスクトッププロセッサー・マーケティング・マネージャーのDON WOLIGROSKI氏。Ryzenはすべての製品が倍率アンロックされているが、競合メーカーの製品のアンロックモデルは価格が高く設定されていると、Ryzenのコストパフォーマンスの良さを伝えた



GPUプロダクト・マーケティング・シニアマネージャーのAdam Kozak氏が、先日発売の最新ゲームにおいても、Radeonは優れた性能を発揮するとアピール



日本AMDの森本氏がマイニング環境でのRadeonについて解説。ドライバーアップデートでマイニング用のスイッチが付いたので、これをオンにするとマイニング効率が上がるとのこと



テクニカルライター高橋敏也氏と、DOS/V POWER REPORT編集長の佐々木修司氏によるクイズセッション。クイズに答えじゃんけんに勝ち残ると、マザーボードや電源など豪華賞品をゲットできた

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ASUSセッションにジサトラ ハッチも登壇!11月18日「AMD FAN DAY FESTIVAL」開催

謎の美少女キャラグッズが貰えるチャンス!?

 11月18日(土)、秋葉原UDX 2Fのアキバ・スクエアにてAMDの最新情報やデモを紹介するイベント「AMD FAN DAY FESTIVAL」が開催されます。

 このイベントでは、AMD本社より来日するアジア・パシフィック/日本担当チャネルセールスディレクターのMichael Liao氏がオープニングスピーチを務めるほか、GPUプロダクト・マーケティング・シニアマネージャーのAdam Kozak氏が、AMDのCPU、GPU製品に関する最新情報を発表される予定です。

 加えて、AMDのパートナー各社やゲストが登壇し、AMD関連製品の紹介やトークセッションを行ない、展示エリアでは製品デモを実施します。また、スタンプラリーおよびクイズセッション、抽選会なども予定されています。私、ジサトラ ハッチは、パートナープレゼンテーションのASUS様のコーナーに登壇します。本イベントは、当日ふらっと来るだけで入れる「無料」のイベントになっているので、興味がある人は気軽に遊びに来てください!

何を話すかは当日をお楽しみに!

アスキー編集部 AMD担当&VRスペシャリスト
ジサトラ ハッチ

ベンチマーク結果から見たRyzenのおすすめポイントや、ASUSのRyzen対応マザーボードについてお話する予定です。良かったら見に来てくださいね!

13:00 オープニングスピーチ
13:10 スペシャルゲストトーク
13:25 AMDテクニカルプレゼンテーション & クイズセッション
14:05 AMDパートナープレゼンテーション
16:00 オープニングスピーチ
16:10 スペシャルゲストトーク
16:25 AMDテクニカルプレゼンテーション & クイズセッション
17:05 AMDパートナープレゼンテーション
18:00 閉会

※第一部、第二部の実施内容は同一となりますので、どちらの回でも参加いただけます。
※各セッションの内容、スケジュールは、一部変更することがあります。

公式HPに公開され話題のRyzenオリジナルグッズが貰えるチャンス!

 スタンプラリーでは、可愛い2人のキャラクターが描かれたAMD「Ryzen」オリジナルグッズが進呈されます。「AMD FAN DAY FESTIVAL」の公式HPで、お披露目となったこのキャラクターたちの名前などは明らかになるのか!? PC自作erなら、会場に足を運ぶっきゃないっ!





【関連サイト】



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描画性能は「Core i7-7700K」よりも上!AM4初のAPU「Bristol Ridge」レビュー

 約1年前にBTO PCの組み込み向けに販売がスタートしていたコードネーム「Bristol Ridge」で知られるデスクトップ向けのAMD第7世代APU「A12-9800E」と「A10-9700E」の店頭販売が始まった。

「Bristol Ridge」は、4つのCPUコア「Excavator」と、最多で8つのRadeon R7シリーズのGPUコアを統合するSocket AM4対応のAPU。Socket AM4対応のAPUと言えば、CPUにAMD最新アーキテクチャーの“ZEN”、GPUにハイエンドグラボに採用された“Vega”を統合した「Raven Ridge」に期待が集まっているが、秋葉原のショップスタッフからは、“予想外に売れている”という声も聞こえてきている。

