富士通 Windows MR対応ヘッドセットとパソコンを発売(日経トレンディネット)

 富士通は2017年10月17日、個人向けパソコンの新製品13モデルを発表した。10月19日より順次発売する。

【関連画像】コンパクトで高級感のあるデザインが特徴の15.6型ノート「LIFEBOOK AH」シリーズ

 注目は15.6型のディスプレーを搭載する据え置き利用向けノートパソコン「LIFEBOOK AH」シリーズで、第8世代Coreプロセッサーの搭載や画面への没入感を高めたデザインなどが特徴。このほか、10月17日から配信されるWindows 10のアップデートで導入されるAR/VR機能「Windows Mixed Reality」に対応するヘッドセットも発表した。単体で販売するほか、パソコンとのセットモデルも用意する。

 「LIFEBOOK AH」シリーズは、上位モデルをフルモデルチェンジ。液晶ディスプレー周囲のフレーム部分の幅を狭くしたデザインにより、コンパクトにするとともに画面への没入感を高めた。ハイレゾスピーカーや、Windows 10の生体認証機能「Windows Hello」対応の指紋センサーを備えるモデルも用意する。すべて11月16日発売。

 「AH77/B3」はCore i7、8GBメモリー、BDXL対応BD(ブルーレイディスク)ドライブ、指紋センサー、ハイレゾ対応スピーカーなどを搭載する最上位モデル。ストレージはHDDとSSDの両方を搭載し、WindowsをSSDから起動することで起動時間などを高速化している。実売価格は22万円強。

 「AH53/B3」はCore i7、8GBメモリー、BDXL対応BDドライブ、ハイレゾ対応スピーカーなどを搭載するモデル。ストレージはHDDを搭載する。実売価格は20万円強。AH77/B3とAH53/B3は、Windows Mixed Realityに対応する。

 「AH45/B3」は第7世代のCore i3、4GBメモリー、1TBのHDD、BDXL対応BDドライブなどを搭載するモデルで、実売価格は17万円前後。「AH42/B3」は従来モデルのボディーのモデルで、Celeron、4GBメモリー、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載する低価格モデルで、実売価格は14万円強。

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東芝 画質と音質にこだわったパソコン新モデル(日経トレンディネット)

 東芝は2017年10月17日、個人向けパソコンの新製品として、15.6型ディスプレーを搭載した据え置き利用向けノートパソコン「dynabook T」シリーズ4機種13モデルを発表した。全モデルにマイクロソフトOffice Home & Business Premiumが付属する。価格はオープンで10月20日より順次発売する。

【関連画像】東芝のスタンダードノート「dynabook T85」。16GBメモリーやSSD搭載などにより大半の用途に対応できるハイスペックモデル

 色補正を行ったディスプレーや東芝独自の超解像技術、有名オーディオブランドであるオンキヨー製スピーカーを搭載するなど、画質や音質にこだわっているのが特徴。360度写真や動画の編集ができるアプリや、3Dの図面を簡単に作成できるアプリなどが付属する。

 T85、T75、T55の3機種はWindows 10の生体認証機能「Windows Hello」対応の指紋センサーを備え、セキュリティーにも配慮。バッテリー駆動時間が7時間と長く、140gと軽量なACアダプターが付属するなど、家庭内やオフィスでの持ち運び利用にも配慮している。

 「dynabook T85」は最上位モデルで、第7世代Core i7、16GBメモリー、512GBのSSD、BDXL対応BD(ブルーレイディスク)ドライブ、指紋センサーなどを搭載するハイスペックが特徴のモデル。カラーバリエーションはゴールドとレッドの2色。このモデルのみ11月中旬発売で、実売価格は23万円前後。

 「dynabook T75」は第7世代Core i7、8GBメモリー、1TBのHDD、BDXL対応BDドライブ、指紋センサーなどを搭載するモデル。カラーバリエーションは4色。実売価格は20万円前後。

マイクロソフトオフィス付属の低価格モデル

 「dynabook T55」は第7世代Core i3、4GBメモリー、1TBのHDD、BDXL対応BDドライブ、指紋センサーなどを搭載するモデル。カラーバリエーションは3色で、実売価格は16万円台半ば。

