ティーピーリンク、2.5km以上の長距離伝送も可能な屋外専用アクセスポイント「CPE510」

ゴルフ場で、農場で、広い範囲をWi-Fiエリアに

2017年10月17日 18時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

CPE510

 ティーピーリンクジャパンは10月16日、中小企業向けの無線LANアクセスポイントとして、屋外専用設計で長距離範囲で利用できる「CPE510」を発表。10月20日に発売する。

 5GHz帯で300Mbps通信が可能。高利得13dBiの2×2デュアル偏波指向性MIMOアンテナを内蔵するなど屋外使用を前提として設計され、2.5km以上の範囲もカバーできる。ゴルフ場や農場、公共施設などの広い施設でのWi-Fi環境構築を可能とする。

電波は指向性を持ち、農場やゴルフ場など広い範囲をカバーできる

 特別に設計された外装に加えてPoE電源にも対応するほか、同社独自のTP-Link Pharos MAXtreamテクノロジーにより、ポイントツーマルチポイント環境でTDMA(時分割 多元接続)すれば高スループットやレイテンシーのパフォーマンスを向上できるという。

 本体サイズはおよそ幅79×奥行き60×高さ224mm、重量はおよそ0.305kg。価格は1万1900円。

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NEC、LAVIEスタンダードノートパソコンに第8世代Core i7搭載モデルを追加

スリムデザイン筐体やカラーバリエーションなど各部が強化

2017年10月17日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 NECパーソナルコンピュータは10月17日、ノートパソコン「LAVIE NSシリーズ」最上位モデルとして第8世代インテルCore i7を搭載する「NS700/J」を追加した。10月中旬に発売する。

 LAVIE NSシリーズは15型液晶を搭載、これまでの最上位モデルは第7世代Core i7を搭載する「NS350/J」(今後も併売される)だった。NS700/Jは、新たに第8世代Core i7プロセッサーを搭載するほか、筐体はややスリム化して厚み22.6mmとした(従来は25.7mm)。さらに搭載HDDも1TBとするなどスペックの強化が図られている。

 価格は19万4000円前後。また、ウェブ直販モデルでは256GBのSSDを搭載するモデルも用意される。

NEC 本気の超狭額縁15型モバイルノートPC

第8世代4コアCPUと高速SSDに光学ドライブも内蔵

2017年10月17日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII 発表会速報=NEC特捜班

LAVIE Note NEXT(NX850/J)

 NECパーソナルコンピュータは10月17日、2017年秋冬モデルとしてプレミアムノートパソコン「LAVIE Note NEXTシリーズ」を発表した。10月中旬に発売する。

 LAVIE Note NEXTシリーズ(NX850/J、NX750/J、NX550/J)は、デザインを見直した新設計の15.6型ノートパソコン(1920×1080ドット)。狭額縁ガラス液晶を採用することでフットプリントを従来比85%(従来機NS750比、およそ幅361×奥行き243mm)に小型化。液晶ヒンジは奥側に下がり、キーボード面はモノトーンに、電源ボタンを側面に配置、NECのロゴもシンプルにするなど画面に没頭できるデザインを追求している。キーボードは打鍵音を半減しつつストロークを確保、電源ボタンにはWindows Hello対応指紋認証など使いやすさへの細かな配慮もポイント。

左よりNX850/J、NX750/J、NX550/J。各モデルにグレイスブラックシルバーとグレイスゴールド、グレイスホワイトが用意される

 スペックはNX850/JがCore i7-8550U、8GBメモリー、128GB SSD/1TB HDDで、バッテリー駆動は約7.3時間。

 NX750/JはCore i7-8550U、8GBメモリー、1TB HDDで、バッテリー駆動は約6.3時間。

 NX550/Jは、Core i5-8250U、4GBメモリー、 1TB HDDで、バッテリー駆動は6.9時間。

 全モデルBlu-ray Disc ドライブを内蔵する。インターフェースも共通で、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0×2、HDMI、ヘッドフォン/マイクジャック、SDカードスロットなど。サイズは幅361×奥行き243×高さ25mm、重量およそ2.3kg。