 そんな、第7世代APUの「A12-9800E」(実売価格1万4600円前後)と「A10-9700E」(実売価格1万1700円前後)を触る機会を得られたので、各種ベンチマークを実行。そのパフォーマンスをチェックしてみた。

TDPが35Wの「A12-9800E」と「A10-9700E」の販売がスタート。内蔵GPUはRadeon R7で、Socket AM4に対応する

BTO採用が少なかったTDP35Wモデル

「A12-9800E」と「A10-9700E」は、TDP35Wの省電力モデル。標準でDDR4-2400に対応しており、同社のRyzenシリーズと同じく「AMD 300」シリーズのチップセットを搭載するSocket AM4マザーボードで利用できる。

 同価格帯のGPU内蔵CPUとしては、2コア/4スレッド仕様だが、動作クロックは3.9GHzと高いIntel LGA1151 CPUの「Core i3-7100」(実売価格1万3400円前後)がある。これまでの傾向的に、1コアあたりのパフォーマンスは、Intel Core iシリーズが優位な傾向にある。

 そのため、ハイパースレッディングとは言え、4スレッド対応のCore i3のほうにコスパの軍配は上がりそうだが、LGA1151プラットフォームはチップセットの刷新が迫っている。一方、Socket AM4プラットフォームは1万円前後の価格でミドルクラスのB350採用マザーボードが購入できるといったメリットがあり、買い替えるタイミングとしては優位性がある。

 さらに8コア/16スレッドのRyzen 7や次世代APU「Raven Ridge」に、そのままアップグレードできる高い将来性を持っている点など、総合で考えると「A12-9800E」と「A10-9700E」のコスパはグッとアップする。



チップセットがX370で1万円を切るMini-ITXマザーボードや、4300円前後のA320マザーボードなどもあり、Socket AM4の自作PCはコスパも抜群。格安で軽いゲームをプレイしたりする普段使いのPCや、オフィスPCをつくるのに向いている



4コア/4スレッドで、定格クロック3.1GHz(TC時3.8GHz)の「A12-9800E」。キャッシュ容量は2MBになる



コア数やキャッシュ容量などの基本スペックは同じだが、「A10-9700E」は動作クロックが定格3.0GHz(TC時3.5GHz)となる


Ryzenシリーズと同じ、SocketAM4を採用。アップグレード容易なので長く使うことができる


「A12-9800E」と「A10-9700E」のテスト用に送られてきたCPUクーラー。おなじみのフック固定になっている

 高いコストパフォーマンスで人気となっているB350チップセット採用マザーボードのASUS「PRIME B350-PLUS」(実売価格1万2000円前後)などで検証環境を構築。「A12-9800E」と「A10-9700E」を搭載して、そのパフォーマンスなどを見ていこう。

 検証環境のメモリーは、DDR4-3000対応品だがDDR4-2400(CL17-17-17)に設定。また、Windows 10の電源オプションは、「バランス」を選択している。

CPU A12-9800E(4コア/4スレッド、定格3.1GHz、TC時3.8GHz)、A10-9700E(4コア/4スレッド、定格3.0GHz、TC時3.5GHz)
マザーボード ASUS「PRIME B350-PLUS」(AMD B350、ATX)
メモリー Corsair「CMK16GX4M2B3000C15」(DDR4-3000 8GB×2)
ストレージ ウェスタンデジタル「WDS100T2B0B」(SATA M.2)
電源ユニット Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD)
OS Windows 10 Pro(64bit)


今回使用したASUS「PRIME B350-PLUS」は、コスパが高いB350採用のマザーボード。APU利用時は、M.2スロットがPCIe×4 Gen2.0動作になるなどの制限はあるが、NVMe M.2 SSDも使用できる

日常用途には十分な性能

 シングルとマルチスレッド性能を計測する定番の「CINEBENCH R15」や総合ベンチマークの「PCMark 8」(Home accelerated 3.0)、「PCMark 10」(Express)を行なってCPU処理能力を見てみた。