 「dynabook T45」はCeleron、4GBメモリー、1TBのHDD、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載するモデル。カラーバリエーションは4色で、実売価格は13万円台半ば。

(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)

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楽天の格安SIM新プラン「スーパーホーダイ」はお得か 楽天会員なら月1000円引き(日経トレンディネット)

 2017年9月、「楽天モバイル」(楽天)は新しい料金プラン「スーパーホーダイ」の提供を開始した。

【関連画像】スーパーホーダイの料金プラン

 スーパーホーダイは、料金プランに5分間の通話定額オプションがあらかじめ含まれているセットプランだ。楽天モバイルが扱うSIMフリースマホと組み合わせられるほか、SIMだけでも契約可能。ユーザー自身が選んだ最低利用期間の長さに応じて受けられる長期優待ボーナスも用意されている。

 また、高速通信容量を使い切っても、通信速度は最大1Mbps(混み合う時間帯は最大300kbps)。通信容量を使い切っても比較的快適に通信できるので、いわゆる「ギガ死」にも強い。

 既存の楽天モバイルユーザーは、執筆時点ではスーパーホーダイに切り替えられない(楽天は「今冬をめどに対応予定」とする)。しかし、これから楽天モバイルを契約しようと考えている人や、他社の格安SIMからの乗り換えを検討している人には、スーパーホーダイは検討対象になるだろう。

 そこで今回は、スーパーホーダイの特徴を踏まえつつ、楽天モバイルの従来型の料金プラン(組み合わせプラン)や他社のセットプランと比較し、そのお得度を探ってみたい。

スーパーホーダイはどんなプラン?

 まずはスーパーホーダイの特徴をチェックしよう。以下の表は、スーパーホーダイの通信容量や月額料金をまとめたものとなる。

 スーパーホーダイでは、通信容量が月2GBまでの「プランS」(月額料金2980円)、月6GBまでの「プランM」(同3980円)、月14GBまでの「プランL」(同5980円)の3種類の料金プランが用意されている。

 従来型プランと同様に、毎月の通信容量を使い切ると通信速度を制限されるが、スーパーホーダイでは制限時でも最大1Mbps(利用が集中して混雑する12時台と18時台だけは最大300kbps)。最大200kbpsまで遅くなってしまう従来型のプランと比べるとある程度実用的な速度が得られる。

 前述のように、スーパーホーダイでは各通話最初の5分間が無料になる通話定額オプションの「楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル」(月額850円)がセットになっている。5分を超えた分の通話料は、30秒当たり10円の従量制となる。

 なお、楽天モバイルに楽天会員のユーザーIDを登録しておくと、契約から12カ月目までの最大1年間、スーパーホーダイの月額料金が1000円引きになる「楽天会員割」が適用される。また、楽天会員ランクがダイヤモンドの場合は、毎月500円が1年間割り引かれる「ダイヤモンド会員割」も追加される。

●選べる最低利用期間と長期優待ボーナス

 冒頭でも触れたように、スーパーホーダイでは最低利用期間をユーザー自身が選び、それに応じた長期優待ボーナスを得ることができる。以下の表に、最低利用期間と長期優待ボーナス、契約解除料の関係をまとめた。

 スーパーホーダイの最低利用期間には「1年」「2年」「3年」の3種類があり、期間が長いほど早期解約時の契約解除料が高額に設定されている。例えば1年契約で1年以内に解約した場合の契約解除料は9800円だが、3年契約で1年以内に解約すると2万9800円もの契約解除料が請求される。

 その代わり、2年以上の最低利用期間を選ぶと、スーパーホーダイとセットで購入するSIMフリースマホの端末代金が割り引かれたり、SIMだけ契約する場合も楽天スーパーポイントが付与されたりする「長期優待ボーナス」の特典を受けられる。割引やポイントは2年契約で1万円相当、3年契約で2万円相当となる。

 要するに、長期間の契約ほどリスクは大きいがリターンも大きく、短期間の契約ならリスクは小さいがリターンも得られない、ということになる。

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NEC シンプルデザインの高級ノートパソコンを発売(日経トレンディネット)