 価格は、NX850/J(Core i7、128GB SSD+1TB HDD)が22万6000円前後、NX750/J(Core i7、1TB SSHDD)が21万5000円前後、NX550/J(Core i5、1TB HDD)が19万4000円前後。

 また、ウェブ直販モデルでは、ストレージに「SSDのみ」、「HDDのみ」、「SSD+HDDのハイブリット」の3パターン、8種類の組み合わせから選択可能。

追加情報

NEC発表会Photoレポート

NEXTは「ゼロリセット」からデザインしたPC

 10月17日にNECが行った発表会の模様を写真で速報します。

会場にはLAVIE NEXTが勢ぞろいしておまちかね。

冒頭、NEC PCの執行役員河島氏が登壇し、PC-98から始まる日本のパソコンの歴史をふりかえりました。

今回の新A4ノートは、次世代に向けた「パソコンの再定義」をしています。

次に商品企画部の森部氏が登壇し「NEXTは、これまでのA4ノートをゼロリセットしてデザインしなおした」と強調しました。

狭額縁によって、フットプリントは従来の85%に縮小。

シンプルさを強調した「ソリッドデザイン」が最大のウリです。

外観だけではなく、キーボードの静音化を実現し、打ちやすさも追求しました。

続いてゲストの陸上競技飯塚選手が登壇し、森部氏と「速さ」についてトークしました。

フォトセッションでは飯塚選手の身長186センチがとても目立つ状態に・・

秋冬のNECのLAVIEは今回のNEXTとStandardのリニューアルで13モデルが追加となり、全46モデルとなりました..

みなさんもぜひショップにて「NEXT」のソリッドデザインをたしかめてみてくださいね!!

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Cannon Lakeの延期でKaby Lake Refreshを投入 インテル CPUロードマップ

 8月の新製品発表ラッシュを経て9、10月に実際に新製品が投入され、一応一段落した感のあるインテル製品。厳密にはCannon Lake製品の投入がまだではあるが、このあたりで一度ロードマップを更新し、新情報をまとめておきたい。

2016年~2018年のインテルCPUのロードマップ

Kaby Lake Refreshの投入で
Cannon Lakeまで時間稼ぎ

 まずの第8世代Coreシリーズについてだが、まとめると以下の3種類が混在することになる。

  • 10nmプロセスを利用した、モバイル向け(Cannon Lake)
  • 14nm++プロセスを利用した、デスクトップ向け(Coffee Lake)
  • 14nm+プロセスを利用した、モバイル向け(Kaby Lake Refresh)

 通常このロードマップ連載ではデスクトップのみ扱っているので、モバイル向けはあまり細かく紹介していない。いい機会なので、今回細かく触れてみたい。

 まず本来なら10nmプロセスに基づくCannon Lakeのサンプル出荷がそろそろ始まるはずだった。最近は「本来」というがいつの「本来」なのかわからなくなりつつあるのだが、少なくとも昨年の今頃は、まだCannon Lakeが2017年内量産出荷の予定だったことは間違いない。

 ところがこの10nmプロセスが予定より遅れるという見通しが出てきたことで急遽Cannon Lakeまでの中継ぎが必要になった。

 ここで問題になったのは構成である。従来、35W/45W枠の製品については、最大4コアのKaby Lakeを投入していた。たとえばCore i7の場合、7700HQ/7820HQ/78820HK/7820HQ/7920HQの5つがラインナップされているが、いずれも4コア/8スレッド構成になっており、こちらは問題なかった。

 問題はTDPが15W/28WのUシリーズの方である。こちらは動作周波数を下げただけではもちろん追いつかないため、2コア/4スレッドにすることで対応していた。

 ただCore i5グレードはともかく、Core i7グレードではさすがに非力という声が聞こえてきていた。AMDのRyzen Mobileは4コア/8スレッドと想定されており、これが15WのTDP枠でリリースされることが予定されているため、2コア/4スレッドでは勝負にならない。

 もともとCannon Lakeの世代ではモバイル向けの4コア化が規定路線であり、これでRyzen Mobileを迎え撃つ予定だったのが、Cannon Lakeが遅れてしまったことでこの予定が狂ってしまった。