「CINEBENCH R15」のスコアー

 まずは「CINEBENCH R15」で計測。第7世代APUは、TDPが35Wに抑えられている分、最大4GHz前後で動作するSocketFM2+世代のA10-7800シリーズからはスコア―が下がっている。CINEBENCH R15では、シングル10%、マルチ15%程度スコアー(参考記事:http://ascii.jp/elem/000/001/022/1022454/index-2.html)はダウンしている。

「PCMark 8 Home accelerated 3.0」のスコアー

 システム全体のパフォーマンスを計測する「PCMark 8」のスコア―は3000台前半。OSやPCMark 8のバージョンを含め、実行環境は異なるが、「CINEBENCH R15」と同じ傾向で、A10-7800シリーズからは8%程度スコアーがダウン(参考記事:http://ascii.jp/elem/000/001/022/1022454/index-2.html)。

 最新バージョンの「PCMark 10」では、総合スコアーに加え、さまざまなシチュエーションを計測。ここでは、アプリケーションの起動速度、ウェブブラウジング、ビデオチャット(エンコード処理)などを行なう「Essentials」、オープンソースのオフィスソフト「LibreOffice」を使った文書作成や表計算処理の能力をスコアー化する「Productivity」、写真や動画編集の性能を計測する「Digital Content Creation」の3つのテストグループを行なう「Express test」を実施してスコア―をまとめた。

「PCMark 10」のスコアー

「PCMark 10 Express test」のスコアー

 Express testの総合スコアーは2000前半と、コア数や動作クロック、GPUのパフォーマンスが影響して、各テストグループのスコアーが、いまひとつ伸びていない。メールやウェブ、ライトなオフィスワークは快適に行なえるだろうが、動画編集などクリエイティブな作業を行なうには、性能不足といったところ。

ライトゲームなら快適にプレイ可能

 続いてはグラフィック機能のRadeon R7 Graphicsのパフォーマンスを見ていこう。定番3Dベンチマークの「3DMark」は、ミドルクラスGPUを想定したDirectX11ベースの「Sky Diver」。ゲームベンチマークは定番MMORPGの「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、そしてライト級の「ドラゴンクストX ベンチマーク」を実行している。

「3DMark Sky Diver」の総合スコアーとGraphicsスコアー

「3DMark Sky Diver Graphics test」のフレームレート

「3DMark」の「Sky Diver」の結果は、「A12-9800E」の総合スコアーが「6032」で、テスト中フレームレートが30fpsオーバーを記録。総合スコアーは、Core iシリーズが内蔵する「Intel HD Graphics」でおよそ4000~5000台。インテル第7世代の中でも自作erに人気の高い最上位モデル「Core i7-7700K」(参考記事:http://ascii.jp/elem/000/001/412/1412738/)ですら「Sky Diver」のスコア―は「5305」なので、かなり優秀な方だ。

「ドラゴンクストX ベンチマーク」のスコア―

 実ゲームのベンチマークを計測したところ描画が軽めな「ドラゴンクストX ベンチマーク」のスコア―は、最高品質のフルHD解像度で「快適」指標となる「5040」をマーク。1280×720ドットのHD画質でのスコア―は、評価が「とても快適」となる「7496」を記録。そのため、動作が軽いゲームに関しては、設定次第ではGeForceやRadeonといった外部グラフィックスボードなしでも楽しめる性能がある。少なくとも動きの少ないアドベンチャーゲームなどは、快適にプレイすることができるだろう。

「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」のスコアー

「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」の平均フレームレート

 一方、内蔵GPUの性能は高めとはいえ、描画が重めの「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では、ややパワー不足で、快適プレイまでには至らなかった。

システム消費電力は余裕で100Wアンダーに

 最後にシステム全体の消費電力も確認してみた。OS起動後10分ほど、なにもせずに居た状態をアイドル。CPUとGPUに負荷のかかる「3DMark Sky Diver」実行中の最大消費電力を高負荷時としてまとめている。

システム全体の消費電力

 4コアCPUながら、アイドル時は20W前半となっており、CPUとGPUに負荷のかかる高負荷時でも「A12-9800E」で72.5W、「A10-9700E」では67.9Wという結果に。ネットを見たり、メール、ネット配信動画の視聴といった日常的な用途なら、システム消費電力が30から40W程度と低く抑えられるのが良かった。