 NECは2017年10月17日、ノートパソコンの新製品4機種13モデルを発表した。いずれも15.6型の液晶ディスプレーを搭載する据え置き利用向けの製品で、全モデルにマイクロソフトOffice Home & Business Premiumが付属する。価格はいずれもオープンで、10月中旬より順次発売する。

【関連画像】NECの15.6型スタンダードノート「LAVIE Note NEXT」シリーズの「NX850/JA」。高いスペックとシンプルで高級感のあるデザインが特徴で、用途を選ばないハイスペックモデル

 注目は新シリーズとなる「LAVIE Note NEXT」シリーズ。CPUにクアッドコア(4コア)のインテル第8世代Core i7/i5プロセッサーを搭載するほか、画面への没入感を高めたデザイン、打鍵音を抑えたキーボード、Windows Hello対応の指紋認証機能などが特徴。従来の据え置き利用向け15.6型ノートパソコン「LAVIE Note Standard」シリーズの上位モデルを置き換えるもので、同社ではプレミアムノートと位置付けている。

 シンプルで直線的なデザインで、液晶周囲のフレーム部分の幅を狭くしたほか、ロゴを目立たなくしたり電源ボタンを側面に配置するなどして画面への没入感を高めた。設置面積は一般的な15.6型ノートの85%程度で、狭い場所に置きやすくなっている。

 キーボードは、キータッチに定評のあるレノボの人気ビジネスノート「ThinkPad」シリーズのものを参考にして打鍵感を高めたほか、打鍵音を抑えて静かな場所でも使いやすくしている。スペックの違いで3機種あり、いずれも3色のカラーバリエーションを用意する。

 「NX850/JA」は、Core i7、8GBメモリー、BDXL対応BD(ブルーレイディスク)ドライブなどを搭載する最上位モデル。ストレージはHDDとPCIe接続の高速なSSDの両方を搭載し、WindowsをSSDから起動することで起動時間などを速めた。グラフィックス機能は、CPU内蔵のインテルUHDグラフィックス620を利用する。実売価格は20万9800円前後。

 「NX750/JA」はCore i7、8GBメモリー、BDXL対応BDドライブなどを搭載し、ストレージにはHDDとフラッシュメモリーを組み合わせたSSHDを搭載するモデル。実売価格は19万9800円前後。

 「NX550/JA」はCore i5、4GBメモリー、BDXL対応BDドライブ、1TBのHDDなどを搭載するモデル。実売価格は17万9800円前後。

 LAVIE Note NEXTシリーズはプレミアムノートとして高級感を打ち出しつつ、実売価格は従来の15.6型ノート「LAVIE Note Standard」シリーズの同クラスの製品から大きく引き下げられている。年末商戦に向けて、ノートパソコンの中でも人気の高い15.6型ノートのコストパフォーマンスを高めることで、販売シェアを拡大したい考えだ。

 「LAVIE Note Standard」シリーズには「NS700/JA」を追加する。NX850/JA、NX750/JAと同じ第8世代のCore i7、8GBメモリー、BDXL対応BDドライブなどを搭載するモデルで、ストレージは1TBのHDDとなっている。4色のカラーバリエーションがあり、実売価格は17万9800円。

 このほか「LAVIE Note Standard」シリーズの低価格モデル、モバイルノート「LAVIE Hybrid ZERO」「LAVIE Note Mobile」シリーズ、デスクトップパソコン「LAVIE Desk All-in-one」シリーズは従来モデルを継続販売する。

(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)

ソニーXperiaから家庭向けロボット発売 何ができる?(日経トレンディネット)

 ソニーモバイルコミュニケーションズは2017年10月17日、コミュニケーションロボット「Xperia Hello!」を発表した。人感センサーと顔認識機能によりユーザーを見分けて、音声入力をしなくても自発的にその人向けの情報を伝えてくれるのが特徴。胴体と顔に当たる部分がそれぞれ動くことで、表情を持たせている。

【関連画像】ソニーのコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」。ボリュームやスイッチは底面にあり、シンプルなデザインになっている

 音声やディスプレーを使ったコミュニケーション機能、搭載カメラを使った見守り機能、ユーザーに合わせた情報アシスタント機能などを備え、主に家族で使うことを想定している。11月18日発売で、価格はオープン。ソニーストアでの価格は14万9880円となっている。