 といっても、手持ちの弾はあまりない。Coffee Lakeは後述の通りおそろしく消費電力が上がるので、モバイル向けには到底使えない。となるとKaby Lakeをどうにかするしかない。結果、4コアのKaby Lakeをそのまま流用する形で新しいUシリーズをラインナップすることになった。これがKaby Lake Refreshである。

 このKaby Lake RefreshはCore i7-8550U/8650UとCore i5-8250U/8350Uの4製品である。

Kaby Lake Refreshは、Core i7-8550U/8650UとCore i5-8250U/8350Uの4製品

 Core i5についても4コア/8スレッド構成になっており、違いは動作周波数と3次キャッシュ容量(8MB vs 6MB)だけなのは、Ryzen 5グレードのRyzen Mobileの性能を上回れるようにという配慮と思われるが、逆にインテルの中でCore i7とCore i5の性能差が縮まってしまうという問題を抱えた。

 おそらくはワンポイントリリーフなので今回はあえて目をつぶった形で、Cannon Lake世代ではこのあたりがまた変わるのではないかと思われる。

 余談だが、Kaby Lake Refreshはパッケージそのものは42×24mmのFCBGA 1356で、これは従来のUシリーズと同じである。したがって、Kaby LakeのHシリーズ(こちらは42×28mmのFCBGA 1440)をそのまま流用したわけではなく、従来のUシリーズ用のパッケージに載せ直した形である。

 またeDRAMを搭載したSKUは存在しないため、Iris Graphics搭載SKUはこの世代ではないことになる。つまりグラフィック性能に関してはむしろ落ちているわけで、それをよしとするほど追い込まれていると見ることもできる。

 また、第7世代のeDRAM未搭載のUシリーズ製品と比較しても、動作周波数が1GHzほど落ちており、シーンによっては従来より性能が下がることも考えられる。

 加えて言うと、なぜかKaby Lake Refreshでは最大ターボ・ブースト周波数が大幅に引き上げられている。この結果として、熱設計そのものは従来の15Wのもので動作するが、電力供給に関してはピーク時に従来より多めの電力を供給する必要があり、これもあって再設計が必要とされるそうだ。





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いよいよ10月17日「Windows 10」秋の大型アップデートで何が変わる?

ズバッと解決! Windows 10探偵団
第330回

10ポイントを徹底紹介

2017年10月16日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

Windows 10 Fall Creators Updateで変わる10項目をチェック!

 10月17日から日本を含む全世界で順次、2017年で2度目となるWindows 10の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」がリリースされる。今回は、これまでInsider Previewで一足早く導入されてきた、Fall Creators Updateの新機能や改善点、削除された機能などをまとめて紹介する。

※動作確認と画面キャプチャーはWindows 10 Insider Previewで作業しています。

変更ポイント1
Fluent Designがスタートメニューに導入された

 マイクロソフトの新デザインシステム「Fluent Design」は「Build 2017」で発表された。Windows 8ではMetroデザインが採用されたが、タッチに特化したデザインで不評だった。「Fluent Design」はクロスプラットフォームに対応しつつ、インタラクティブに使えるようになっている。もちろん、3Dにも対応する。イメージはマイクロソフトがYouTubeに投稿した動画「Microsoft Fluent Design System」で確認できる。

 まだ本格的に導入されているわけではないが、Fall Creators Updateではまずスタートメニューに導入される。アプリ名にマウスポインタを乗せると強調表示になるのは前と同じだが、ポインタに光がフォーカスされている。そして、ポインタを動かすと、光が当たっている部分も動くのだ。また、細かい部分のみの対応だが、今後はWindows 10のシステムからアプリにまで採用されていくことだろう。

マイクロソフトが提唱する新しいデザイン体系の「Fluent Design」。画面はYouTubeより

スタートメニューの項目にポインタを合わせると、光が当たっているような効果を確認できる

変更ポイント2
Edgeブラウザーの機能が大幅に強化された

 Windows 10の標準ブラウザーであるEdgeの機能が強化された。Chromeなどほかのライバルブラウザーではすでに搭載済みの機能も多いが、できることが増えるのは歓迎だ。