用途は限られるがエントリーPC自作には十分あり

「A12-9800E」と「A10-9700E」は、店頭売り初のSocketAM4対応APUだが、アーキテクチャーやパフォーマンスは、従来のAPUから驚くような性能向上には至っていない。しかしながら、描画性能に関しては「Core i7-7700K」(実売4万2000円前後)よりも高い数値を示している点は魅力。

 Radeonなしで「Fluid Motion」を使い動画を快適に楽しめるなどのメリットもあり、ライトゲーム+動画視聴用途のPCを低予算で、今組みたい人にはオススメできる。MSI「B350M MORTAR」(実売1万3000円前後)など、DisplayPortを備えるB350マザーボードもあるので、OS込みで6万円台くらいの4K 60Hz出力PCをつくってみるのもおもしろい。

 AMD APU関連では、先日Geekbenchのサイトに「Raven Ridge」こと第8世代APU「Ryzen 5 2500U」のスコアーがアップされ、そのパフォーマンスの高さに注目が集まっている。あくまでも流出データだが、「Geekbench4.4.1」のスコアーはシングルコア「3561」、マルチコア「9421」となっている。

「Geekbench4.4.1」を「A12-9800E」で試したところ、スコア―はシングルコア“2447”、マルチコア「6252」だったので、次世代APUではマルチコアが50.6%も向上する可能性がある。デスクトップ向けはまだまだ先の話で、自作PC向けに投入されるかも不明だが、今後のAPUの動向にも注目したい。

Geekbenchのサイトにアップされた「Ryzen 5 2500U」のスコアー

「A12-9800E」で「Geekbench4.4.1」を実行した際のスコアー

(提供:AMD)

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これで解決? 「Ryzen Threadripper」早期購入者に補填

2017年09月07日 22時10分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII.jp

 発売後、約2週間ほどで大幅値下げを敢行したAMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」。本日、日本AMDより「Threadripperに関するお知らせ」が発表。複数ショップでも告知が始まっている。



日本AMDより「Threadripperに関するお知らせ」が発表。2017年8月30日まで、Ryzen Threadripper 1950X/1920Xを旧価格で購入した人を対象にクオカードが送られる

 日本AMDの公式Twitterによると「AMD Ryzen Threadripperの件でユーザーの皆様に多大な迷惑と混乱を招きましたことを改めてお詫びいたします」として、2017年8月30日まで、Ryzen Threadripper 1950X/1920Xを旧価格で購入した人を対象にクオカードを送るという。

 クオカードは、Ryzen Threadripper 1950Xで1万8000円、Ryzen Threadripper 1920Xで1万3000円相当。国内正規代理店シールが貼られた製品が対象で、郵便番号、住所、氏名、日中連絡可能な電話番号、返信可能なメールアドレス、購入証明(レシート写真、シリアルナンバーがわかるチップ表面か箱左側面の写真、代理店シール写真が必須)を、AMD事務局にメール(amd-tr@tanoeru.co.jp)する。



ショップで掲示中の告知文。改定前に購入した人を対象にクオカードを送るという異例の展開。申し込み受付期間は9月25日まで

 なお、パソコンショップアークでは店頭やWEBで「8月10日から8月22日に当店でAMD Ryzen Theadripper 1950X、または Ryzen Threadrippeer 1920Xをご購入していただいたお客様へ」という告知を掲載。TSUKUMO eX.でも、AMD発表の告知文を店内で掲示している。申し込み受付期間は9月25日までとなるため、対象者は早めに対応したほうがいいだろう。

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【取材協力】



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Core Xに完全勝利!?「Ryzen Threadripper」で究極のマルチスレッド性能を堪能

最新パーツ性能チェック
第218回

Skylake-Xから1ヶ月足らずで最速王座を奪取!