 コミュニケーション機能は、LINEを使ったメッセージの送受信、Skypeによるビデオ通話、ビデオ伝言が利用できる。顔認識でユーザーを見分けられるので、お母さんからお父さんと子供へそれぞれメッセージを送ると、Xperia Hello!がお父さんと子供を自動的に判別して、それぞれに向けたメッセージを伝えるといったことが可能だ。

 見守り機能は、顔の部分にあるカメラで周囲360度の様子を撮影して8枚の連続写真で送ってくれたり、Xperia Hello!と会話したユーザーが家にいることなどを通知してくれる。例えば、「家の様子をおしえて」というコマンドをLINEから送ると、子供を3分前に見かけたなどと教えてくれる。

 情報アシスタント機能は、ニュース、交通情報、天気予報、予定、自分宛のメッセージなどを教えてくれるというもの。顔認識でユーザーを見分けて、その人向けの情報をディスプレーに表示したり音声で読み上げたりする。質問するとWikipediaで検索して教えてくれる機能もある。

 主なスペックは、ディスプレーが4.6型(1280×720ドット)で、OSはAndroid 7.1、プロセッサーはSnapdragon 650、3GBのメモリー(RAM)、32GBのユーザーメモリーなどとなっている。

(文/湯浅英夫=IT・家電ライター)

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キヤノン、APS-Cセンサー搭載の「PowerShot G1 X III」(日経トレンディネット)

 高級コンパクトデジカメに力を入れているキヤノンが、ラインアップをさらに強化する。2017年10月16日に発表した「PowerShot G1 X Mark III」は、扱いやすいサイズのボディーにAPS-C型の大型撮像素子を搭載した高画質モデル。主力のデジタル一眼レフと同等の画質や基本性能を持ちながら圧倒的に小型軽量であることを訴求し、スマホユーザーの獲得や古いデジタル一眼レフからの乗り換えを狙う。

【関連画像】EVF(電子ビューファインダー)を軍艦部に据えた一眼レフライクなデザインは、1型の撮像素子を搭載する一体型モデル「PowerShot G5 X」や、APS-Cミラーレス一眼「EOS M5」に似ている

 予想実売価格は13万円前後で、発売は11月下旬の予定。

●撮像素子や画像処理エンジンは最新のデジタル一眼レフと同じ

 2014年3月に発売した「PowerShot G1 X Mark II」の後継モデル。本体デザインを扱いやすい一眼レフスタイルに変更したのに加え、1.5型だった撮像素子をひとまわり大きなAPS-C型に置き換えた。撮像素子や画像処理エンジンは、主力の最新デジタル一眼レフ「EOS Kiss X9i」や「EOS 9000D」、最新ミラーレス一眼「EOS M5」「EOS M6」などと同じものを採用し、画質を高めた。常用ISO感度は最高ISO25600。撮像素子はデュアルピクセルCMOS AFに対応しており、スムーズなピント合わせも可能にした。

 レンズは、35mm判換算で24~72mm相当となる光学3倍ズーム。35mm判換算の焦点距離は、デジタル一眼レフのキットモデルに付属する標準ズームレンズと同等だが、開放F値はF2.8-5.6と広角側をひとまわり明るくした。室内や夜景など薄暗いシーンでも感度の上昇を抑えられるほか、より大きなボケ味も期待できる。電源オフ時にはレンズがボディーに格納され、奥行きが51.4mmに抑えられる。電源オフ時もサイズが変わらない一眼レフやミラーレス一眼にはないメリットといえる。

 特徴的なのが、ボディーを防塵防滴構造としたこと。高級コンパクトデジカメで防塵防滴構造に対応した製品は、キヤノンが2015年に発売した「PowerShot G3 X」ぐらいしかなく、一眼レフやミラーレス一眼でも一部の高価格モデルに限られる。Bluetoothでスマホと常時接続する機能も搭載し、電源をオフにしたカメラ内の写真をスマホに転送することも可能。

 同じAPS-C型の大型撮像素子を搭載しながら、「EOS Kiss X9i」などの一眼レフはもとより、「EOS M5」などのミラーレス一眼よりも小型軽量にまとまっている点が注目できる。特に、電源オフ時の可搬性に優れる点は、「高画質デジカメを日々持ち歩きたい」と考える層に響きそうだ。