EPUBを表示できるようになった

お気に入りを階層間できるようになった

 EPUBを表示したり検索できるようになったので、電子書籍の閲覧にも利用できる。もちろん、目次は利用できるし、音声読み上げも可能。お気に入りは階層化できるようになったうえ、ブックマークの編集もその場で行えるように。任意のウェブページをタスクバーにピン留めしたり、PDFのフォームには直接入力できるのも便利。F11キーで全画面表示したり、複数のタブをまとめてお気に入りに追加するなど、基本操作もブラッシュアップされている。

URLをその場で編集できるようになった

タスクバーに好みのウェブページをピン留めできるようになった

より多くの設定をインポートできるようになった

 また、IEやChromeからは、ブックマークだけでなく、閲覧の履歴やクッキー、パスワード、設定なども引き継げるようになったので、乗り換えも簡単だ。





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iOSとAndroid向けのEdgeがお目見えした

ズバッと解決! Windows 10探偵団
第329回

Android版は近日公開予定

2017年10月15日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィS Factory 編集●E島/ASCII

 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

iOS版とAndroid版のEdgeブラウザーアプリが発表された

監視報告
iOSとAndroid向けのEdgeがお目見えした

 2017年10月5日、マイクロソフトはiOSとAndroid向けのEdgeブラウザーを発表した。Windows 10 Fall Creators Updateで搭載される「Continue on PC」(「第298回 iPhoneからWindows 10にウェブページがシェアができるようになった」を参照)に対応し、スマホアプリで見ているウェブページを、PCに飛ばすことができる。出勤中に見ていたウェブページの続きを、オフィスの席に着いてから読めるようになるのだ。

スマホで閲覧しているウェブサイトをPCに表示できる。※GIFアニメが表示されない場合は、ASCII.jpをPC表示にしてご覧ください

 iOS版はすでに「TestFlight」のプレビュー版として公開されており、Androidのプレビュー版も近日公開予定。マイクロソフトのサイト(https://www.microsoft.com/en-us/windows/microsoft-edge-mobile)から登録しておけば、公開時に通知がもらえるようになる。どちらもまずは英語のみの対応で、正式版の公開は年内予定とのこと。

Android版を利用するならマイクロソフトのサイトから登録しておこう

 今回のEdgeアプリのリリースは、Windows 10ユーザーがスマートフォンでも快適にウェブを閲覧できるように、という方針。Windows 10 Mobileの状況が芳しくないので、Windowsを忘れないでね、というアピールのようにも感じられる。

 ちなみに、マイクロソフトの副社長Joe Belfiore氏は10月9日のツイートで、「Windows 10 Mobileのバグ修正などのサポートは続けるが、新機能や新端末の開発にはフォーカスしない」と言及している。

これでズバッと解決!

 iOSに対応するEdgeのプレビューアプリが公開された。Android版も近日公開予定。

 Windows 10探偵団は毎週、月・水・日に更新します。お楽しみに!

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マイクロソフト版のOpenSSHをWindows 10にインストールする

Windows Info
第102回

2017年10月15日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII編集部

Anniversary Updateで動作環境が整った

 OpenSSHは、Secure Shellプロトコルを利用するためのオープンソースソフトウェア。OpenBSDプロジェクトが開発の中心を担う。このOpenSSHには、SSHクライアント/サーバーの両方が含まれるが、GUIアプリではなく、コンソールウィンドウの中で実行するコマンドラインプログラムである。

 OpenSSHは以前より存在していてWindowsでも利用できたのだが、Windows側に問題があってSSHクライアントとしての利用が制限されていた。

 というのも、Windows 8まではコンソールウィンドウ内のエクスケープシーケンスがサポートされておらず、たとえばLinuxマシンに接続したとしても、Linuxアプリケーション側からは、画面制御が行えない「ダム端末」として使わざるをえず、たとえばスクリーンエディタなどを使うことができなかった。