 2017年8月10日、AMDはZenアーキテクチャーのエンスージアスト向けCPU「Ryzen Threadripper」の発売を開始した。今回市場に投入された「Ryzen Threadripper 1950X」は16コア32スレッドで999ドル、「同1920X」は12コア24スレッドで799ドル。特に最上位の1950Xは現時点でのインテルの最上位モデル「Core i9-7900X」と(ドルベースの)同価格でありながら、マルチスレッド性能が最大38%高いことを武器にしている。

 残念ながら国内流通価格は謎の自作為替レート換算が働き、1950Xが税込15万7464円、1920Xが税込12万5064円と、やや高く設定されてしまった。ライバルとなるCore i9-7900Xの初値が税込約12万5000円前後(原稿執筆時点の実売価格は11万6000円前後)であるため、Ryzen Threadripperの武器のひとつである“価格の安さ”を捨て、割高な価格設定で勝負するというハンデ戦を強いられることになった。8月31日には8コア16スレッドの「Ryzen Threadripper 1900X」も549ドルで発売される予定だが、1900Xの国内価格については明らかにされていない。

AMDのプレゼン資料によれば、Ryzen Threadripper 1950XはCore i9-7900Xに対し、マルチスレッド性能で38%優位に立ち、シングルスレッドでは15%劣るとしている(数値はCINEBENCH R15によるもの)

 今回は、豪華なトランクに入ったRyzen Threadripper評価用キットをテストする機会に恵まれた。果たしてAMDの主張する“(米ドルで)同価格なのに安くて速い”は本当なのか? 価格的なハンデを負った国内市場で存在感をアピールできるのか? さまざまなベンチマークを通じて検証していきたい。

今回プレス用に極少数用意された評価キット。専用トランクにRyzen Threadripper 1950Xと1920Xが入っており、トランク内部の光源がRyzen Threadripperのパッケージを怪しく光らせるという実に凝ったものだった

Ryzen 7のパッケージと比べると、Ryzen Threadripperのパッケージは異常に大きい。上下の黒い部分はほぼ八方スチロールで占められているのだが……




この特集の記事

コアなAMD党が集まった「Ryzen Threadripper」の深夜販売

AMD「Ryzen Threadripper 1950X」、「Ryzen Threadripper 1920X」

2017年08月11日 02時33分更新

文● 山県、北村 編集●北村/ASCII.jp

 8月10日(木)22時、AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」の販売がスタートした。秋葉原の一部ショップでは恒例の深夜販売を実施。CPUとマザーボードの同時購入で20万円オーバーとなる高額商品ながら、いち早く手に入れるべく熱心な自作ユーザーが集まった。



AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」の販売がスタート。CPUとマザーボードの同時購入で20万円オーバーだが、早速購入していくユーザーが続々と集まった

 深夜販売を行なったのは、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店、TSUKUMO eX.の3店舗。発売されたのは「Ryzen Threadripper 1950X」(税抜14万5800円)、「Ryzen Threadripper 1920X」(税抜11万5800円)の2モデルだ。



ユニークなパッケージを採用する「Ryzen Threadripper」

 さらにX399チップセット採用の対応マザーボードの販売も開始。ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから5モデルが発売となっている。



ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから5モデルが販売中のマザーボード。中でもASRock「X399 Taichi」は品薄のため完売は近い

 深夜販売を行なった3店舗では、事前会計を実施。解禁時間の22時に製品の受け渡しが行なわれた。なお、確認したところ購入したのは秋葉原全体で30人程度。ハイエンド向けということもあり、Ryzen 7発売時のような盛り上がりはなく、静かな深夜販売となった。



パソコン工房秋葉原BUYMORE店では店内でカウントダウンを実施。22時と同時に拍手で販売を祝った 満面の笑みの購入者第1号。CPUとマザーを買うために、16時にはお店に来ていたそうだ



パソコン工房秋葉原BUYMORE店では恒例のデモ機が解禁時間と同時に登場。「Ryzen Threadripper 1950X」でCINEBENCH R15を計測していた。あまりの描画の速さにギャラリーがどよめく



「Ryzen Threadripper 1950X」のスコアは3327。CPU比較では Xeon 5650の3倍近い数値になり、棒グラフの表示限界を振り切っていた



Ryzen Threadripper購入者限定で配布されたスリッパ TSUKUMO eX.では22時になったとたん、急に人が増えだした



それもそのはず、22時の販売解禁と同時にオーバークロッカーの清水氏が、店頭で液体窒素冷却のデモを開始。かなりCPUが熱いのか液体窒素を注ぐたびに、ものすごい煙が吹き上がっていた