(文/磯 修=日経トレンディネット)

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なぜ「騒音軽減イヤホン」がブーム? iPhoneが契機に(日経トレンディネット)

 今のイヤホン・ヘッドホンでブームとなっているのが、周囲の騒音を軽減して音楽の世界に浸れる「ノイズキャンセリング」機能への対応だ。電車やバスの移動が多い日本人にとって、ノイズキャンセリングはイヤホン・ヘッドホン購入のきっかけにもなる目玉機能だ。

【関連画像】完全ワイヤレスでノイズキャンセリング対応の「WF-1000X」

 最近では、ソニーが最新ワイヤレスヘッドホン・イヤホン「1000Xシリーズ」でノイズキャンセリング対応製品を一気に投入。アップルが買収したヘッドホンブランド、Beats(ビーツ)の「studio3 wireless」、オーディオテクニカの「SOLID BASS ATH-WS990BT」といった注目ヘッドホンの登場も相次ぎ、その注目度は増している。

 なぜ今、ノイズキャンセリングがはやり始めたのだろうか。

●ワイヤレス時代になって一変

 ノイズキャンセリング製品の歴史は、コンシューマ向けの製品では1995年にソニーが出した、世界初の市販ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC10」「MDR-NC20」まで遡る。ボーズも日本で2001年から「QuietComfort」シリーズを発売。以降、新モデルも継続して登場した。

 ただ、いずれも有線タイプでコントロールボックスバッテリーが必須、また耳に吸い付くような音質の違和感も残った。そんなデメリットもあり、頻繁に航空機で移動するような特定用途以外はメジャーになりきれずにいた。

 そんな中、2016年のiPhone 7のヘッドホン端子廃止をきっかけにワイヤレスイヤホンブームが到来し、状況が一変。ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンはもともとバッテリーが内蔵されており、ノイズキャンセリングの信号処理に必要なDSP(デジタルシグナルプロセッサ)もワイヤレス化と共に性能が向上。こうした追い風を受けたノイズキャンセリング対応イヤホン・ヘッドホンのメジャー化が始まったのだ。

今年下半期に新製品が次々登場

 ノイズキャンセリング対応イヤホン・ヘッドホンの売れ筋は、この分野の先行メーカーであるソニーとボーズだ。

 ソニーは2017年秋モデルだけでも「WH-1000X」(ワイヤレスヘッドホン)、「WI-1000X」(ワイヤレスイヤホン)、「WF-1000X」(完全ワイヤレスイヤホン)、「h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N」(ワイヤレスヘッドホン)を発売。なかでも「WF-1000X」は、国内初の完全ワイヤレスかつノイズキャンセリング対応モデルで期待値も高い。

 ボーズは今年発売のモデルこそまだないが、2016年発売の「QuietComfort 35 wireless headphones」(ワイヤレス・ヘッドホン)、「QuietControl 30 wireless headphones」(ワイヤレス・イヤホン)はこのジャンルの鉄板製品だ。

 そして両社を追う形で、ノイズキャンセリング対応イヤホン・ヘッドホンを発売するブランドは、2017年秋時点で10社以上ある。

 2017年6月以降に発売されたモデルだけをピックアップしても、ビーツの「studio3 wireless」(ワイヤレスヘッドホン)、オーディオテクニカの「SOLID BASS ATH-WS990BT」(ワイヤレスヘッドホン)、B&Oの「Beoplay E4」(有線イヤホン)、AKG「N20NC」(有線イヤホン)と、国内外のブランドが多数のモデルを投入している。

 今年2月には、iPhoneのLightning端子に直結する有線タイプでノイズキャンセリング対応の、パイオニア「RAYZ Plus SE-LTC5R」といった個性派モデルも登場している。

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日本でも発売 「Galaxy Note8」は何がすごい? ペン入力に磨き(日経トレンディネット)

 2016年秋に大きな問題となった前機種「Galaxy Note7」のバッテリー発火事故から復活を遂げ、世界的に順調な販売を見せるサムスン電子の新型スマートフォン「Galaxy Note8」。KDDI(au)が10月26日から発売することをいち早く発表し、ほかのキャリアからの発売も期待されるGalaxy Note8だが、サムスン側はどのような点に注力して開発を進めたのだろうか。サムスン電子の韓国本社で実施された商品企画担当者へのグループインタビューから、その内容に迫ってみよう。