 しかし、Windows 10 Ver.1607(RS1、Anniversary Update)でWindows Subsystem for Linuxが導入されたとき、Windowsのコンソールウィンドウでエスケープシーケンスが利用できるようになった。このためにOpenSSHを使って、Windows 10からLinuxなどのスクリーンエディタの利用が可能になった。さらにはOpenSSHをサーバーとしてもクライアントとしても利用できる。ここでは、OpenSSHのインストールについて解説する。

実際にダウンロードとインストールを行なう

 マイクロソフトが移植を行なったOpenSSHは、以下のURLから実行バイナリを入手可能だ。

https://github.com/PowerShell/Win32-OpenSSH/releases

 配布はZIP圧縮ファイルで、その中に必要な実行ファイルなどが含まれている。32bit版、64bit版、デバッグ用のシンボル付き、シンボルなしといったファイルがあるが、通常はシンボルなしの「OpenSSH-Win32.zip」または「OpenSSH-Win64.zip」のどちらかを選ぶ。前者は32bit版、後者は64bit版である。各自の実行環境に合わせて選択する。

 適当なフォルダを作ってその中でZIPファイルを解凍すれば、インストール自体は終了する。ただし、OpenSSHではインストール先フォルダ内に必要な情報をファイルとして保存するため、書き込み制限のあるフォルダーには置かないほうがよい。

 また、Program FilesやProgram Files(x86)フォルダには、書き込み制限がかけられていて、かつ過去のアプリケーションとの互換性のためにフォルダ仮想化の仕組みが働くため、ファイルが別の場所に置かれてしまう。そうなると、システムの移行時などに必要なファイルを探さねばならなくなる。

 なので本記事では、わかりやすくCドライブのルートフォルダーに「OpenSSH」というフォルダ(C:\OpenSSH)を作り、そこにインストールすることにする。もちろん、自由にフォルダを設定してかまわないが、その場合には、以下のコマンドなどで指定されているパスを自分の環境に合わせて書き換えて使用していただきたい。

 設定は、サーバーを動かす場合にのみ必要だが、Windowsマシンであっても、サーバーを動かす価値はある。ルーターのファイアウォール機能などを正しく設定すれば、インターネット側からでもアクセスが可能だし、ローカルネットワークでも、コマンドラインで済むような仕事ならいちいちリモートデスクトップを開いたり、他のマシンの前へ移動する必要もない。

 万が一、Windowsがマウスで操作できなくなっても、SSHによるリモートログインは動作できる可能性があり、コマンドラインからtasklist、taskkillコマンドで問題のあるプログラムを終了させることで、再び操作できるようになる可能性もある。これは、従来ならWindows付属のtelnetサーバーで同様のことが可能だったのだが、このtelnetでは、平文パスワードかNTLM認証しかなかったため、外部に持ち出すマシンに設定するのはセキュリティ上の問題があった。しかし、OpenSSHならば、セキュリティ上の問題も軽減できる。

 もちろん、開発者モードをオンにすると自動的に動き出すServer Broker版のSSHサーバーを使ってもいいのだが、情報がなく、たとえばクライアントの公開鍵をサーバーに登録する方法さえわからない(そもそも可能なのかどうかを含めて)。なので、SSHサーバーを動作させるならOpenSSHに切り替えた方がいいだろう。

OpenSSHを設定する前にしておくこと

 まず、「設定」→「更新とセキュリティ」→「開発者向け」で「開発者モード」を選択する。

開発者モードをオンにする。OpenSSHには直接関係ないが、開発者モードをオンにすることでPowerShellの実行ポリシーの設定がGUIからできるようになる

 これにより、GUIを使ってPowerShellの実行ポリシー切り替えが可能になる。そして、前回の記事を参考にしてServer Broker版のSSHサーバーを停止(開発者モードがオンの場合)させ、状態を「無効」として起動しないようにする。なお、Future Updateを適用するとServer Broker版のSSHサーバーの状態が「手動」に切り替わり、起動される場合があるので注意すること。

 また、MS版OpenSSHでは、設定にPowerShellを使う。このため、PowerShellの実行ポリシーを変更してローカルファイルの実行に、署名のないスクリプトファイルを利用できるようにする必要がある。「開発者向け」には、「PowerShell」という項目があり、ここに「署名せず……」というチェックボックスがある。