ベースクロック3.4GHzの「Ryzen Threadripper 1950X」を5.1GHzまでオーバークロック。CINEBENCHのスコアは3867と、驚異的な数値を叩き出した 深夜販売の様子を偵察に来たジサトラ ハッチ。今回は金額が高くて買えなかったそうだ

 ちなみに、CPUは海外通販を利用しマザーボードだけ購入するというユーザーも多くいた模様。マザーボードは、ASRock「X399 Taichi」やASUS「ROG ZENITH EXTREME」が売れ筋となっているようだ。

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ASUS、ゲーミングPC向けブランド「ROG」にAMD Ryzen対応マザーボードを発売

ハイスペックなゲームも楽々動作のRyzenパワーでゲーミングPCの自作へ

2017年06月30日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「ROG STRIX X370-F GAMING」

 ASUSTeK Computerは6月30日、ゲーマーやオーバークロッカー向けのPCパーツブランド「ROG(Republic of Gamers)」より、AMD Ryzenにも対応するATXマザーボード「ROG STRIX X370-F GAMING」を発売した。

 チップセットにAMD X370、CPUソケットにAM4を採用し、対応CPUはAMD Ryzen/A/Athlonシリーズ。DDR4-3200メモリーソケット×4、ストレージはM.2×2、SATA 6Gb/s×8、PCIe 3.0 x16×2、PCIe 2.0 x16×1、PCIe 2.0 x1×3、拡張スロットはPCIe 3.0 x16×2、PCIe 2.0 x16×1、PCIe 2.0 x1×3を装備。

映像出力はDisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4b×1

 ゲーミング用途に向け、ゲーム内の音のする方向を画面上に表示する「Sonic Radar III」機能、高音質オーディオ機能「ROG SupremeFX」、ネットワークゲームの通信優先度を高める「GameFirst IV」などの機能を搭載。LAN機能を静電気から守る「LANGuard」、高性能ファンコントロール機能「Fan Xpert 4」、高耐久PCI Expressスロットの「SafeSlot」などのタフネス性能の充実。価格は2万7000円前後。

■関連サイト



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AMD CPU「Ryzen」がいまの最強CPUだっ!!

2017年上半期の自作PC業界を語る最重要キーワード

 いま、自作PC業界では「Ryzen」に注目が集まっています。2017年上半期の自作PC業界を語る上でRyzenは外すことはできないキーワードです。しかし、なぜRyzenに注目が集まり、「最強のCPUだ!」などとうたわれているのでしょうか。

 最大の魅力はインテル製CPUよりコアが多く安価なこと。つまり、コア数を重視したパーツ選びにおいて、コストパフォーマンス最高なのです! ただ、インテル製CPUと異なり、内蔵グラフィックス機能を備えていないため、グラフィックボードを利用することが大前提。もちろんインテルと比較して弱点もあります。特集ではそこにしっかり言及した上で、用途によってRyzenは性能至上主義にとって最高で、最強のCPUといえる側面が満載なのです! おまけに自作をしない人にもBTOパソコンとしてサクっと手に入れられる好環境がやってきました!

 「いかにRyzenが素晴らしいか」、「コア数を活かすにはどういう用途が向いているのか」など、あふれんばかりのRyzen愛を2017年6⽉23⽇発売の「週刊アスキー 夏の超お買物特⼤号」で語りまくっております。いまBTOパソコン業界にまで波及したRyzenブームに乗り遅れるなッ!

 2017年6月23日発売の「週刊アスキー 夏の超お買物特大号」は、全国の書店やコンビニ、ネット書店などでぜひぜひお買い求め下さいませ! 女優・のんさんの表紙が目印ですよ!!

■判型:A4変型判
■ISBN:978-4-04-892997-4
■発売:2017年6月23日
■定価:本体639円+税



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AMDサーバー向け最新CPU「EPYC」の機能やラインアップを発表!