【関連画像】サムスンのお膝元、韓国では既に販売が開始されている「Galaxy Note8」。インフィニティディスプレーを採用した6.3インチの大画面が特徴だ

●ディスプレーサイズが6.3インチに落ち着いた理由

 サムスン電子が米国時間の8月23日に発表した「Galaxy Note8」。サムスンが昨年発売したものの、相次ぐ発火事故によって販売中止に追い込まれた「Galaxy Note7」の後継モデルである。Galaxy Note8は、同シリーズのファンの期待を一手に集め、早くも世界的に人気を博しているようだ。

 日本での投入が発表されたGalaxy Note8だが、なぜサムスンはGalaxy Noteシリーズの新機種を再び投入するに至ったのだろうか。そして今回のGalaxy Note8では、どのような点に力を入れて製品開発を進めたのだろうか。韓国・水原にあるサムスン電子の本社にて実施された、商品企画を担当するグローバル商品企画グループ Senior Professionalのソ・ジン氏へのグループインタビューから迫ってみよう。

 ソ・ジン氏によると、商品企画にあたっては従来のGalaxy Noteシリーズの顧客特性を改めてチェックし、どのような機能を求めているのかを調べていったとのこと。その結果、やはり大画面を求める声が多かったことから、Galaxy Note8でも大画面ディスプレーの実現に力を入れたという。主力モデル「Galaxy S8」「Galaxy S8+」で採用した、ベゼル部分を極限までそぎ落とした18.5:9の縦長画面比率の有機ELディスプレー「インフィニティディスプレー」を用いることで、6.3インチの大画面ながらも幅を74.8mmに抑え、片手で持ちやすいサイズ感を実現している。

 そしてもう1つ、ソ・ジン氏はGalaxy Noteユーザーの特徴として、大画面を生かしてマルチウインドウを活用しているユーザーが多いことを挙げる。そうしたことからGalaxy Note 8では、よく使う2つのアプリをマルチウインドウで起動しやすくする「App Pair」機能を新たに搭載。車を運転する時にカーナビアプリと音楽アプリを同時に起動するなど、マルチウインドウをより手軽に利用できるようにしたとしている。

 だが、大画面とはいえ、日本でも発売しているGalaxy S8+のディスプレーサイズは6.2インチと、Galaxy Note8と大きくは変わらない。Galaxy Noteシリーズ最大の特徴となるペン操作があることから、「Galaxy Noteシリーズの顧客はプロダクティビティとクリエイティビティに重点を置いている」(ソ・ジン氏)という点で違いはあるものの、画面サイズをもっと大きくしてGalaxy S8+と明確に差異化する考えはなかったのだろうか?

 ソ・ジン氏はこの点について「スマートフォンとしての特性を諦めることができなかった」と話している。Galaxy Noteシリーズは大画面が特徴の1つとはいえ、あくまでもタブレットではなくスマートフォンという位置付けだ。スマートフォンとして片手でも持ちやすいサイズ感を実現するためにも、これ以上画面サイズを大きくするのは難しく、6.3インチが上限ギリギリのサイズと判断したようだ。

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ジョブズのプレゼンを真似るより大事なことがある(日経トレンディネット)

 これまで、この連載では僕がかつて働いていたソニーやアップルの話を中心に、最近の製品やそのプレゼンの仕方に対して感じている疑問を話してきました。

【関連画像】前刀禎明氏

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ジョブズは「日本をなんとかしてくれ」と僕に言った

手元までこだわれるか 革新性はソニーの“宿命”だ 

アップルのプレゼンが物足りない まずは感動を示せ

アップル本社元副社長が感じる「iPhone X」の寂しさ

 今回は改めて、メーカーが今、どんなモノづくり、どんなマーケティングをするべきなのか、僕の考えをまとめておきたいと思います。製品の企画や発表に関する話が中心になりますが、経営幹部に限らず、若手や中堅の会社員の方にも参考にしてもらえる部分がきっとあるはずです。