「設定」→「更新とセキュリティ」→「開発者向け」にある「PowerShell」の「適用」ボタンを押して、PowerShellの実行ポリシーを変更する

 この下にある「適用」ボタンを押しPowerShellがローカルファイルを署名なしで実行できるようにする。

 次に設定を確認する。それには、PowerShellを起動し、「Get-ExecutionPolicy -List」を実行する。「Current User」の横に「RemoteSigned」と表示されればOKである。

PowerShellを起動して「Get-ExecutionPolicy -List」コマンドの実行結果で「Current User」の右側が「RemoteSigned」になっていればOK

 なお、同じことは手動でも設定可能だ。それには、Win+Xキーで開くメニューやスタートメニューからPowerShellを管理者権限で起動し、以下のコマンドを実行させる。

実行ポリシーの変更を手動で行うなら、「Set-ExecutionPolicy」コマンドを使う。結果のチェック方法は同じ

Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser RemoteSigned

 この「RemoteSigned」とは、ネットワーク経由でのスクリプトファイルの実行には、署名がつけられている必要があるが、ローカルのスクリプトファイルでは署名が不要という意味だ。

 次にコマンドラインから使いやすいように、OpenSSHをインストールしたパスをPath環境変数に登録する。このようにすることで、コマンドプロンプトウィンドウでは、フルパスを設定することなく、OpenSSHのコマンドが実行可能になる。

 「コントロールパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数ボタン」で、環境変数のダイアログボックスを表示させる。2つのリストがあるが、上がユーザー個人の環境変数設定、下がシステム全体の環境変数設定である。

 複数のユーザーアカウントからOpenSSHを使う可能性を考え、下の「システム環境変数」で「Path」を選択して「編集」ボタンを押す。Path環境変数に登録されている実行ファイルのサーチパスがリスト形式で表示されるので、「新規」ボタンを押して、OpenSSHのインストールパス(C:\OpenSSH)を入力する。

 これで、OpenSSHのパスが設定され、以後、開くコマンドプロンプトウィンドウでは、OpenSSHコマンドを呼び出すことができる。基本的には、この状態でOpenSSHクライアントであるssh.exeが実行できるようになる。簡易な使い方としては、接続先のIPアドレスやLAN内のホスト名を引数にして

ssh PC1

などとすることで、SSHサーバーの動作している他のマシンに接続できる。

パス設定をすれば、SSHクライアントであるssh.exeの実行が可能になる

 ここまででとりあえず、クライアントが動作するようになったので、次回はサーバー側の設定を解説する。



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「2025年までに40TB」ウエスタンデジタルが超大容量HDD技術を発表

HDDは滅びぬ!何度でも蘇るさ!

2017年10月13日 20時15分更新

文● 天野透/ASCII

 米ウエスタンデジタルは10月11日(現地時間)、「Innovating to Fuel the Next Decade of Big Data(ビッグデータの次の10年に向けたイノベーション)」と題するイベントをシリコンバレーの本社で開催し、マイクロ波アシスト磁気記録(MAMR)方式による超大容量ハードディスクドライブ(HDD)に関する新技術を発表した。

 HDD容量をさらに拡大するためには、書込みヘッドの小型化と、ビット情報を記憶する磁性粒子の極小化を必要とする。データの書き込み動作には一定の磁力をかけて、ディスクの粒子を上下方向のいずれかに整列する必要があるが、従来は書き込みヘッド付近の小型磁石による磁場で粒子を整えていた。

 課題はより弱い磁界でも粒子の整列に十分な磁界を発生させられるかという点。ディスク自体が低保磁力で製造される場合は低エネルギーでも粒子を整えられるが、ディスクの粒子は熱の影響を受けやすくなり、磁石が不意に反転してデータを失う可能性がある。したがってディスク容量を増やすには、ディスクは熱による磁力の不安定性を克服するのに十分な保磁力、ヘッドは低磁力で書き込み可能な性能という、相反する要素が要求されていた。