最上位は32コア/64スレッドの「EPYC 7601」

2017年06月21日 06時11分更新

文● 本間 文(Bun Honma) 編集●ジサトラ ハッチ

 AMDは米国時間の6月20日、テキサス州オースチン市のThe Joe R. and Teresa Lozano Long Centerにおいて、Zenアーキテクチャーを採用するデータセンターおよびサーバー向けCPUの「EPYC」(エピック)を正式発表し、最上位モデルとなるEPYC 7601など4製品の顧客向け出荷を開始した。これに先立ち、6月19日にはオースチン市内のAMD社内において、報道関係者向けの技術セッションが開催され、EPYCのラインアップや機能などを明らかにした。

EPYCの発表会場となったThe Joe R. and Teresa Lozano Long Center

EPYC Datacenter TechDayの会場となったAMDのオースチンオフィス

 同社でエンタープライズビジネスを担当するスコット・エイラー氏(Scott Aylor, Corporate Vice President, Enterprise Solutions)は、AMDがデータセンター市場に再参入するために、EPYCでは


・パワー:業界をリードするパフォーマンス、コア数、メモリ、I / O
・最適化:リソースのバランスを最適化し、すべての用途に適した規模のコンピューティングを実現
・セキュリティー:x86では業界初の半導体レベルで組み込まれたデータセキュリティー

の3項目を柱に、CPUを開発。EPYCの第一世代製品となる「EPYC 7000シリーズ」では、


・最大32基のZenコア
・CPUあたり8チャンネルのDDR4インターフェース
・CPUあたり最大2TBのメモリ容量
・128 PCI Express 3.0レーン
・専用セキュリティサブシステム
・チップセットの統合
・次世代EPYCプロセッサとのソケット互換性

を特徴とし、32コア/64スレッド構成の最上位モデル「EPYC 7601」を筆頭に、コア数やベースクロック、TDPが異なる製品すべてを、7月末までに市場投入する計画を示した。なお、今回発表されたEPYCプロセッサのラインナップは表の通りだ。

EPYCのラインアップと主な仕様

EPYCのラインアップや性能について説明するスコット・エイラー氏

AMDのデータセンター市場復帰を目指し、EPYC開発で充電課題とされた3つのテーマ

EPYC 7000シリーズの特徴

 すでに、AMDの投資家向け会議で公開されているように、EPYCは4つのCPUダイをひとつのパッケージにまとめたMCM(Multi Chip Module:マルチ・チップ・モジュール)構成を採り、AMD独自のインターコネクト技術であるInfinity Fabricにより、4つのダイを密接かつスケーラブルに接続しつつ、製品製造にかかる歩留まりを最小限に抑える工夫をしている。

EPYCは4つのCPUダイをひとつのパッケージにまとめたMCM構成を採る

 その性能は、データセンター市場ではもっとも汎用的に用いられているGCC-02 v6.3コンパイラでコンパイルしたCPU性能に特化したベンチマークのSPECint_rate_base2006や、SPECfp_rate_base2006などによる性能比較データを公開し、2プロセッサ環境では、価格性能比でほとんどのモデルが40%以上の性能向上を果たせるとアピール。また、シングルプロセッサシステム用にも、3製品を投入する計画を明らかにしている。

EPYC 7601 2PシステムのSPECint_rate_base2006によるIntel Xeon E5-2699Aとの性能比較

EPYC 7601 2PシステムのSPECfp_rate_base2006によるIntel Xeon E5-2699Aとの性能比較

EPYC 7601 2PシステムのSTREAM Triadのメモリ帯域テストにおけるIntel Xeon E5-2699Aとの性能比較

EPYC 7000シリーズ2PシステムのSPECint_rate_base2006による同価格帯のIntel CPUシステムとの比較

AMDは、EPYCのシングルCPU構成によって、データセンター市場の低価格化とシステムのスケールアウトを実現できるとアピール。シングルCPU構成でも、デュアルCPUと同等のI/O接続

EPYCのシングルCPUラインアップ

EPYC 7000シリーズのシングルCPUシステムのSPECint_rate_base2006による同価格帯のIntel CPUシステムとの比較

AMDは、2ソケットシステムにおけるパフォーマンスやメモリ帯域、I/Oの豊富さによるリーダーシップを実現するだけでなく、シングルCPU構成でも、妥協することないI/O性能やメモリ帯域を実現するとアピール

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