●最先端技術はどんな価値を生むかが大切

 2004年、「iMac G5」が日本に投入されるとき、僕がフィル(現・米アップルマーケティング担当上級副社長のフィリップ・シラー氏)に「今度のウリは何?」と聞いたら、「G5(CPU「PowerPC G5」)を搭載していることだよ!」という答えが返ってきました。そういうことじゃないんだけどな……と思ったのを覚えています。

 ソニーにしてもアップルにしても、自社の技術や製品には自信と誇りを持っています。最先端の技術を搭載した自信作なら、そのことを宣伝したくなる気持ちはよく分かります。でも、実際に感動を生む、人にその感動を伝えるというときには、そこをぐっと抑えて客観視することが肝要。自慢の最先端技術が具体的にどんな価値を生み出しているのか、使い手の目線でものを言うことが大切です。

 技術自慢と併せて、最近よく見かけるのが関係者自慢。発表会に社内外の関係者が入れ代わり立ち代わり登壇する、あのやり方です。あれもユーザー視点、客観性が欠けているように感じます。こんなに素晴らしい力を結集して作った製品だ、と言いたいのだと思いますが、それはメーカーの自己満足であって、ユーザーの感動や満足に直接つながるものではありません。

格安SIMが使える「38gの携帯電話」が意外に便利だった(日経トレンディネット)

 ビジネスマンのなかには、自分用と会社用という2台のスマホを毎日持ち歩いている人は多い。しかし、ほぼ同じ機能を備えたスマホを2台持つメリットは少なく、「重くてかさばる」と嘆いている人は少なくないだろう。

【関連画像】フューチャーモデルの携帯電話「NichePhone-S」。カラーはブラック/ホワイトの2色から選べる。10月発売予定で、価格は1万780円(税込)

 そういった人にオススメしたいのが、SIMフリーで利用できる超小型携帯電話「NichePhone-S」(フューチャーモデル、税込み1万780円)だ。

 このNichePhone-S、そのサイズ感やSIMフリーという特徴以外に、テザリング機能を備えているのが大きな特徴。スマホを2台持ちしていて「片方はシンプルで小型なモデルがいい」という人や、「日常的にタブレット端末を持っているので、もう一台は通話とテザリングだけできればいい」という人などにおすすめの製品といえる。実際、クラウドファンディングサイト「Makuake」では1800万円を超える支援を集めたほどで、多くのニーズがあるのは確実だ。

 見た目や機能はシンプルながらもその注目度は高い製品といえるわけだが、実際の使い勝手はどんなものなのか。隅々までチェックしてみた。

●メールやウェブ閲覧はできないが……

 格安スマホでもひと通りの機能を備えている昨今だが、NichePhone-Sは機能を限定したSIMフリー携帯電話となる。基本となる「通話」と「SMS(ショートメッセージ)」は利用できるものの、インターネット関連のサービスは非対応。一般的なメールの使用やWebの閲覧などはほぼ利用できない。

 そのなかで、唯一使えるのが最大の機能でもあるテザリング。こういった特徴を踏まえると、NichePhone-Sは携帯電話というよりも「モバイルルーターに通話機能を付けた製品」といったほうがイメージは近いかもしれない。

 サイズはとても小さく、非常に持ち運びやすいのが大きな特徴だ。クレジットカードとほぼ同じで、厚さも6.5mmと非常に薄い。重さも38gと軽いので、胸ポケットなどにも気軽に入れられる。

 画面はモノクロの0.96型有機EL画面を搭載。しかし、画面タッチでの操作には対応しないため、デザイン的に番号ボタンといくつかの機能ボタンを備えるなど、昔の携帯電話に近い構成となっている。

 デジタルガジェットっぽい尖った感じはなく、全体的に丸みを帯びたカジュアルなデザイン。「現代風の携帯電話」といえる雰囲気だ。そのサイズ感と相まって、何も知らなければ「電卓?」と思ってしまう人もいるだろう。

 そのほか、OSにはAndroid 4.2を採用している点も興味深い。現状こそ機能を絞っているが、場合によってはOSのバージョンアップなどで機能が追加できそうな点は、今後の可能性を感じる。有機ELといいAndroid OSといい、気づきにくい部分で現代的な技術が使われている。