 MAMRはヘッドの書き込み磁極付近にスピントルク発振器(STO)を置いてマイクロ波を発生させ、従来よりも低い交流磁場を一時的に生成してディスクに垂直データを書き込むというもの。基礎理論は業界や学会で知られていたが、実際のヘッド製造に成功したメーカーはなかった。今回同社はSTOの製造技術と「Damasceneプロセス」と呼ばれる独自のヘッド成形技術を柔軟に組み合わせ、高信頼性と大容量を実現した小型STOを搭載するヘッド構造を開発したという。

 同社のテストによると、耐久性試験では平均してMAMRヘッドがHAMR(熱アシスト磁気記録)ヘッドの100倍良好だったとしており、書込み寿命時間の試験では99.99%のMAMRヘッドがHAMRヘッドより数桁以上も優れた結果を記録したという。学会の研究によると、MAMRには面積密度を4テラビット/平方インチまで拡張可能とされている。

 イベントでは同社技術者やカーネギーメロン大学のジミー・ズー教授によるプレゼンテーションが開かれたほか、MAMR方式によるHDDのデモンストレーションも披露された。同社はMAMR方式の超大容量HDDは、データセンターなどのエンタープライズ向けとして2019年から出荷開始予定とアナウンス。ヘリウム封入技術などを組み合わせることで記録密度をさらに向上させ、2025年までに容量40TB以上のHDDを開発し、その後もさらに拡大を続けるとしている。

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プリンストン、白色LEDバックライト搭載19.5型と21.5型の液晶ディスプレー

パーソナル向けとオフィス用をラインアップ

2017年10月13日 16時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

「PTFBDF-20W/PTFWDF-20W」

 プリンストンは10月13日、白色LEDバックライト搭載の液晶ディスプレーを発表した。一般向け19.5型の「PTFBDF-20W/PTFWDF-20W」および、法人向け21.5型の「PTFBDE-22W/PTFWDE-22W」の2製品で、いずれも10月23日発売。

 PTFBDF-20W/PTFWDF-20Wは、表示解像度1600×900ドットの19.5型ワイド液晶を採用。白色LEDに加えてブルーライト低減モードなどを搭載。映像入力はDVI-D×1とD-Sub×1。ステレオスピーカーも内蔵する。

 本体サイズはおよそ幅473×奥行き180×高さ376mm、重量はおよそ2.7kg(いずれもスタンド含む)。スタンドは取り外してVESAマウントで壁掛け/ディスプレーアームを利用可能。実売予想価格は1万4904円。

「PTFWDE-22W/PTFBDE-22W」

 PTFWDE-22W/PTFBDE-22Wは法人向けに販売されるモデル。解像度1920×1080ドットの21.5型液晶パネルを装備、LEDバックライトを採用し、ブルーライト低減やフリッカー削減機能を搭載。ベゼル幅9.7mmの狭額縁デザインを採用することで画面サイズに比べて設置面積が狭いのが利点。

 映像入力はHDMI×1、DVI-D(HDCP対応)×1、D-sub×1。ステレオスピーカーも内蔵する。本体サイズはおよそ幅497.2×奥行き168×386.7mm、重量はおよそ2.9kg(いずれもスタンド含む)、スタンドは取り外し可能で背面にはVESAマウントを装備する。価格はオープンプライス。

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FRONTIER、第8世代CPUインテルCore i7-8700K搭載のハイエンドPCを発売

最新6コア12スレッドの処理性能でゲームにも実用用途にも

2017年10月13日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

 インバースネットは10月12日、FRONTIERダイレクトストアで発売する「ハイエンドGBシリーズ」に第8世代CPUインテルCore i7-8700K搭載モデル「FRGBZ370/87K」を追加。10月13日に発売した。

 CPUにインテルCore i7-8700Kを採用するほか、メモリー32GB(最大64GB)、ストレージにはM.2 SSDを512GBと2TB HDDを搭載。グラフィックスカードにはNVIDIA GeForce GTX1080Ti(11GB)やDVDマルチドライブ、80PLUS GOLD(850W)電源を装備する。

 キーボードおよび光学式マウスも付属する。価格は28万584円。